時間となりガイドさんが迎えに来たので,そのままリゾートホテルを後にする.向かうのは昨日訪問した国立博物館(旧王宮)裏手にある船着き場,ここからこの日のメインであるメコン川クルーズに繰り出すことになっているのだ.ホテルが建つ丘を下りメコン川沿いに走ること数分で到着した.クルーズというと大型船にょる観光(ライン川クルーズやドナウ川クルーズ,はたまた前年に行ったガリラヤ湖クルーズなど)を想像したのだが,我々を待っていたのはクルーズ船というよりは屋形船といった方がしっくりくる小型の船だった(ただ小型とはいっても20人くらいは乗れそうなサイズ).しかもこの日は貸し切りらしい!誰にも邪魔されず,屋形船でのんびりの方が風情もあるのでむしろ大歓迎の我々だった.
定期便ではないので定刻があるのかは不明だが,準備ができたらしく出航である.ここからメコン川の上流に向かっていく(なので最上川や日本ラインと違って船にはエンジンが付いている).
メコン川はチベット高原に源流を持ち,南シナ海に至る全長4000kmを誇る東南アジア最大の大河である(世界でも12番目).河口付近なら,それこそ向こう岸が見えないレベルの大きさであろうが,中流域でしかも乾季のこの時期はさほど大河という雰囲気は感じない.川の水は茶色がかっている(これは周辺の土壌であるラテライトが流れ込んでいるため).川の流れはゆったりで快適な船旅だ.周辺にはトタン屋根の民家や,ちょっと立派な別荘風の建物が見える.川べりでは釣りをしている現地の人や,牛が放牧されている様子など長閑な光景が広がっていた.こうした中を1時間半ほどゆったりと進んで,まずは小さな村にて下船する. |
階段を川岸まで降りる |
こちらがクルーズ船 |
乗り込みます |
嬉しそうなK |
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