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第2回パラオ旅行記(3)


2005年9月21日(水)


PRRの休日

 一夜明けてこの日は晴天であった.晴天といってもやや雲が多いような気がするが,この季節は仕方ないかもしれない.この日はビーチリゾート恒例の,1日のんびり過ごす日である.まずはレストランに行って朝食である.ここではメニューにあまり困ることはない.さすがパラオだけあって,普段食べなれた日本食もある.のんびりと朝食をとり(味噌汁がやけに甘いのが気になったが),その後はまた部屋に戻って,プールに行くための準備をした.
 その後プールへ行き,しばらくここで泳いだり,ビーチチェアで寛いだりすることにした.実は出発前に,「ここのホテルはプライベートビーチがあるらしい」という情報を仕入れ,我々はすっかりPPRにあるようなビーチを連想して,「PPRほど魚はいないであろうが,是非楽しんでみたい」と思い込んでここに来たのであった.しかし現実は,我々が想像していたものとは全く異なっていた.確かにプライベートビーチはあるにはあるのだが,な,なんとこの辺の海域は船舶の航行区域であるため遊泳禁止なのであった(泣).確かに目の前の海は,ビーチというより‘運河’か‘水路’といったほうがふさわしいかもしれない.そんな海に面した敷地に,まるで護岸工事を施した後にでも造ったかのようなプライベートビーチ,とりあえず砂を敷き詰め,椰子の木を植えてビーチチェアを並べ,「泳げそうな場所がないけど,一応リゾートなので造っときましたー」とでもいう風に用意された,とってつけたかのようなプライベートビーチ,それはどっちかというと川沿いの公園みたいであった.しっかり「遊泳禁止」の看板まである.しかしうっかり海に入ってしまった人も,中にはいるのではないか.(もっとも,船がかなり頻繁に行き交う海域なので,結構危ないと思うが)
 仕方がないので海で泳ぐのは諦め,黙ってプールで泳ぐことにした.この日は泳いでいる人も少なく,のびのび泳ぐことができる.小さな女の子を連れた白人(フランス人か?)の姿も見えた.しばらく泳いで,デッキチェアで休む.まさに南の島の休日である.ところでこのホテルのロビー近くでは,その日のパラオ周辺の気象衛星の写真による天気図が毎日張り出されていた.それによると,どうも9月だけあって,周辺の雲行きはあまりよろしくない.しかも台風も発生しているようだ.今はよくても,帰国する頃はちょっと怪しいのではないか.

パラオ・ロイヤル・リゾートは近代的なホテルです

客室も清潔な造りでした

ホテルのプールです.まだ午前中のためか貸切でした

ビーチは眺めるだけで泳ぐことはできません(泣)

ビーチチェアに寝転んで読書です(本はレイテ戦記です)
 
 ところで,前回のPPRにはなかったもので,ここのホテルにあってKを大変喜ばせたものがあった.それは洗濯機である.いつも旅行の際は,洗濯物はいつもKが手洗いしていたのであるが,ここのホテルには共同の洗濯機があり,しかも無料であった.洗濯物の手洗いは品数が多いためにKには大変な作業であるようだが,洗濯機があるということで労力が省けて助かると言っていた.  


オプショナルツアーの計画

 この日はホテルから一歩も出ない日であるため,オプショナルツアーの計画を立てるには良い日である.前回の旅行では,我々はロックアイランドのツアーとぺリリュー島のツアーに参加したので,今回はこれ以外のツアーに参加しようと思い,いろいろと案を練っていた.まず候補に挙がったのは,「ガラスマオの滝」に行くツアーである.これはパラオ最大の島・バベルダオブ島にある滝,ガラスマオの滝に行くというハイキング型のツアーである.この滝はNHKのあるドキュメンタリー番組(残念ながら番組名を失念してしまった)でもとり上げられていた.確かこの滝の滝壺に大ウナギがいるという内容だったと思う.パラオ最大の滝ということで,是非行ってみたいと思ったのである.
 さて,観光に使える日は,この日以外にあと2日ある.数あるツアーの中から何にしようかと考えていたが,やはりパラオに来たからには海に入りたい,しかもシュノーケリングだけでなく,一度でいいから体験ダイビングとやらに挑戦したい,「男もすなるダイビングといふものを女もしてみむとて・・・」というKの意向もあったので,せっかくだから体験ダイビングにも挑戦してみようということになった.過去に訪れたニューカレドニアやタヒチでも,体験ダイビングのツアーというものはあったはずだが,なぜか今まで参加しなかった.自分たちの泳ぎの技術や言葉の問題もあったのだが,最大の不安は保険の問題であった.出国前に別途ダイビング用の保険に入らなければならないのかもと思っていたのである.(もっとも,体験ダイビングということで,専門のライセンスを持ったガイドが同伴するし,そんな危険な海域になど行くはずもないのだが)しかし,ここパラオは元々ダイバーが数多く訪れる地でもあり,ダイビングショップやツアーも充実している.初心者でも大丈夫そうな海域もあるので,この機会に挑戦してみることになった次第である.
 さて,最終日は何に参加しようか,ということになり,私は「ジェリーフィッシュ・レイク」へ行くツアーへの参加を希望した.この「ジェリーフィッシュ・レイク」とは,文字通りジェリーフィッシュ,すなわちクラゲ(タコクラゲの一種)が多数生息している湖(海水湖)で,ここのクラゲは外海から長い間隔絶された生活を送っているうちに独自の進化を遂げ,普通のクラゲが持っている毒のある刺胞をほとんど持たなくなっているということだ.つまりクラゲと一緒に泳げる珍しい水域なのである.水族館でよく見るクラゲは,その半透明の体で水中を優雅に浮遊し,我々を魅了するが,そんな彼らと一緒に泳げるということは,実に楽しいことではないか.クラゲと一緒に泳げるところなんて,地球上にそうそうあるものではない.
 よって,今回我々が参加することにしたツアーは,上記の3種類ということになったのである.


PRRの夜

 オプショナルツアーの計画を立てたら,この日はあとは夕食をとって寝るのみである.この日の夕食は,ホテル内で済ませることにした.シャワーを浴びて着替え,レストランへと向かう.この日Kは,せっかくパラオに来たのであるから,是非「タロイモ」を食べてみたいと言っていた.そして彼女が注文したのは,魚とタロイモの炊き合わせである.何でもKが小学生の時,家で定期購読していた「学研の科学」(何年生用だったかまでは覚えていないようだ)で,当時アメリカの委任統治下にあったパラオの紹介記事があり,「パラオではイモが主食なのだ」という紹介文があったのだという.そこでこの料理を注文してみたというわけであるが,外観は魚と里芋の炊き合わせにそっくりである.しかし芋の食感は,里芋ともまた異なるらしい.味は魚は日本の煮魚にそっくりで,芋本体にはそんなに味があるわけでもないようである.しかしそれにしても相変わらず量が多い.それでも何とか食べきったわけではあるが.
 ひととおり食事を終えた後,我々はバーへ行って,カクテルを飲むことにした.別にオリジナルカクテルというわけではなかったが,それでもライトアップされたプールサイドを眺めながらの一杯は,優雅な気分になれる.そしてここではさすがというべきか,日本の焼酎も各種取り揃えられているのである.北海道の紫蘇焼酎「鍛高譚」まであった.(我々が飲むことはなかったが)そしてほろ酔い気分でエレベーターに乗り込むと,新築のホテルなのに,もうエレベーターのドアに傷がつけられていた.あーあと思いながらも,我々は部屋に戻ってそのまま眠りについた.明日はガラスマオの滝である.
 



 

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