ポトシはかつて銀山で栄えた標高4100メートルにある都市だ.人口は約16万人で,都市としては世界で最も標高の高いところにあるらしい(集落レベルならもっと高いところはある).まずは市内が見渡せる小高い丘に停車,ここはポトシの入り口となっていて,それを象徴する門が立っていた.アンデス地方の他の都市もそうだが,ここポトシも赤茶けた山々に囲まれた茶色い建物が立ち並ぶ街である.ただ,クスコやスクレのような洗練された都市に比べると他の色が混ざっている感じが強く,そのことがこの街の雑然さを強めているような気がした.
市内を一望したのちバスは市街地に入っていく.この街も石畳の道路で道が狭く,ゴミゴミしている.ガイドさんによると,狭いのはここは標高が高く寒いため,なるべくみんなが寄せ集まって生活しているからなのだそうだ.
バスを降りてまずは中央市場へ,ボリビアでも大都市に行くと今風のショッピングモールもあるらしいが,地方都市ではまだまだ昔風の市場がメイン,ここも小さなお店が所狭しとひしめいていた.市場内でトイレを借りて,街の中心11月10日広場へ.ここもなにか由来があったはずだが忘れてしまった(笑).
広場の中心にはミニ自由の女神が立っていた.スクレのミニエッフェル塔といい妙にフランスに縁がある気がする.広場周辺には定番のカテドラルや市庁舎のほか,旧造幣局やヘススの塔といった観光スポットもあった(今回は入場はなし).ゆっくりと歩いていたのだが,ちょっと歩くだけで息が上がるのは,さすが標高4000メートル超と感心した. |
ポトシ市街地の入り口にある門
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赤茶けた山肌,真ん中の尖った山がセロ・リコ
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ポトシのマーケット
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