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ナミビア旅行記(1)


1.ナミビア旅行決定のいきさつ

 すっかり定番となった我が家の夏の旅行,昨年はインド洋に浮かぶマダガスカル島であった.ここでしかお目にかかれない珍しい原猿類やバオバブの木といった不思議な動植物にすっかり魅了された旅となった.
 元々わが家は生物には興味がある.私の最初の大学が生物学科だったし,Kも動物が好きで愛玩動物飼養管理士1級を所持しているほどだ.このマダガスカルへの旅ですっかりネイチャー系の旅に魅了された我々は2008年の旅行もネイチャー系にしようと早々に決めた.

 となると次の問題は行き先だが,候補はたくさんある.まずは西アフリカマリ共和国にある黄金の都トンブクトゥ,ここはサハラ砂漠最南部に位置するオアシス都市で,中世のマリ王国時代にはサハラ交易の中継地として大いに栄えた街である.近代以降は衰退著しく今では危機に瀕した世界遺産として知られている.秘境好きの私の琴線をおおいにくすぐる場所で,2003年にスバールバルに行ってしまった後のいつか行ってみたい場所筆頭となっている.ただここは催行している旅行会社が少なく,自分の休暇予定と日程を合わせにくいのが難点でなかなか行けない場所である.特にこの年(2008年)は春に転勤があったため旅行に行ける日程が限られてしまったため残念ながらボツとなった.次の候補はニューギニア,太平洋のほぼ赤道直下に浮かぶ巨大な島である.日本から直行便も出ており,比較的行きやすい場所だ.極楽鳥に代表される珍しい動植物の宝庫である一方,第二次大戦の戦跡も多数あるなどいろんな意味で魅力的な土地である.

 当初はニューギニアにしようといつもの旅行デスクに申し込んだ.しかし参加者申込者が我々しかいないらしく,いつまでたっても催行される気配がない.このままでは旅行先が決まらないうちに夏季休暇シーズンを迎えそうな感じになってきたため,やむなく次の候補を考えることにした.そこで候補に挙がってきたのがナミビアである.ナミビアはアフリカ南西部,大西洋に面した国である.国土全体が非常に乾燥しており,ナミブ砂漠に代表される砂漠に覆われている.その一方第一次大戦前はドイツの植民地だった影響からドイツ風の文物も多く,ビールやパンが美味しいらしい.また北部に住む全身を赤銅色に塗ることで知られるヒンバ族でも知られている.一般の人にはなじみが薄い場所ではあるが,秘境好きの私の好奇心を満足させてくれそうな土地であることは間違いないと思われた(特にナミブ砂漠はそのアプリコット色とあいまって一度は行ってみたい場所である).

 そんなわけでニューギニアに代わって急遽浮上してきたナミビア旅行,件のデスクと相談した結果,昨年も利用したルックJTB地球の詩シリーズの9日間コースを申し込むことにした.これは添乗員付きのツアー旅行で,実はわが家にとって添乗員付きの団体旅行は(演奏旅行以外では)初の経験なのだった.その後しばらくしてデスクから催行が決まった旨の連絡があり,かくして今年の夏の旅行が決定した.

 なお,ナミビアのガイドブックであるが,日本語版は地球の歩き方南アフリカ編にわずか14ページ記載されているのみだったので,今回はトーマスクック版とロンリープラネット版の英語のガイドブックを購入した(そのほかガイドではないが,わたしたちのナミビアというナミビアの小学校高学年から中学校の社会科資料の日本語訳も入手した).
 
           


2.旅行日程

 旅行会社から送られてきた資料によると,今回の旅行日程は以下の通りであるらしい.航空会社は成田−香港間が全日空,香港−ヨハネスブルグ−ウィントフック間が南アフリカ航空である.  


月日  旅程  宿泊
 9月15日(月)  成田 − 香港経由  機中泊
 9月16日(火)  香港 − ウイントフック  サファリコートホテル
 9月17日(水)  オプヴォ,ダマラランド地方  ドロナワーズロッジ
 9月18日(木)  ダマラランド − スワコプムント  ドイチェスハウス
 9月19日(金)  スワコプムント周辺  ドイチェスハウス
 9月20日(土)  スワコプムント−ナミブナウクロフト  リッツデザートロッジ
 9月21日(日)  ナミブナウクロフト−ウイントフック  サファリコートホテル
 9月22日(月)  ウイントフック−ヨハネスブルク  機中泊
 9月23日(火) ヨハネスブルク − 成田  帰宅



 

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