昼食後は再び博物館見学となる.一般に日本からやってきてリマを観光するツアーでは,日本人実業家でアンデス文明研究家でもある故・天野芳太郎氏が研究収集した標本等を展示した天野博物館を訪問するパターンが多い.我々のツアーも本来ならばそうだったのだが,今日,土曜日は天野博物館休館の日なのだった.ということで,代わりに訪問したのがラファエル・ラルコ・エレーラ博物館(ラルコ博物館)である.ここはアンデス研究家のラファエル・ラルコ・ホイエ氏が収集した,主としてペルー北部のモチェ文化の遺物を展示している博物館である.
昼食会場のあったミラフローレス地区から海岸沿いに北上,途中から内陸に入って20分ほどで到着した(プエブロリブレ地区).この博物館は一見小高い丘の上に立っているように見えるのだが,実はただの丘ではなく,7世紀のプレインカ時代のピラミッド遺跡なんだそうである.敷地内に入ってみると,緑の多さに驚いた.
内部はインカやプレインカ時代各地の文化における土器や石の彫刻,織物,金銀の装飾品などが多数展示されていた.主要な展示品には各国語での解説文が添えられているのだが,日本語の解説もあってわかりやすかった.
この博物館で面白いのは,18禁(?)の別館である.これは性をモチーフにした土器を集めて展示しているコーナーで,人間の本性は時代や世の東西を問わないことが実感できた(笑). |
ラルコ博物館 |
膨大な収集品です |
二つとして同じ顔がありません |
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石を掘った仮面
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この博物館を代表する器
(モチェ文化) |
サンタ文化の土器
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チャンカイ文化の土器 |
ティワナク文化の土器 |
インカ帝国期の壺 |
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ナスカ文化の土器 |
ワリ文化の土器 |
不思議な形をしています |
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石像です |
パラカスの大布 |
ワリ文化影響下のナスカの布 |
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石柱 |
断崖から突き落とされる生贄 |
擬人化された土器
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擬人化された土器
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宝飾品の数々
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黄金の頭飾り |
貝殻とクリソコラの
胸当 |
トルコ石と黄金の
胸当 |
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黄金の飾り
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トルコ石と黄金の
飾り |
このグリーンは
翡翠? |
頭飾り
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エロチック土器@ |
エロチック土器A |
エロチック土器B |
エロチック土器C |
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