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ナミビア旅行記(2)


2008年9月15日(月)


空港にて

 今回の我々の旅行は香港経由である.成田空港を出るアジア方面行きの便は夕方に出るものが多く,今回搭乗する予定の便も例外ではない.そして今年から我々の住居は関東になっているため,成田までは(今回もクレジットカードの旅行デスクに企画を丸投げしている)デスクの送迎サービスを利用することにした.ようはハイヤーである.
 この日の午前中までにすべての準備を完了し,近所のラーメン屋で昼食を済ませた後自宅まで来てくれたハイヤーに乗り,いざ出発である.近所のICから高速道路に入り,途中小田原厚木道路,東名高速,首都高速を経由して成田空港第1ターミナルビルに到着した.
 空港のJTB専用カウンターへ行き手続きをすることになるのだが,まずここで添乗員さんと初顔合わせである.今回のツアーではあと4人,つまり我々も含めると計6人(と添乗員1人)での参加となるのだが,最終的な全員との顔合わせはヨハネスブルクに到着してからということであった.
 今回は夏休みに我が家で出かける旅行としては初の団体ツアーであるが,行き先がかなりマニアックな場所であるがゆえに,他の参加者はかなり旅慣れた人たちであろうことは容易に想像できた(「初めての海外旅行がナミビアだった」という人はあまりいないと思う,たぶん).Kと「他にどんな人たちが参加するんだろうね」と話したりしながらセキュリティチェックやら出国手続きやらをいつものように済ませた我々であった.
 その後免税店で緊急用のウィスキー(要は夜中に急に酒が飲みたくなった場合用の予備 笑)を購入して登場ゲートに向かった.そして定刻となり全日空911便で香港へと飛んだのである.
 


初めてのアフリカ

 香港に着いたのは夜10時半になろうとする頃である.乗り換え時間は約1時間20分と結構短い.自分たちだけなら5年前のオスロの危機の再燃に恐怖するのだが,添乗員さん付きのツアーなので安心である(笑).案内されるままにやや急ぎ足でゲートに向かった.そしていよいよヨハネスブルク行きのSA287便に搭乗である.南アフリカ航空の機内は,我々が今までに乗った他の飛行機に比べ,エコノミークラスでも一人分のスペースが比較的広いような気がした.また機内には深夜の便ということもあるのか,アイマスクなどと一緒に歯磨きセット(歯ブラシと歯磨き粉)もセットされていたのがありがたかった.見渡すと乗客の大半は非アジア系の人々だった.
 香港−ヨハネスブルグは直線距離でも1万キロを越える世界でもトップクラスの長大路線である.これから約13時間という長〜いフライトになるのだが,深夜の便なのでほとんど寝るばかりである.途中で機内食も出たのだが,特に夜の機内食は直前に香港行きの機内で食べたばかりということもあり,ほとんど食べられなかった(Kはパンだけにしてもらっていた).そうして機内での時間をほとんど睡眠時間として過ごしているうちに,飛行機は翌朝無事にヨハネスブルク国際空港に着陸したのであった.

ヨハネスブルグ国際空港到着

世界中どこにでもあるコカ・コーラの自販機

各地に向かうたくさんの便が
 
 さてヨハネスブルクといえば,「現在紛争状態にない地域の中で,最も治安の悪い都市」としてあまりにも有名であるが,着陸直前の機内から街を見下ろした限りでは,一見普通の大都市のように見える.しかし旅行者が何も考えずに一人で歩いたら,間違いなく金目のものを奪われ,あるいは強盗に襲われるであろうことは容易に想像できる.普通の都市に見えるからといって,決して不用意に歩いてはならない(尤も,我々はすぐにウィントフックに向かうので,空港から外には出ないのだが).
 ヨハネスブルクの空港で,いよいよ今回のツアーの参加者の顔合わせである.我々以外の参加者は,小学生時代からの長い付き合いだという,もうすぐ還暦という男性2人組(漫才コンビのようないい味を出している2人組であった),一人参加の年配の女性,やはり一人参加の若い女性である.みんな我々とは比べ物にならないほど旅慣れた人たちばかりである.このメンバーと添乗員の女性,熟練した人たちばかりで,かなり楽しい旅になりそうである.この後は一時解散となり,次の集合時間までは自由行動となった.我々は早速空港のラウンジへ行ってみることにした(Kはここで早速シャワーを浴びていた).ラウンジでしばしくつろいだ後,再集合していよいよウィントフック行きの便SA074便に搭乗である.
  飛行機は無事にヨハネスブルクを飛び立ち,快晴の空を一路北西に向かった.約2時間のフライトでナミビアの首都,ウィントフックである.さすがに乾季だけあって飛行中周囲は雲ひとつない晴れ,下界の様子もよく見えた.一方機内では我々が座っているエコノミークラスと,その前方にあるビジネスクラスとでは,さすがにサービスの差が違うのがよくわかる.我々の座席からその様子がよく見えたのだが,機内食やドリンクのサービスの仕方が,ビジネスクラスだととても丁寧であることがよく見えるのであった(飲み物の器もエコノミーはプラスチックの使い捨てカップだがビジネスはガラス製だし 笑).
  そんなこんなで我々はナミビアの空の玄関口,ホセア・クタコ国際空港へと降り立ったのであった.
 



 

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