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 ギアナ高地旅行記(4)


2010年8月8日(日)


ルエパへのフライト

 昨夜はぐっすり休んだためか,この日は早朝に目が覚めてしまった(笑).昨夜あれほど降っていた雨も上がり,空には晴れ間も出ている.いよいよ今日からギアナ高地に入っていく日程である.ホテルでビュッフェ形式の朝食を摂り,チェックアウトを済ませて空港に向かう.本日の行程はここからサバンナ地帯を超えて南のブラジルとの国境の町サンタエレナに行くことになっている.
 プエルトオルダスからサンタエレナまではいわゆるグラン・サバナと呼ばれる大草原が広がるエリアである.周辺には魅力的な滝なども多く,これらを観光しつつ南下していくという趣向だ.しかし,プエルトオルダスからサンタエレナまで600キロもあり,観光しながら自動車で全線一日でというのは現実的に困難である.そこで観光的に見どころの少ないプエルトオルダスからルエパという集落の間を飛行機でショートカットしようという作戦である(ルエパからサンタエレナまでは180キロ).
 昨日までのフライトはすべて定期便だったので,チェックインやらなにやら面倒なことが多かった.しかし今日からはチャーター便なのでそれらの手続 きは不要である.そのまま出発になるはずだったが… 空港に行ってみるとまだ飛行機が来ていないとのこと.ここでしばらく待機となったのである(泣).
 しばらくして待ってようやく飛行機がやって来た.当初は3機のセスナに分乗という話だったのだが,やって来た機体は5人乗りと7人乗りの2機だった.適切にバランスを取るためにパイロットが「君はここ,あなたはそこ」と座る場所を指定していた(別に事前に体重を測っていたわけではないので,完全にパイロットの主観である 笑).
 約1時間のフライトであっという間にルエパの飛行場に到着,滑走路しかないただの飛行場だった(空港とはいえないなぁ).

この2機のセスナに分乗

記念撮影です

眼下にはジャングルが

もう1機のセスナ
 

参加者の集合写真

サンタエレナまで178キロです

サバンナを快走します
 


カマの滝

 飛行場に降り立つと一同まずは乗ってきたセスナと記念撮影,その後2台の4WD車に分乗して出発である.ここからはブラジル国境に向かって国道10号線をひたすら南下することになる.周辺にはサバンナの大草原が広がっていた.まずは一度トイレ休憩のため街道沿いのドライブインに入る.ここにはちょっとした滝(カモイランの滝というらしい)もあり,地元の人たちが水浴びをしていた.
 トイレ休憩後再び街道をしばらく走行し,今度は昼食用のレストランに停車である.実はここは観光スポットにもなっており,カマの滝と呼ばれる結構豪快な滝が見られる.食事の準備ができるまで,ガイドさんの案内でまずは滝を見学となった.
 ここに限らないのだが,滝の水量は雨の量などに大きく左右される.今雨季であるこの時期のベネズエラでは,

休憩用のドライブイン

中では簡単なお土産も売っています
 
滝の水量はかなり増えている模様であり,ここもかなり迫力のある滝だった.滝の見学後昼食となる.この日のメニューはキャベツと人参のサラダ,鶏肉のトマトソース煮(?),それにライスだった.これらの料理が大皿に盛られて出てきて,各自取り分けるスタイルである(このレストラン限らずベネズエラではこのパターンが多い).飲み物はソフトドリンクに加えて地元産のビールもいただいた(昼間からビールを飲むのは私の旅行のお約束である 笑).  

地元の人たちが水浴びをしています

カモイランの滝です


本日はここで昼食です

 

豪快なカマの滝

このように水は茶褐色です

鶏のトマトソース煮
 


パチェコの滝・ユルアニの滝

 昼食後再びサバンナを走り始める.このあたりに来ると集落の姿も見かけなくなり,あまり変わり映えのしない景色が続いていく.そして昼食場所から40分ほど走ったあたりで車は停車し一同外に出た.ここがパチェコの滝である.道路わきの川に架かる滝で,先ほどのカマの滝ほどの落差はないものの,こちらもかなり大型の滝である(雨季のためかやはり水量は多いようだ).ちなみにこの地域の川はギアナ高地のテーブルマウンテンを源流にしているものが多いためか,タンニンを多く含んでいるため茶色である(濁っているわけではない).ここの滝も地元の人達の憩いの場となっているようでけっこう多くの人が水浴びをしていた.またこの周辺の草原にはなんだかネギのようにも見える植物が生えている.実はこれ食虫植物(虫を捕食して栄養源としている植物)の一種でブロッキニアというパイナップルの仲間なんだそうである.
 で,このころから我々を悩ませ始めたのが,無数に飛び交う小型の羽虫である.現地の言葉でプリプリと呼ばれる蚊の一種なのだが,小型のくせに刺されると猛烈に痒いのが特徴である.これらが周囲をブンブン飛び回っているので常に体を動かして追い払わないと刺されそうなのであった(あっという間に何か所か刺されてしまったが 笑).
 パチェコの滝見学後再び車で走る.ほどなく再び降ろされた.ガイドの示す方向を見ると,けっこう大きな川が流れていてかなたに滝が見える.これがユルアニの滝である(川はユルアニ川).ここは幅は結構あるものの,落差はそれほどではない滝だった(日本でいえば福島県の乙字ヶ滝のイメージ).

広大なサバンナ

パチェコの滝

水浴びをする人々

食虫植物ブロッキニア
 

コンドルの仲間の鳥

大きなユルアニ川

こちらがユルアニの滝
 


ハスペの滝

 ユルアニの滝鑑賞後しばらく南下して最後に本日のメインイベント(?)ハスぺの滝に到着である.とはいえ,ここは道路からは見えないので車を降りて林の中に入っていく.途中例のプリプリを追い払いながら進んでいくと,赤い岩盤の上を流れる川が見えてきた.ここはギアナ高地南東部でも有名な場所で,川床が碧玉(宝石の一種)の一枚岩でできているという(さすがに川床をはがしている人はいなかったが).この川のちょっと上流にあるのがハスペの滝である.滝付近に道はないので,みんな河岸でウォーターシューズに履き替えて川の中をジャブジャブと歩いていた(水深はさほどでない).ここの川の水も多量のタンニンを含んだでおり,プランクトンなどの生息に適さないことと,川床が石であるため,滑らずに歩きやすかった.ハスペの滝自体はそれほど大きなものではないが,ガイドブックによると滝壺で泳げるという触れ込みだったため,中に海水パンツを着こんでいたのだが,雨季で水量が増しているのと,水温が低いことから泳ぐのはあきらめた.

この階段を上っていきます

こういう遊歩道を歩いていくと…
 
     

ハスぺの滝の看板

変わった趣の川です

川床は碧玉の一枚岩
 

これも宝石の一種です

ハスぺの滝です

水量がかなり多いです
 


サンタエレナへ

 ハスぺの滝見学後はまたサバンナ地帯を南下する.この辺まで来るとサバンナの向こうにテーブルマウンテンが見えてきた(現地語ではテプイという).だんだん雲が出てきたため,きれいに見えたわけではなかったものの,その雄大な眺めに感動したのだった.
 その後さらに南下して夕暮れ時にこの日の宿泊先,サンタエレナのロッジ,ペトイキャンプに到着した.こじんまりとした家族経営のロッジで,木造の手作り感満点の温かい雰囲気だった.ここにはこれまでのホテルとは違って,エアコンはなくベッドとシャワーのみの簡単なものだったが,標高の高いこの地は夜間結構冷えてくるのでそもそもエアコンは不要なのである.
 一休みして夕食の時間となる.この日のメニューはビーフステーキのペッパーソースにサラダ,ライスの付け合わせだった(アルコールを頼んだのは言うまでもない).食事後明日の段取りの打合せがある.明日から4連泊するカナイマにはスーツケースを持っていけないため,その間に必要なものをボストンバッグに詰めておくことという連絡があり,その後翌朝出かけるロライマ山へのヘリツアーの搭乗順,座席を決めるくじ引き大会であった(このヘリツアーはオプションだったが,大半の参加者が申し込んでいたようだ).抽選の結果私とKは第1便への搭乗が決まったのである.
 こうして,翌朝はいよいよ今回の旅行最初のハイライト,ロライマ山である.

クケナンテプイ(左)とロライマ山(右)

指のようなワダカイピエポ(左)とユルアニテプイ(右)

シンプルな部屋です
 



 

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