今回のツアーはこのカナイマにじっくりと腰をすえて観光しようという趣向である.ギアナ高地のツアーではこのカナイマには2泊または3泊するのが定番なのだが,我々はここに4泊してゆっくり見て歩く予定になっている.雨季のギアナ高地は水量の豊富なエンジェルフォールを観光できる時期なのだが,一方で天候状況によっては計画が狂うことも多く,日程にかなり余裕を持たせているわけである.
飛行場に到着すると,ここで今回のカナイマ滞在中にお世話になるガイドと合流する(アントニオというさわやかな青年).まずは宿泊先のホテルに行くことになり迎えのバスに乗り込んだ(バスとはいってもトラックの荷台を座席に改造したワイルドなバスだが 笑).今回私たちが宿泊するウカイマ・キャンプはカナイマ湖の湖畔にある.トラックバスは村内の道路を進んでいくが, 雨季で川も増水しているこの時期,場所によっては道路が浸水しているところもある.しかしそんなことはいっさい構わずバシャバシャと走っていった(笑).途中にはカラオ川がカナイマ湖に注ぎ込む段差が滝になっているウカイマ滝もあった.ここに限らずギアナ高地の川や湖はテーブルマウンテン上の腐葉土から染み出したタンニン(お茶にも入っている苦みの成文)を含んでいるため茶色をしている(ほうじ茶みたいな感じ).ここウカイマ滝も茶色い水が泡立って流れていた.
トラックバスはさらに走るとやがて行き止まりに,ここからは今度はボートに乗り換えるらしい.結局5分ほど小型ボートに揺られてホテルに到着した.
ウカイマ・キャンプはキャンプと名がついているが,別にテントを張って寝泊りするような場所ではない(笑).メイン棟と宿泊棟が独立したリゾート地によくあるタイプのホテルである.さっそくウェルカムドリンクをいただいて寛ぐ.係員によるとランチが用意されているからレストランに行くようにとのこと.すでにサンタエレナでボックスを食べていたのだが,ランチのダブルブッキングらしい(笑).一同いわれるがままにレストランに向かい,この日2度目の昼食をいただいた.
ランチ後は各自部屋に入って荷物整理であった(ちなみにスーツケースはセスナに積み込めないため,ここに滞在するのに必要な荷物を各自ボストンバッグなどにコンパクトに収納しなければならない). |
カナイマ滞在中何度もお世話になるトラックバス |
茶色い奔流ウカイマ滝 |
ウカイマ滝で記念写真 |
途中からはボートに乗り換え |
ウカイマ・キャンプに到着 |
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