ヴァレ・ド・メ国立公園をひととおり見学した後は,車でアンスラジオへ移動である.車の中で,さっきの4人家族とはまた別の参加者の女性から,森○ハイ○ュウのようなソフトキャンディをご馳走になった.ここから島の北側に位置するアンスラジオまで,車はまた快調にとばしてゆく. ほどなく車はアンスラジオに到着した.白砂のビーチに打ち寄せる青い波,既に多くのバカンス客で賑わっている.トップレスの女性も数人歩いている.ここは南太平洋のリゾートと違い,古くからの先住民がいるわけではないので(セイシェルは1756年にフランスが領有を宣言するまでは無人島であった.島自体の存在はそれ以前から知られてはいたが,海賊たちの根拠地としての機能はあったものの,別に古くから誰かが住みついて何らかの独自の文明を築いていたわけではないようだ.ところで,明の鄭和はインド洋航海の際に,このセイシェル近海も通ったのだろうか),タブーを気にすることなくトップレスでビーチを闊歩できるのである.(なお,南太平洋の島々では,クック諸島などのようにトップレスやビーチ以外での水着姿を禁じているところが多く,見つかると現地の法の下で処罰されるそうだ.先住民の掟は厳しいのである)さすがにKはトップレスにはならなかったが,我々も早速このビーチを楽しむことにした.
前日とは違い,熱帯の太陽がギラギラと照りつけている.さすがに今日は全身に日焼け止めを塗りこんできた.海にも入るので,当然塗りなおしもまめに行う.ビーチの木陰に陣取って,そのあと準備体操をして海に入った.ラグーンに囲まれた海と違い,波がやや高く,潮の流れも速めである.あまり沖合いまで行かないように気をつけながら,泳ぎを楽しんだのである.海側に向かって右側に,ガイドブックやパンフレットのグラビアでもよく見られる岩場があり,周辺の海域でシュノーケリングをしている子供がいた.おお,もしかしてあの辺でシュノーケリングができるのか!? |
珠玉のビーチ,アンスラジオ.奥の岩場はよくガイドブックに載っている景色です |
波は高めですがビーチの美しさは言葉では言い表せません |
フランス系リゾート地では良く見られるトップレスの女性です |
アンスラジオにて.これまでの観光で日焼けしまくってます |
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しかしこういうときに限って,我々はシュノーケルセットをホテルに置いてきてしまったのである.実はこれは単純に置き忘れたとかいう問題ではなく,これまでの経験から,どうもセイシェルの海は,我々が過去に出かけた南太平洋ビーチの海とは勝手が異なるようなので,もしかしたらアンスラジオもシュノーケリングには向かないのではないか・・・という結論に達し,持っていかなかったという次第である.
岩場に近づくと,確かに水面からも魚が泳いでいる姿が見える.うーん,読みを誤った.やはりシュノーケルセットを持って来るべきであった(ちなみに貸し出しをしていそうなところは見当たらなかった). |
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しばらく海で遊んでから,我々は浜辺の浜茶屋的レストラン「ボンボン・プリューム」で昼食をとった.2人でタコカレーと蟹を注文し,ビールとビターレモンも飲んだ.ここのタコカレーは案内書でも推奨されていただけあってなかなか旨い.ぶつ切りのソーセージのようなタコがゴロゴロ入っていて,1人分でもかなりのボリュームである.(我々は1人分を2人で分けて食べた)カレーも蟹も旨いのだが,困ったことが1つだけあった.蝿である.外のテーブルで食べているせいもあり,ものすごい数の蝿が群がってくるのである.食べるよりも蝿を追っ払っている時間のほうが長いのではないか.いっそ○ース製薬のバ○ナを吊るそうかと思ったくらいである.周りを見ると他の客も蝿に悩まされているようであった.ちょっと目を離すと,折角の料理に奴らが卵を産みつけてしまうかもしれない.そう思って我々は,蝿どもに隙を与えないようにわき目も振らず食べ続けた.(なお,この店のトイレの男女別の表示も,例によって双子椰子であった.しかも絵ではなく現物の展示である)
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ここがアンスラジオそばのレストラン(浜茶屋?)ボンボン・プリュームです |
ボンボン・プリュームのトイレです.そのものズバリなのでコメントはありません |
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食事(と蝿との闘い)を終え,もう少し浜で遊ぶことにした.我々が陣取ったあたりの倒木の陰で,トカゲがうろついていた.日本にも生息しているトカゲやカナヘビによく似ており,サイズもあまり変わらない.仕草が面白いので,思わず写真に収めた次第である.そのうちに帰りの時間が迫ってきたので,着替えて駐車場へ行き,今朝乗った車に拾われてホテルに戻った. |
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セイシェルでメジャーなソフトドリンク”ビターレモン”です
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EKUと並ぶセイシェルのメジャービール”セイブルー”です
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セイシェル名物(?)タコカレー,付け合せのライスとあわせてカレーライスとしてもおいしく食べられます |
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