一夜明けてこの日は晴天であった.晴天といってもやや雲が多いような気がするが,この季節は仕方ないかもしれない.この日はビーチリゾート恒例の,1日のんびり過ごす日である.まずはレストランに行って朝食である.ここではメニューにあまり困ることはない.さすがパラオだけあって,普段食べなれた日本食もある.のんびりと朝食をとり(味噌汁がやけに甘いのが気になったが),その後はまた部屋に戻って,プールに行くための準備をした.
その後プールへ行き,しばらくここで泳いだり,ビーチチェアで寛いだりすることにした.実は出発前に,「ここのホテルはプライベートビーチがあるらしい」という情報を仕入れ,我々はすっかりPPRにあるようなビーチを連想して,「PPRほど魚はいないであろうが,是非楽しんでみたい」と思い込んでここに来たのであった.しかし現実は,我々が想像していたものとは全く異なっていた.確かにプライベートビーチはあるにはあるのだが,な,なんとこの辺の海域は船舶の航行区域であるため遊泳禁止なのであった(泣).確かに目の前の海は,ビーチというより‘運河’か‘水路’といったほうがふさわしいかもしれない.そんな海に面した敷地に,まるで護岸工事を施した後にでも造ったかのようなプライベートビーチ,とりあえず砂を敷き詰め,椰子の木を植えてビーチチェアを並べ,「泳げそうな場所がないけど,一応リゾートなので造っときましたー」とでもいう風に用意された,とってつけたかのようなプライベートビーチ,それはどっちかというと川沿いの公園みたいであった.しっかり「遊泳禁止」の看板まである.しかしうっかり海に入ってしまった人も,中にはいるのではないか.(もっとも,船がかなり頻繁に行き交う海域なので,結構危ないと思うが)
仕方がないので海で泳ぐのは諦め,黙ってプールで泳ぐことにした.この日は泳いでいる人も少なく,のびのび泳ぐことができる.小さな女の子を連れた白人(フランス人か?)の姿も見えた.しばらく泳いで,デッキチェアで休む.まさに南の島の休日である.ところでこのホテルのロビー近くでは,その日のパラオ周辺の気象衛星の写真による天気図が毎日張り出されていた.それによると,どうも9月だけあって,周辺の雲行きはあまりよろしくない.しかも台風も発生しているようだ.今はよくても,帰国する頃はちょっと怪しいのではないか. |
パラオ・ロイヤル・リゾートは近代的なホテルです |
客室も清潔な造りでした |
ホテルのプールです.まだ午前中のためか貸切でした |
ビーチは眺めるだけで泳ぐことはできません(泣) |
ビーチチェアに寝転んで読書です(本はレイテ戦記です) |
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