そんな門から市街地に入って行く.ここには作業小屋や旅行者の宿泊所,水道といった生活のための施設をはじめ,王の別荘・各種神殿といった政治的・宗教的に重要な施設までが整然と並んでいた.興味深いのはそれらの施設の配置である.平野部など標高の低いところでは身分の高い人の家や重要施設は高い場所に,庶民の家などは低い場所にあるのが一般的である(日本の城下町を連想するとよくわかる).しかし,ここマチュピチュでは逆に重要施設は低地に,身分の低い人たちの住居や施設が高地に位置しているのだ.これは高地特有の事情があるからで,高い場所は風や落雷の被害を受けやすく,また生活に必須である水の確保が低地の方がたやすいという意味のようだ.まさに所変わればというわけである.見学の途中で,ワイナピチュ登山のための入り口を発見,大半の参加者はワイナピチュに登るわけではないのだが,みんなここで記念写真を撮っていた(笑)
この日はガイドアレックスの案内で,日時計や主神殿,コンドルの神殿,王の別荘,太陽の神殿といったマチュピチュ遺跡の主要な部分を見学した.遺跡内のあちこちにはにはリャマの姿があったのだが,実はマチュピチュが栄えていた頃にはここにリャマはいなかったといわれている(後に観光用に持ち込まれたらしい). |
石造りの遺跡が並んでいます |
きちんと区画がされています |
一周するだけで結構な距離です |
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先端がインティワタナ(日時計)です |
市街地への入り口の門
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非常に地味な門です |
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ここは倉庫として使われたようです |
遺跡で唯一湾曲した石垣となっている太陽の神殿 |
遺跡最高地点のインティワタナ(日時計) |
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窓からはマチュピチュ山が見えます |
主神殿
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精巧な石組み
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南十字と呼ばれる石(正確に南をさしている) |
太陽の神殿 |
神殿内にある一枚岩の階段 |
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コンドルの神殿にある石 |
王の別荘と呼ばれる石垣 |
ワイナピチュの入り口 |
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一通り市街地を見学した後はいったんホテルに戻って昼食となる.ビュッフェ形式のランチであるが,飲み物のコーナーに日本では見かけなくなった色彩のファンタオレンジがあって嬉しくて取ってしまった(笑).
昼食後は有志の人は遺跡内のインカ道を太陽の門(インティプンク)まで歩いていく企画があったのだが,ランチでワインを飲んでしまった私は酔いが回った上に,これまでの疲労が出てきたために参加せず,そのまま部屋で |
ホテルが遺跡そばなので楽です |
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寝てしまった(爆).起きたら個人的に遺跡に行ってみようかなと考えていたが,午後には本格的な雨が降り始めたために断念,結局夕方にホテル周囲で鳥を観察したりして過ごした.この日の夕食はホテルのレストランで羊肉をいただいた(結局またまたワインも飲んでしまった 笑). |
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