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イスラエル旅行記(2)


2016年9月13日(火)


1.出発の日

 イスラエル旅行出発日の9月13日,この日は朝から雨模様だった.午前中は通常勤務をこなし,午後からは申し送り書の作成,申し送りを行って16時前に職場を出た.小田原駅16時12分発の新幹線に乗って一路東へ向かう.さっそく駅の売店で購入したビールを飲むのはお約束だ(昼間っからビールを飲むと休暇に入ったという実感がわく 笑).

乗り換えの品川駅
 
 品川駅で下車しJRの成田エクスプレスに乗り換える.東海道新幹線で西から入った場合,東京駅で乗り換えるとホーム間の移動が大変なので(東京駅の総武線ホームは地下深くなため)品川駅で乗り換えるのがミソである.乗り換えた成田エクスプレスは結構空いていた(都心−成田空港は2年くらい前に京成のスカイライナーがパワーアップして時間&値段とも優位に立っておりJRは苦戦しているようだ).電車は快調に走り,佐倉の辺りで日が暮れて成田空港到着時はすっかり暗くなっていた.
 この日の集合は18時50分だったが,電車遅延などの不測の事態を考慮し早めに出たこともあって,空港に着いたのは18時頃だった(今回利用するのは第2ターミナル).
 


2.成田空港に到着

 到着後まずは旅行中に使うポータブルWiFiルーターレンタルのお店へ.最近は旅行先のホテルでもWiFiが無料で使えるところが増えてはいるが,アメリカやヨーロッパの大都市以外ではWiFiはあってもうまく繋がらない&遅いといったケースが多く,自分用のを用意するのが定番になっている(ウユニ塩湖みたいにそもそも電波が届きそうもないところは最初から用意しない 笑).あらかじめ予約していたため受け取りはスムーズだった.
 その後出発ロビーに上がり,宅配会社ABCのカウンターで事前に送っておいたスーツケースを受け取る.その後はロビーの北の端にある団体受付のカウンターへ,集合時間までだいぶあったのだがすでに来ている人も多いようだ.今回利用するのはクラブツーリズム主催で近畿日本ツーリスト共催のツアーである.自分は近ツリ側から申し込んでいた(そうすると割引が効くため 笑).

成田空港第2ターミナル
エミレーツのチェックインカウンター
 
ここでまずeチケットをもらい,今回利用するエミレーツ航空のカウンターでのチェックインに進む.行ってみたらすでに結構な行列ができていた.自分たちの前には同じツアーに参加するらしい年配女性の2人連れがいたのだが,大柄な方が「あなた,〇△じゃなきゃダメよ」みたいに突っ込んでいて,小柄な方が「わたしわからないから」という感じでぼけていて見ていて楽しかった(笑).
 自分の番がやって来たので受付をしていたら左の方でドスンという音が… 見ると2つくらい先のカウンターで人が倒れている.職業の本能で駆け付け,「大丈夫ですか」と声をかける.すぐに返答できる状態になっていたことと,航空会社の係員がやって来たため緊急性はないと判断してお任せしてカウンターに戻った.
 


3.62人の大所帯

 チェックインにあたっては航空会社預け荷物のほかに機内持ち込み手荷物の重量チェックも行われる.エミレーツでは一人7キロに制限されているからだ.が,自分の荷物は7.4キロ… あっと思ったがスルーされた(汗 思うに同行のKの手荷物が5キロ未満だったので合わせ技でセーフになったようだ).手続きが完了すると再びさっきの団体カウンターに戻る.事前に送られてきたしおりによると,今回のツアーはバス2台で催行されるとのことで添乗員も1号車2号車それぞれに用意されていた.我々が乗るのは2号車らしい.2号車の添乗員さんは比較的若い短髪の浅黒い方だった.白いシャツを着ていたのだが,どこかで見たことある風貌だと思ったら,そうだ2014年2月にミャンマーに行った際にお世話になった現地係員(もちろんミャンマー人)に似ているのだった(親戚にミャンマーの人がいるんだろうか).

お洒落な吉野家

やや前衛的です
 
 あとでわかったことだが,今回のツアーは総勢62人!とのこと,演奏旅行以外では最大規模である.修学旅行みたいな規模であることから,1号車を3年1組,2号車を3年2組と勝手に命名した(自分は3年2組所属となる 笑).
 団体カウンターでの説明が終了し,あとはゲート集合時間までフリーだ.特にすることもないのでセキュリティを通って出国審査に進んでいく.夜ということもあるのか,あまり混んではいなかった.直前に更新したばかりの新品のパスポートに出国のスタンプが押される.免税店エリアを通ってまずは搭乗ゲートを確認しておこうと搭乗券に書かれている95番ゲートを目指す.95番は他の第2ターミナルのゲートとは離れたところにあった.なんかいつか来たことがあるなぁと思ったら,2015年2月にボリビアに行くときのアメリカン航空の搭乗口がこの辺だったと思い出す.当時はターミナルができたばかりだったのか,店もほとんどなくシャッター通りだったのだが,この1年半の間にかなり充実したようだ(お洒落な吉野家もあった 笑).
 ゲートに到着した後は近くの売店で機内用のお茶や菓子類を購入,トイレを済ませて待つ.三々五々人が集まってきたところで添乗員さんから今後の説明があった(主に到着地での集合場所など). 
 


4.いよいよ出発

 そして時間となり搭乗が始まる.我々にとっての初のエミレーツだったが,この日の機内は比較的空いていた.席に着くとさっそく小物入れが手渡されるのがうれしい(これにはアイマスクや靴下,耳栓などが入っている).あとは女性CAの帽子や白く垂れている布?が魅力的だ.予定の乗客が乗り終わったのか機体はゆっくりと動き始める.そして20時26分無事に離陸した.
 安定飛行に入ってしばらくすると1回目の食事が配られる.今回は肉焼きそばとチキンの選択,私は肉焼きそばを,Kはチキンを選択した(ワインも注文したことはいうまでもない 笑).食事が終わりしばらくすると飛行機は中国大陸に入っていく(行きは上海上空を通過していた).この飛行機は機内でWiFiが使えるということで試してみると,たしかにつながった(10MBまでは無料で以降は1USD).そうこうしているうちにワインの酔いが回ったのか日中の疲労のせいか,いつの間にか眠っていた.
 しばらくして目が覚めたら数時間経過していた.ドバイ時間では9月14日の午前1時である(日本時間だと午前6時).ここで2度目の食事となるが,朝食らしく中華粥とオムレツの選択だった(私が中華粥,Kがオムレツ).飲み物はさすがにまもなく着陸なのでアルコールは止めた(笑).食事が終わるとやがて機体は高度を下げ始める.そしてドバイ時間の2時30分無事に着陸した.
   

夕食(肉焼きそば)

夕食(チキン)
   

朝食(中華粥)

朝食(オムレツ)
   


5.ドバイへでのトランジット

 この日のドバイ空港はボーディングブリッジではなくバスでターミナルに移動するパターンだった.夜とはいえさすがに中東の熱気が凄い.ターミナルに入ったところでツアー参加者はグループごとに集合,ここからまとまって乗り換え口に向かう.セキュリティを抜けてしばらく歩いた先が次の搭乗口B26ゲートだった.飛行機を降りてからここまで正味30分,ターミナル内はそれなりに歩いたものの,手続きは驚くほどシンプルであっさりだ.同じ乗り換えでもこれがアメリカなら,数度のセキュリティにパスポートコントロールと軽く2時間以上かかるだろう.最近は南米に行く場合でもアメリカ経由ではなくドバイ経由という選択もあるというのがうなずける簡単さだった.
 乗り換えゲートを確認した後いったん解散,再集合まで3時間あるのでカードラウンジに行くことにする.クレジットカードのサイトで確認したところ最寄りのラウンジはB24ゲートの隣りと書いてあるのだが見つからない(泣).仕方ないのでちょっと離れた別のラウンジに行った.

ドバイに到着

近代的なターミナル
 
 入り口で受付をしてシャワーを使いたい旨を話すと,このラウンジ内にはなく,5分ほど歩いたトランジットホテル内になるがいいかと聞かれた.異論はないので係員についていく(本当に5分くらい歩いた 笑).
 シャワーを浴びてさっぱりした後再びラウンジに戻り,フリーのビールを飲んで過ごす(食事もフリーだったが2度の機内食を食べており,次の飛行機でも食事が出るのでやめた).
 しばらくうだうだしているうちに集合時間が近づいてきたため,モニターで搭乗ゲートの変更がないかを確認する(確認しておかないと,たまに急な変更があった時恐ろしいことになる).ゲートに着くともう搭乗できる状態になっていた.外は白々と明けてきている.時差ぼけにビールの影響もあり,眠い目をこすりながら機内に吸い込まれた.予定の人員が乗り終わったのか,今回も早々に飛行機は動き始め,あっという間に飛び立った.
 

次のゲートを確認

ラウンジでビール(笑)

搭乗を待つ私
 


6.ヨルダンに入国

 安定飛行に入るとさっそく食事のサービス,今回はチキンオムレツだった.付け合わせのトマトが味が薄く,こういうところで日本のトマトは美味しいんだなと再認識する.今度のフライトは3時間程度なので,食後しばらく寛いでいるうちに降下し始め,あっという間にヨルダンの首都アンマンの空港に着陸した.
 ドバイと違ってここではボーディングブリッジでの移動,ターミナルに入って集合し入国審査に向かう.当初は現地係員が代わりに手続きをしてくれるという触れ込みだったが,結局個別の審査になった.

機内の飛行マップ
 
とはいえ手続き自体は至ってスムーズで,特に何も聞かれずスタンプを押されて完了である.ここで参加者の一人が「スタンプ押されたら困るんじゃないですか」と言ってたが,「ここはヨルダンですから大丈夫です」と言われていた.どうやらイスラエルと混同していたらしい.
 無事に入国審査を終えるとターンテーブルで荷物を拾う.幸いロストバゲージにあった人もなく一同無事に到着ロビーに出た.ここで待っていた現地係員に誘導されバスに乗り込む.いよいよ今回の旅行の本格始動である. 
 

アンマンの空港に到着

到着ロビー
 
     


 

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