フラム号博物館を後にした我々は再び船で市庁舎前に戻った.今度は国立美術館にムンクの「叫びを」見に行くことにする.ムンクはノルウェー出身の画家で,彼の作品は彼の名を冠したムンク美術館にも多く収蔵されているが,最も有名な「叫び」は国立美術館に収蔵されているのである.
国立美術館は市庁舎からカールヨハン通りを越えた処にあり,なんと入場無料である.ヨーロッパ風の巨大な扉を開けて中に入ると入り口には例によって売店がある(収蔵品の絵が印刷された絵葉書が売っていたが,その中に葛飾北斎の富嶽三十六景があったが収蔵しているのだろうか?).美術館全体をじっくりと見てもよかったのだが,あまり時間がないためムンクの「叫び」を中心に見学して外に出た.
外に出るとすでに昼になっている.近くにあったバーガーキングで昼食を摂った後,今度は郊外のフログネル公園に行くことにした. |
国立美術館.入場無料です |
ご存知,ムンクの「叫び」 |
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公園には地下鉄で行くのが便利である.国立美術館近くのNationaltheatret駅から乗り込んでMajorsteuen駅で下車する.この辺ではすでに線路が地上に出ており,地下鉄ではなくなっている.雲ひとつない快晴のカンカン照りで気温はかなり高くなっている.ただ湿度は低いためか日陰に入るとひんやりと感じる(何といっても北緯60度である).駅から10分ほど歩いて目指すフログネル公園に到着した.
フログネル公園の目玉は公園のあちこちに配置されている様々な格好をした人間の像である.怒った子供や背負い投げの格好をした像,盆踊りをやっているとしか見えない像など総計600体以上がある.極めつけは公園中央部にあるモノリッテンで,高さ17メートルの円柱に沢山の人物が埋め込まれているのである.これが一体何を物語るのかは全く不明である(作者のGustav Vigelandも作品の意味については語っていないらしい). |
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後方にモノリッテンが見えます |
この噴水は人間の一生を表すそうです |
モノリッテンです |
チョコバーみたい |
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モノリッテン周辺の像 |
モノリッテンから街を望んでいます |
怒った子供 |
だれか助けて〜
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背負い投げ |
腹を抱えて笑う |
怒られているのでしょうか |
盆踊りでしょうか
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