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 イスタンブール旅行記(2)


2009年8月30日(日)


成田空港へ

 日本とイスタンブールはトルコ航空の直行便で12〜13時間であるが,出発が日曜日であるということから成田に前泊することにした.8月29日土曜日の昼下がりに家を出て東海道線から横須賀線・総武線を乗り継いで成田へと向かった.小田原−成田空港は150キロくらいあるのだが,自由席グリーン車750円で行けるので,時間はかかるが結構快適である.夕方に空港近くのヒルトン成田にチェックインした.

空港の待合室から見えるトルコ航空の機体
 
 ヒルトン成田は私がメインで使っているクレジットカードの旅行デスクご用達のホテルである.このデスクに一定金額以上の旅行手配を頼むと前泊の宿泊料がタダになるという優れものなので今回も利用したのだった.
 部屋で一休みした後,夕食のためレストランへ.明日からしばらく純和食とはおさらばなのでこの夜は和食ディナーとなった.
 さて,一夜明け出発の日である.飛行機の出発予定時刻は12時50分なので,チェックアウトぎりぎりまでホテルでゆったりしていた.実はこの日は第45回衆議院議員総選挙が行われていたのだが,旅行モード全開だった我々は既に期日前投票を済ませていたのだった(選挙結果を知ったのはイスタンブール到着時だった).
 10時にチェックアウトをしてシャトルバスで空港へ,荷物は事前に空港に送っていたので宅配業者のカウンターで受け取ってそのまま旅行のチェックインカウンターに向かう.一般の航空会社とは違うカウンターなので空いていてスムーズにチェックインが出来た.航空会社預け荷物を手放し,身軽になってカウンターを離れた.その後,空港内で遅めの朝食を摂ったり本屋を冷やかしたりしながら時間をつぶし,当初予定時間にセキュリティを抜けて出国審査を通過した.そのまま出発ゲートに向かったのだが,なんと我々の乗る便に遅れが発生(笑),結局待合でブラブラしていた.
 遅れの原因は飛行機の到着遅延のためだったのだが,結局約1時間半遅れで我々の飛行機は成田を出発,一路イスタンブールに向かったのである. 
 



イスタンブール到着

 機上の人となった我々だが,席は当然エコノミーである(笑).トルコは一応イスラムの国ではあるが,サウジアラビアやリビアなどのディープイスラム国家とは違って,かなりゆるいのでお酒も振舞われる.私はいつもの旅行と同様ビールやワインを積極的にいただいていい気持ちになっていた(笑).
 トルコ航空ははじめての搭乗だったのだが,キャビンアテンダントの多くが男性である点がイスラムっぽいのかと思っていた.

今回6泊するアレーナホテル
 
 昼過ぎに出発したとはいえ,ちょうど夏の太陽を追いかけるフライトのため窓の外は明るいまま順調に飛行,目的地のイスタンブールアタチュルク空港に着くころようやく日没となった.
 到着後,人々の流れに乗って入国審査から税関へと進む.ビザンチン皇帝のお国入りというウワサがトルコ政府に伝わっていたのかどうか定かではないが,手続きは順調に進んであっという間に到着ロビーに解放されたのだった.今回の旅行は添乗員がいないので,代わりに現地日本語ガイドが同行となっていたのだが,そこに現れたのは美人トルコ人ガイド!!.彼女に案内されて迎えの車に乗り込み市内に向かった(この美人ガイドにはこの後何度も御世話になることになる).
 車は空港から一路市内に向かう.当初の道路は右手に海を臨む広い道路だった(この海がマルマラ海)が,市街地に入ると一気に狭い路地風に一変する.一時代前風の建物が並ぶ通りに入ってしばらく走っているうちに我々の泊まるホテルに到着した.
 
 概要で記したようにイスタンブールには旧市街と新市街があり,欧米風の大型ホテルは全て新市街にある(日本からの団体客も大抵はここに泊まる).一方旧市街は中世風の狭い町並みに加えて,世界遺産にも登録されたため,新規に大型ホテルを建てるのは困難である.そのためオスマン帝国時代に政府高官の住居だった家を改造した小さなホテル(プチホテル)が散在しており,我々の宿泊地もこうしたプチホテルのひとつなのだった.今回宿泊するのはアレナホテルという,旧市街の観光名所からも徒歩圏内のホテルであった.

アレーナホテルの内部は小奇麗です
 
 チェックインを済ませて鍵を受け取り,ついでにホテル内の無料無線LANのパスワードを教えてもらったりした後に部屋に入った.13時間の長いフライトだったが,560年ぶりのお国入りのせいかあまり眠くない(笑).結局,シャワーを浴びたあとPCを開いてブログの更新をしながらお酒(成田の免税店で購入したもの)を飲んだりしながら夜は更けていった.
 いよいよ明日からイスタンブールの観光が始まるのである.
 



 

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