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スバールバル旅行記(8)


2003年7月 5日(土)


帰国

 翌朝大体いつもと同じ時間に目が覚めた.旅行に行ったときにはいつも泣きたい気分になる帰国の日の朝である.ホテルで朝食を摂り,荷物をまとめてチェックアウトを済ませる.オスロ発の飛行機は12時25分発なので9時半にはホテルを出る.来る時はバスで着たので今度は電車にしようと中央駅に向かった.構内を歩きエアポートのマークのある方向に行くと何となく空港行きの電車のホームにたどり着くことができた.バスだと1時間近くかかる空港−市内間も電車なら30分ちょっとである.あっという間に空港についてしまった.
 空港に着いた後SASのカウンターでチェックインをして荷物を預ける(今回は日本まで預けっぱなしになる).少し時間が余ったため免税店をぶらぶらしたりして予定通り12時25分に機上の人になった.オスロからコペンハーゲンまでは約1時間,それこそあっという間である.オスロ−トロムソ間やトロムソ−ロングイヤービーエン間より近い距離である.
 コペンハーゲンでは約2時間の乗り換え時間があり余裕もあったので(行きのオスロの大騒ぎがウソのようだ)例によってカフェでビールを飲んで時間をつぶした.いよいよ日本行きのSK-983便出発の時刻が近づいてくる.出国手続きをすませゲートに行くと日本人らしき人たちも大勢まっていた.機内に乗り込んでしばらく待つがなかなか出発しない.Kは「飛行機に故障が見つかったんじゃ」などと恐れおののいている.そんなKの心配をよそに飛行機は無事に離陸した.
 ヨーロッパから日本に帰る飛行機は時間をどんどん早回しした感じで過ぎていく.日本到着は翌7月6日の朝9時35分だ.寝ていかなくてはと眠くもないのに目を閉じてがんばったところ,なんとか眠ることができた.次に目が覚めたのは………,成田空港到着間際であった.

            完 (明日からまた日常の世界)
 



 

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