出発後しばらくはウルバンバ川に沿って走っていく.街道筋には小さな町がいくつもあるのだが,途中オロペサという町でガイドのアレックスが巨大なパンを買っていた.ここはパンが有名な街なのだそうだ(休憩時間に参加者みんなでいただいた).その後途中で休憩を入れながらバスは快調に走っていった(高級毛織物で知られるアルパカがいるポイントもあった).
クスコから140キロ地点にあるシクアニという比較的大きな町を過ぎたあたりから道路は徐々に上り坂になってくる.いよいよ峠筋に入った感じだ.このまま一気に峠に登るのかと思っていたが,バスはその手前にあるアグアス・カリアンテというところで停車,一同下車することになった.アグアス・カリエンテとはスペイン語で熱い水,すなわちお湯のことである.実はここは温泉が湧き出ているスポットなのだった.
道路を横断し,草むらを降りていくと線路があった.日本だと踏切以外で線路を渡ると怒られるのだが,列車の本数が極端に少ない(たぶんJR山田線よりも少ないだろう)ペルーではみんな普通に線路を渡っていく.日本人の本能なのか,素早く渡ろうとする人もいるのだが,添乗員さんが「酸素が薄いですから,決して走らないでください」と声掛けをしていた.そうなのだ,ここは標高4000メートル,富士山の山頂よりも高いところにいるのである.線路を渡るとその先に何やら建物が並んでいた.どうやらここが温泉施設らしい.
受付を通って中に入っていくと,温水プールなど複数の施設があり,地元の人らしき面々が楽しそうに入っていた(もちろん水着着用).その様子を横目で見ながら我々はさらに奥に進んだ.周囲を見るとあちこちに温度の高そうな温泉がゴボゴボと湧き出ている(恐山や地獄谷を彷彿させる景色だ).そんな場所に温泉水が川のように流れている一角があった.ここがいわゆるペルーの足湯スポット,我々も現地の人に交じって足を入れた(ムチャクチャ熱かったが 笑). |
このルートは線路と並行します |
オロペサ名物の巨大パン |
羊がいます |
ワカルバイン湖 |
シクアニの教会 |
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道はウルバンバ川にも並行します |
ビクーニャです
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アルパカ(高級繊維素材 笑)
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テンジクネズミ(クイ) |
さっきのパン |
線路を渡っても怒られません |
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温泉の入り口 |
ここで受付をします |
広々としています |
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ゴボゴボと湧いています |
ペルー式足湯 |
かなり熱いです(笑) |
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ここは38℃の風呂です
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こちらは41℃(こっちの方が人気です) |
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