飛行機からはタラップで降り,そのまま歩いて空港のターミナルに向かう.空を見上げると雲なんて影も形もないほどの快晴である.気温はそれほど高くはなくむしろ涼しいくらいだ.一方で空気は非常に乾燥しているらしく,早くも口の中が乾いてきた.
ターミナルに入るとまずは入国審査になるのだが,日本のパスポートを持った善良そうな人間のためか(笑)驚くほどスムーズに完了した.その後スーツケースを受け取るためにターンテーブルの前で待機する.我々のスーツケースはすぐに出てきたが,同じツアーのほかの人のがなかなか出てこない.ロストバゲージだったらいやだなあと少し心配になったが,しばらく待っているとようやく出てきたので一同ひと安心,税関では特に申告するものがあろうハズもなくそのまま緑のランプのところを通過した(この辺は万国共通なようだ).
続いて添乗員さんに促されて両替所へと進む.ナミビアの通貨はナミビアドルであるが,この国での両替は日本国内,特に空港などで日本円から米ドルやユーロに両替するようにはすんなりとはいかない.空港の両替所に並んで両替をしてもらうのだが,これが結構時間がかかるのである.こっちは少しイライラしてくるのだが,係員はこれがナミビア流なのかいたって平気な顔でのんびりと作業をしている(笑).
かなり待たされてようやく両替は完了した.ちなみにナミビア国内ではナミビアドルと隣国南アフリカの通貨ランドとが1対1対応しており,両方同じように使えるのだそうだ(逆に南アフリカに行くとナミビアドルは必ずしもランドと等価で使えるわけではないらしい).この後は送迎の車に乗ってホテルへと向かうことになる.
空港の外へ出ると,サファリカーのような形体の四輪駆動車と共に,体格の良い白人系の若いお兄さんが待っていた(後で聞いたところでは,彼はまだ20代らしい).これがレイノ君で,この時から丸々一週間我々と行動をともにしてくれる現地ガイドなのだった.見たところ感じのよさそうな青年である.
対面を済ませた後さっそく車に乗り込むのだが,ここウィントフックは晴天(まさに大晴れ),カッと照りつける太陽が熱い.我々が乗る車はちょうどサファリカータイプ,よく見るとルーフが開ける構造ではないか.そこで我々は添乗員さんとともに,このルーフを開けて走ろう!と,作業に取り掛かったのであるが….残念ながらレイノ君に「ダメ」といわれてしまい(どうも一般道では,ルーフを開けて走行してはいけないらしい),残念ながらルーフは元のように閉じることになった(泣).
空港を出発した自動車はしばらくサバンナのような風景の中を走っていく.これだけ見てるととても一国の首都に向かっている感じはしないのだが,しばらくすると周囲に建物が見え始めあっという間に町の中心部に入っていった.
まず目指すのはこの日の宿泊先である,「サファリ・コート・ホテル」である.すでに時刻は午後3時近くになっているのだが,ここのレストランで遅い昼食を摂ることになっているのだ.ランチメニューはハンバーガーとサンドイッチ程度という軽食ではあったが,ハンバーガーを注文してみるとこれがまたでかい!かなりのボリュームである.食事とともにビールも頼んだが,このとき出てきたビールがこの後何度もお世話になるウィントフック・ラガーであった.ナミビアはかつてドイツの植民地だったこともあり,その影響から美味しいビールが飲めるということのようだった. |
ウィントフックの国際空港 |
ターミナルの内部です |
これが我々がお世話になる四輪駆動車です |
サバンナの中をひたすら走っていきます |
周辺の景色はとても一国の首都の雰囲気ではありません |
しばらくするとようやく街らしくなってきました |
本日の宿泊施設サファリコートホテルです
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これがウィントフックラガー,すっきりとしたのどごしです |
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