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南部アフリカ旅行記(11)


2018年1月28日(日)


飾りつき見出しサンプル
 明けて1月28日いよいよ帰国の日である.この日の朝もゆっくりで7時過ぎに起床,身支度をして朝食会場に行った.昨夜は肉をがっつりといただいたという反動で,今日の朝食は野菜中心のさっぱりスタイルである.で,ジュースが並んでいるブースを眺めていたら,なんと!スパークリングワインもあるじゃないですか.さすが5つ星と感心しながらいただいたのは言うまでもない(朝食のワインというと2006年ウィーンで泊まったグランドホテルを思い出す.そういえばあそこも5つ星ホテルだった).
 食後はマンデラ・スクエア周辺を散歩,治安が悪いとされるヨハネスブルクの一角をこんなにのんびり歩いているのがなんか不思議な気分になった(まあ,この一角のみ別格ということなんだろうが).
 そして10時30分ロビーに集合,チェックアウトを済ませて再び外に出る.
   

朝食会場

野菜中心の朝食

朝っぱらからスパークリングワイン
   


ライオンパークへ
 本来この日の日程はエクストラのため(当初10日間だったツアーが航空会社の都合により1日延長になったため),事前の日程表では特に観光の予定は入っておらず自由行動扱いになっていた.しかしヨハネスブルクで自由行動といわれて,「承知しました」と自分でほいほい動ける日本人は少数派だと思われる.ここはぜひ主催側で何か用意して欲しいと思ってたところ,この日は郊外のライオンパークへのオプショナルツアーが開催されることになった(今回のツアー参加者全員が参加).

ホテルの外観
 
 ライオンパークは郊外にあるサファリ型動物公園である(日本で言えば富士サファリとかアドベンチャーワールド的な感じ).名前から想像がつくようにライオンがメインではあるが,その他の動物もいるようだ.元々は別の場所にあったこじんまりとした施設だったが,近年大規模化して今の場所に移転したらしい.
 ホテルからバスに乗り郊外へ向かう.ライオンパークまでは1時間ほどで着くとのことだ.車内ではガイドさんによる南アフリカの政治経済の話が始まる.数日前もそうだったが,本当に濃厚な解説で感動する(世界史や現代政治に興味がある人にとっては非常にためになるが,一方でそういうのに関心がない人にとっては睡眠作用しかないのかもしれない 笑).
 


ゲームドライブ
 11時30分頃にライオンパークに到着,受付を済ませて中に入り,まずはゲームドライブである.柵のついたトラック改装型のバスに乗り込んで動物を観察する趣向である.オカバンゴなどの自然公園ではオープンカーでのサファリもあるが,ここのような飼育下にあるところの動物はある意味人慣れしているので却って危険なためらしい.日本にあるサファリ同様,草食獣ゾーンと肉食獣ゾーンとに分けられており,草食獣ゾーンにはレイヨウ類,キリン,シマウマのほかダチョウの姿も見られた.肉食獣エリアのメインはやはりライオンで,通常のタイプのほかホワイトライオンの姿もある(アルビノなのか白変種なのかは不明).それにしても日中のライオンは本当に気だるそうにしている(そこには百獣の王の面影はない 笑).ライオン以外にはハイエナの姿が見られた.

ライオンパーク

ここが受付
 

この車でドライブ

シマウマとダチョウ

キリンです
 

気だるそう

こちらはホワイトライオン

ハイエナ
 


ふれあいコーナー
 ゲームドライブの次はライオンパーク名物のライオンと触れ合うコーナー.ライオンの子供に触れるという企画である.以前はライオンを抱っこできる趣向だったが,動物愛護の観点等から今のスタイルになったものらしい.一組ずつ順番に触れ合う.ライオンは頭を触ってはいけないらしく,主に背中をなでる感じとなる.子供なので猫感は強いものの,怒らせたら怖いだろうなと思いながら触れていた.
 ここで別料金になるがチーターと触れ合うコーナーもあると聞き,行ってみることにした.こちらは子供ではなく立派なチーターである.ライオンとは違って頭を触るの可,特に尻尾をさわると喜ぶらしい.我々が触るとしきりに尻尾を揺らしていた(喜んでいたのだろうか).ライオン同様チーターも日中は気だるそうにしている.
 ふれあいタイムの後少し周囲を散策,直接の触れ合いはできないが大きなダチョウが一羽至近距離に立っていて道行く人の被写体になっていた(その他ワニの姿もあった).
 この後は構内のレストランで昼食,みんな適当に注文し食べることに.ほとんどの参加者は炎天下を避けて室内に入っていたが,私とガイドさんはテラスで南アの歴史話に花を咲かせた.

ふれあいの前後には手を洗います

ライオンの子供に触れる

百獣の王の風格が
 

こちらはチーター

ガチョウ

ワニ
 


香港へ
 ライオンパークの観光を終え,14時30分ごろバスに乗り,そのまま空港へ向かう.とうとう帰国の時というわけで一気に寂しい気分になった.1時間ほどで空港に到着,チェックインはスムーズに完了した.ここで2回にわたり計4日間お世話になったガイドさんとお別れ,南アの歴史や政治経済,文化等勉強になりました.
 そのままセキュリティ,出国審査を抜けて出発ロビーにでる.若干時間があったのでラウンジに行き例によってワインをいただいた.時間になったのでゲートへ,ちょうど搭乗が始まった頃だった.乗り込んだ飛行機はA340-300,座席配置が2-4-2の2人掛けだったので長距離路線では気が楽だ.
 17時20分機体が動き始めまもなく離陸,香港到着は12時間後である.安定飛行に入り飲み物のサービス開始,水と白ワインをいただいた.その後食事の時間,自分が選択したのはビーフライスである.食後機内が暗くなり就寝モードへ,さすがの自分も疲れがたまっていたのか眠り込む.
 気が付いたらモニターのフライトマップがインド洋上空,インドネシアに近いところまで来ていた.結構眠ったらしい.やがて2回目の食事(香港時間に合わせると昼食ということになる)が出る.今回はエッグとヌードルの選択ということでヌードルにした(中華風焼きそばという感じ)
 食後しばらくして着陸態勢に入り,無事香港国際空港に到着した..
   

1回目の食事

目覚めた時のフライトマップ

2回目の食事
   


帰国へ
 香港到着後は人々の流れについていき,トランジットの方向へ.セキュリティ,パスポートコントロールを抜けて出発ロビーに出る.例によってラウンジに向かうが,途中に「龍馬精神」と書かれた看板があり,「坂本龍馬も国際的になってきたなぁ(笑)」などと考えていた.
 香港時間15時ごろ搭乗開始,今度はANA機である.乗務員も日本人メインですごく懐かしい気分になった.その後離陸して安定飛行,現在日付は1月29日月曜日,今回の旅行は21世紀に入ってから最長(11日間)だった.出発したのがはるか昔のような気がして感慨深く思った.そして夜8時過ぎ無事成田空港に着陸した.
   
完 明日からまた日常の生活    

龍馬精神!

懐かしのANAの機内食

成田空港に帰還
   
   



 

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