前日もワインを飲んでぐっすり眠ったがこの日もまたまた体内時計にしたがって7時半に目が覚めた.今日はスバールバルを去らねばならない日である.朝食のためレストランに行く.到着した最初の朝はレストランも閑散としていたのだが,今日はかなりの宿泊客が来ている.おそらく7月になってヨーロッパがバカンスの時期に入ったためと思われた.スバールバルの朝食も食い納めかなどとやや感傷に浸りながらパンとハムやチーズをほおばった.食事の後レストランの近くにある図書室をのぞくことにした.立派なソファーが置いてあり書棚にはたくさんの本が並んでいる.残念ながら(?)日本語の本は無いようであった.その後部屋に戻り荷物をまとめる.飛行機の出発時刻は午後2時55分とのことでまだまだ時間がある.せっかくなのでまだ行っていない街の南側を探検してみることにした.
チェックアウトを済ませ,荷物を預けて外に出た.街の南部にあるものといえば映画館とギャラリースバールバルである.ギャラリーは12時にならないと開かないのでまず映画館に行くことにした.映画館はロングイヤー川の対岸にあるためホテルを出てから一昨日も通った橋を渡る.ここを道なりに右に行けば博物館や教会に行くわけであるが,今日は左に南下する.左に曲がる道は未舗装の砂利道であった.何もない荒野を一本の砂利道が続いている. |
ここはスピッツベルゲンホテルの図書室です |
映画館へ向かう道とは思えないほど寂れている |
映画館の正面.中にはレストランも入っている |
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