嘆きの壁でエルサレム観光は終了である.時刻は9時,ここからは帰国に向けて国境を越えヨルダンを目指すことになる.標高800メートルの小高い丘にあるエルサレムから国境のあるヨルダン川に向けて道はどんどん下っていく.途中に標高ゼロメートルスポットがあり,せっかくなのでここで休憩する.SEA LEVEL と書かれたこの看板,地中海と同じ高さなのだそうだが,坂道の途中,しかもさらにどんどん下っていく道が見えるので全くそういう感慨はわかない(笑).周囲はいかにもといった感じの典型的な砂漠が広がっている(日本人がイメージする砂漠ってこんな感じだろう).ここにも観光用のラクダがいたが,MERSが怖いので近寄らなかった.しばしの休憩の後,バスは再び走り出す.ゼロメートルポイントからさらにどんどん下っていく.酸素が濃い世界だ.試みに周囲を凹ませたペットボトルを用意していたら,下界に着いた際にはちゃんと膨らんでいた(笑).
そうこうしているうちにイスラエル側の出国審査場に到着する.入国は厳しい国でも出国は緩い場合が多いので緊張感は緩い.一同スーツケースを転がしながらブースに向かう.ガイドさんとはここでお別れだ.
さあ,審査と思って入ったら… なぜか閉まっている ( ̄▽ ̄) 特に安息日というわけでもないのだが… 大人数グループなのでこうした停滞が発生すると,後から増幅して影響が出てくることがあるので心配だ.中には「なんで動かないんだ」とブツブツ言っている人も….それでもしばらくしてようやく動き出す.始まってしまえば早いだろうと思っていたのだが,手荷物検査なら何やらで予想以上に時間がかかる… 結局一同が緩衝地帯に抜けたのは11時過ぎになっていた(入国時はVIP用だったので早かったんだと実感). |
ここが海抜ゼロメートル地点 |
記念写真用モニュメント |
ラクダに乗った観光客 |
いかにもな砂漠 |
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