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 ギアナ高地旅行記(2)


2010年8月6日(金)


久しぶりのアメリカ便

 今回は行き先が南米ということで,必然的に一度アメリカ合衆国本土で乗り換えることになる.私は以前アメリカ本土を訪問したことがあるが,Kは初めてということであった.今回利用する航空会社はデルタ航空,これで一度アトランタに出て,そこでカラカス行に乗り換えるという寸法である.8月6日出発の日を迎えたのだが(思えばこれが長い8月6日の始まりだった),実は前夜は当直で,午前中は申し送りやら何やらをして昼前に職場を出てきたのである(大きな荷物はすでに発送済み).成田までは最近京成スカイライナーが新路線の完成でパワーアップしたことからぜひ一度乗ってみたかったのだが,小田原からだと日暮里まで出るのが面倒なので,結局品川乗換の成田エクスプレスになった.空港に到着するとさっそく受付である.今回の参加者は我々の他に夫婦3組と,1人参加の方3名(女性1名,男性2名)の計11人,おそらく演奏旅行以外では我々が参加した団体旅行としては最多人数である.ちょうど夏休みシーズンと重なったこともあるせいか,学校の先生と思しき人の参加者が目立っていたのが印象的だった(夫婦1組と1人参加の男性1名).また,1人参加のもう一方の男性が「レインボーマン」に登場する「死ね死ね団」の首領・ミスターKにそっくりであったのもまた強烈なインパクトを放っていた(笑).
 今回利用する航空会社はデルタ航空,15:55発の280便である.いつものようにチェックイン,そして荷物預けとなるのだが,当初アメリカ便ということで荷物チェックが厳しく,スーツケースには鍵をかけるなという指示が出るものと思っていた.ところが今回はアトランタをスルーしてカラカスまで直接荷物が行くということで,「鍵はかけてください」とのことだった(カラカスの治安が悪いかららしい).定刻の15時55分若干過ぎてから飛行機は離陸,一路アトランタを目指す.機内ではビールやワインを飲んだり,最近購入したiPadで本を読んだりして過ごした.今回はベーリング海峡上空を通り,アラスカへ入る北側のルートであった.途中で気合を入れたのか出発は遅れたにもかかわらず,予定より早くアトランタの空港に到着した(約12時間のフライト).
   


アトランタでのトランジット

 約12時間の長いフライトを経て,まずはアメリカのアトランタに到着である.乗り換え時間は2時間だが荷物の出し入れがないのでストレスは少ない.日本人だとあまり意識しないのだが”厳しい”アメリカのイミグレーションを経ての乗り換となる.一度セキュリティチェックを抜けて乗り換え便のターミナルに移動なのだが,ここでは最近話題の全身スキャナーの機械もあった.ただ全員がこの機械に入るわけではなく,そこは適当に選抜されているらしかった(私は入りませんでしたが).いずれにしても,2001年の同時多発テロ以来,アメリカが自国への入国に対していかに厳しい態度をとっているかがよくわかる光景であった.
 乗り換えのカラカス行きの飛行機は日本便よりも小ぶりの機体(ボーイング737?)である.さすがに乗客の大半は現地ベネズエラの人のようであった.
 さて,最近アメリカなんかでは機内でも無線LAN(Wi-Fi)によるインターネットができる飛行機が増えているようであるが,今回乗ったカラカス行きもそれが可能な飛行機だった.飛行機が離陸して高度を上げ,電子機器の使用が許可になるとさっそく試してみることにする.残念ながら無料ではなく会員登録が必要なスタイル,今後使うことがあるかどうか不明なので一時会員に登録した.ログインを済ませると… おおっ,つながった! 結局ブログの記事書きとコメント返しをしていた.飛行機の中でネットができるなんて,なんか不思議な気分であった(もっともアメリカの領海を出てしまうと電波切れになるので,賞味使えた時間は1時間程度だったが).
   


ベネズエラ到着

 アトランタを出発して約4時間半,ようやくベネズエラの首都カラカスの空港に到着である.入国審査と税関(やはり長蛇の列であった)を抜け,いよいよベネズエラに入国,当地はアトランタよりも時間が30分進んでいるため,時計の針を30分進める.この段階でまだ8月6日22時だった.現地係員の案内で一同バスに乗り込む.今夜は近くで一泊して明日の朝さっそくギアナ高地に向かうことになる.本来ならカラカス市内に宿泊… となるところであるが,

ホテル オレ・カリベのロビー
 
カラカスはCNNの世界の治安ワースト10都市にもその名が挙げられるほど治安が悪く,外務省の海外安全情報でも「渡航の是非を検討してください」(下から2番目)が出ているほど劣悪な環境である(関連記事).市内での宿泊は危険なので,郊外のセキュリティのしっかりしたホテルに宿泊することになっていた.今回の宿泊地はカラカスからバスで約15分のヴァルガスという町にある,カリブ海に面した高級リゾートホテル「オレ・カリベ」である(しかしせっかくのリゾートホテルなのに,到着が夜の10時半,明日は夜明け前に出発となんてもったいないんだという気分だった 泣).ちなみにこの年の8月6日は,時差の関係もあって37時間30分もあったのである.とりあえず明日は早朝出発なので,シャワーを浴びたらさっさと寝ることにしたのだった.  



 

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