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 SINCE 2011年9月25日
       

ラオス旅行記(3)


2017年2月4日


8.ルアンパパーンの朝

 一夜明けて迎えた2月4日の朝,私の目を覚ましたのは目覚まし時計でもモーニングコールでもなく… 鶏の鳴き声だった(笑).冗談ではなく,町中からけたたましく鶏の鳴き声が聞こえてくるのだ.発展途上国の大都市なんかだと,町行く車のクラクションで起こされたり,イスラム世界だとアザーン(朝の祈りの時間を告げる放送)で起こされた経験はあるのだが,鶏の集団に起こされたのは初めての体験である.
 窓から外を見渡すと一面の曇り空,ただし朝方霧がかかっているものの,次第に晴れてくるのが乾季のルアンパバーンの気候の特徴とのこと.身支度を整えてから朝食会場に向かう.ここの朝食は卵料理付きのビュッフェスタイル(いわゆるイングリッシュブレックファスト)だったが,麺料理のコーナーやご飯も蒸してあるなどラオス風の朝食も食べられるようになっていた.また旧フランス領だった国なのでパンもバラエティが豊富である.朝からボリュームたっぷりな食事を堪能した.

ルアンパパーンの朝は霧

ホテルはこんな感じ
 

朝食会場

卵のカウンター

パンが豊富
 


9.自然公園のツキノワグマ

 朝食後8時半にロビーに向かう.すでに待っていたガイドと車に乗りこみ観光に出発である.この日最初の目的地はルアンパバーン郊外にあるタート・クアンシーの滝,実は当初の予定ではこの日は終日市内観光,明日が郊外観光だったが,ガイドさんがこの日程だと2日目が非常にタイトになるからと,初日の午前中に滝観光に変更したのだった(結果的に大正解).
 車はルアンパバーン市内から南東方向に向かう.少しすると周辺はラオスの田舎といった風景に変わってきた.ローカルな雰囲気の中を30分ほどで滝のある自然公園の駐車場に到着する.周辺にはお土産物屋が立ち並んでいる他,規模の大きなトイレもあった(ここで用を足したのはいいけど手洗い場がなかなか見つからなくて焦った.結局入り口の反対側にあったが).
 ここからはよく整備された遊歩道を登っていく.ここはルアンパバーン近郊でも有名な観光地らしく,多くの人で賑わっている(ただし観光客のほとんどが外国人でラオス人の姿はまれ).

クアンシーの滝公園

周辺は土産物屋が
 
少い歩いて最初に姿を現したのがクマ牧場(笑),実はラオスは日本でもおなじみのツキノワグマの生息地なのだ.ただ密猟や環境破壊等から絶滅の危機にあり,この公園で保護が図られているらしい.
フェンスに囲まれたエリアにはざっと見10頭くらいのツキノワグマがいたが,基本的に彼らの活動時間は涼しい朝夕に限られるので,気温が上がり始める今時分は皆だるそうに寝ていた.
 熊の柵の周囲には世界のクマを紹介するコーナーがあって,そこにはシロクマやヒグマ,ナマケグマやマレーグマ,さらにはジャイアントパンダの像が展示されているのだが(なかなかシュールな感じ),このゆる〜い雰囲気はかつて秋田県鹿角市にあった八幡平クマ牧場を彷彿させた.

公園の案内図(赤い部分がクマ牧場)
 

クマセンター入口

だるそうに寝ています

なんかシュールです
 


10.クアンシーの滝

 熊牧場の散策後さらに歩いていくと,一面ブルーの天然プールが現れる.ここは滝の下流にあたる場所で,水浴も可能なスポットだ.今回我々は水浴はしなかったが,欧米系の観光客は結構泳ぐ人が多いらしい(我々のすぐ後にやってきた欧米人が泳ぐ準備をしていた).ちなみにここの水が青いのはこの辺の地質が石灰華(トラバーチン)と呼ばれる炭酸カルシウムを主成分とするものだからだそう(中国の九塞溝と同じ).
 プールを散策していたらガイドさんが,「ここには面白い魚がいるよ」と水に手を浸し始めた.すると茶色い小さな魚が集まってきて皮膚を盛んに突っついている.そう,これがガラ・ルファという名の鯉の仲間の淡水魚だ.人間の角質を食べるとともに皮膚に適度な刺激を与えること末梢神経を活性化するとのことで,ドクターフィッシュの異名を持つ魚である(日本でも水族館などで飼育されている).彼らが角質を食べるのは,別にそれが好物だからではなく,生育環境が過酷なためヒトの角質でも食べないと生きていけないかららしい.そんなドクターフィッシュも生息している公園だった.
 そこからさらに川を遡っていくと,棚田のような光景や,日本でもおなじみの水車があったりとなんとなく懐かしい景色が続く.そうして歩いていると目の前に大きな滝が姿を現した.これがクアンシーの滝である.説明によると落差は50m,直瀑ではなく,数段に渡って落ちてくるタイプだ(日本で言えば茨城の袋田の滝か).ここでしばし休憩となる.実はここからさらに滝の上部に登っていく遊歩道があるらしいが,こう配がきついのと今日は時間がないので断念した(実際この公園は泳げるし,一日がかりで遊びに来てもいい感じ).滝側で休んでいたらタイ,ラオスと個人旅行しているという高齢の日本人男性と遭遇,私たちのガイドが日本語が話せることを知って,当地のゴルフ場事情を尋ねていた(笑).

ここは泳げる場所です

ドクターフィッシュがいます

棚田のような場所

水車があります
 
 しばし写真を撮ったりして寛いだ後,駐車場に戻る.来た道を引き返すのかと思ったらそうではなく,今度は舗装された快適な道だった(一方通行ではないが,川沿いの遊歩道とちょっと離れた舗装道があるらしい).15分ほどで駐車場に戻り再びトイレを使って車に乗り込んだった.  

クアンシーの滝全景

下流側の様子
 

クアンシーの滝

記念写真

ここから滝の上に登る
 


11.プーシー市場

 この後はルアンパバーン市内に戻っての観光となる.対向車線にはこれからクアンシーの滝に向かう車が次々にやってきた.ガイドさんによると昼頃からこの滝は非常に混雑するので,帰りは渋滞になることもあるとか,今回我々は比較的人の少ない午前中に観光することができたわけだ.
 約40分ほどで市内へ,まず向かったのはプーシー市場,主に地元の人たちが利用する市場である.近年はラオスでも首都のビエンチェンなどでは現代風のショッピングモールもあるとのことだが,地方では昔ながらの市場が普通だ.野菜や肉,米といった食料品から雑貨品までが,所狭しと並んでいた(中古バイクの店もあった).商店はほとんどが簡単なシートで覆われただけのところが多いが,一部2階建てになっている店舗もあった.ガイドさんによるとこの2階部分は金製品売り場なので行く人は少ないとのことだったが,それよりも注目したのはここにエスカレーターがあったこと.なんでもルアンパバーン初のエスカレーターらしい.
 しか〜し,できてまもなく壊れてしまい,結局用をなしていないらしい.とはいえ,そもそもこの街の高齢者にはエスカレーターは不評だそうで(乗った直後と降りる直前がダメらしい),特に修理されなくても苦情はこないとのことだった.

プーシー市場

カラフルな売り場

お米屋さんです
 

お米を蒸すアイテム

実際に蒸してるところ

動かないエスカレーター
 


12.ワット・シェントーン

 市場を後にして次に向かうのは世界遺産ルアンパバーンを代表する寺院,ワット・シェントーンである.ラオスは共産主義国家でありながら,敬虔な仏教徒が多いという不思議な国である.歴史的には今のラオスの原型といえる,14世紀半ばのラーンサーン王国建国後にスリランカから上座部仏教がもたらされたと言われているが,それ以前に唐朝時代の中国からもたらされた大乗仏教が信仰された時代もあらしい.

ワット・シェントーンの入り口
 
 古都ルアンパバーンには数多くの寺院があるが,その中でも最も歴史が古いのがこのワット・シェントーンでその建立は16世紀半ばとされている.場所はメコン川とナムカーン川の合流部,ちょうど土地が半島のように突き出ている部分の先端だ(この寺院からは両方の川が見える).寺院の近くで車を降りて白い門から中に入る.入り口付近にはなにやらお煎餅のようなものを売っている人がいたが,白い普通の煎餅かと思って見たら,もち米の煎餅だった!  

あつく仏教が信仰されているラオスは実は共産主義の国です(右はラオス人民革命党の旗)

なにやら煎餅を売っている



もち米です!


 
 ワット・シェントーンには本堂の他,たくさんの建築物がある.まず入り口入ってすぐ右手にあるのが霊柩車庫,ここには1960年のラオス国王サワーン・ワッタナーの葬儀に使われた霊柩車が保存されている.たくさんの黄金の龍の背中に棺(というか巨大な壺)が乗った霊柩車は非常に壮麗な感じだ.またここにはたくさんの仏像や壁画も残されており,往時のラオス王朝の威光を忍ばせてくれる.

寺院のすぐそばにはメコン川があります
 

霊柩車庫(金ぴかです)

サワーン・ワッタナー国王の葬儀に使われた霊柩車

霊柩車先頭の飾り(なんかキングギドラみたい)
 
 続いて向かうのが本堂,ここはお寺の中心部ともいうべき場所である.まずはその外観を観察,湾曲した屋根が三重にかさなった,いわゆるルアンパバーン様式といわれる屋根が非常に特徴的だ.その湾曲具合が見事で,ラオスでもっとも美しいといわれている.本堂背面の外壁にはマイトーン(黄金の木の意)と呼ばれる巨大な木と様々な動物などがモザイクで描かれている.これは仏教の物語を描いているのだそう.
 本堂の中には巨大な仏像が鎮座していた.体は金色に塗られているが,顔はミャンマーの大仏のような白塗りではなく,斜め下から見上げるとなんとなく奈良の大仏の姿を彷彿させる.大仏周囲には小さな仏像も並んでいた.周辺を見渡すと,一体の仏像の上に龍をイメージした樋が走っているのが見えた.これはラオスのお正月に仏像に水をかけるための仕掛けとのことだった(毎年四月中旬に行われるラオスのお正月=ビーマイ・ラーオの水かけ祭りは有名).
 一方で本堂の南西部には赤堂(レッドチャペル)と呼ばれる小さな堂があり,ここには16世紀の王セーターティラーによって搬入された寝仏があるらしい(我々が訪問した時は鍵がかかって中は見られなかった).その他ミャンマーでよく見かけたパゴダの小型版のようなものもたくさん見かけた.

ルアンパパーン様式の独特の屋根(合計9枚からできています)

記念写真

こちらが入り口
 

ここから入ります

鎮座した仏像

水を流す樋
 

背面には黄金の木(マイ・トーン)のモザイク画が描かれている

仏塔もあります

こちらにも仏像が
 


13.フランス料理店エレファント

 ワット・シェントーンの見学を終えると大体12時20分,ちょうど昼食タイムである.この日はルアンパバーンでもっとも有名なフランス料理店「エレファント」に行った(ガイドさ曰く「ここはかなり有名なレストランなんですよ」).地元の人や観光客に人気の店らしく,ディナーだとなかなか予約が取れないらしい.この日は前菜&メイン&デザートのチョイスメニュー,自分は前菜にかぼちゃのスープ,メインはポーク,デザートはアイスクリームを選択する,飲み物はこの日もラオスビールをいただいた.

レストラン「エレファント」
 

かぼちゃのスープ

メインのポーク

デザートのアイスクリーム
 


14.サッカリン通り

 昼食後,午後の観光に出発する.まずはレストランから徒歩でルアンパバーン旧市街のメイン通りに向かう.途中の路地には紙漉きをして売っている人がいた(日本の和紙と同様の製法).通りにはあちこちに路駐の車があったが,ガイドさんが一台の車を指して,「あれは中国の車ですね」と言う.見ると青いナンバープレートで漢字が書かれていた(ラオスのナンバープレートは一般に白い).実は中国の雲南省あたりとルアンパバーンは意外に近いので,こうして車で観光にやってくる中国人は多いのだそう.それだけ国境地帯の治安も安定しているのだろう(これが中国とミャンマーの国境付近なら… ( ゚Д゚)).ちなみに漢字の川は四川省を,云は雲南省を表すのかなと勝手に推測した.
 そのまま少し歩くとメイン通りに出る.ここはサッカリン通りというなんだか甘そうなイメージの通りだが,このサッカリンは人工甘味料のことではなく,19世紀のルアンパバーン国王の名前に由来している.この地は19世紀の末から20世紀の中盤までフランス領インドシナの一部だったため,今でもフランス風の建物が立ちならんでいるのでいる.地元の小学校や幼稚園のほか,ラオス王国の元王族のお姫様(ガイドさんはそういっていたが,相当な高齢な方)が住む宮殿(?)もあった.
 お姫様の宮殿の角からメイン通りはシーサワンウォン通りと名前が変わる.この名前は1904年に即位したルアンパバーン国王の名で,第二次世界大戦やその後のインドシナ戦争といった激動の時代を生きた人物である.シーサワンウォン通りに入ると道の両側に商店やレストラン,カフェが立ち並ぶなど華やかさが増す.建物は屋根はワット・シェントーンで見られるような色彩でラオス風だが,ベランダや窓はフランス風で,やっぱり影響をフランス領時代の影響を感じる.夕方以降毎日開催されるナイトマーケットの会場もこのエリアである.

紙を漉いています

日本の和紙に似ています

中国ナンバーの車

サッカリン通り
 

小学校

お姫様の屋敷

シーサワンウォン通り
 

商店が並びます


屋根はラオス風ですがベランダは洋風

フランスっぽい窓です

 


15.王宮博物館

 通りをしばらく歩いていくと,右手に大きな建物が見えてきた.これがかつてルアンパバーン国王の宮殿だったところで,現代は王宮博物館(国立博物館)となっており,さっそく見学に向かう.門から入ってすぐ右手にあるのはパバーン像安置祠という仏像が納められた祠だ.祠といっても立派な建物で,壁には金ぴかの装飾が施されているほか,午前中に訪問したワット・シェントーンと同様に反った屋根などラオス風味の建物となっている.その反対側を見ると,この宮殿の主だったシーサワンウォン王の銅像が立っていた.これは旧ソ連から贈られたものだそうで,言われてみると重厚な感じがソ連っぽい.
 そしていよいよ宮殿の中に入っていく.ここでは靴を脱ぎ,荷物はロッカーに預けてからの見学となる(さすが元王宮).内部は写真撮影も禁止なのでカメラも持ち込めない(スマホ程度はポケットにしまうなどしていればOKだった).

奥に見えるのが王宮博物館

パパーン像安置祠
 
 内部はは国王が公式の謁見を行った部屋や各種儀式が行われる部屋を始め,国王や王妃の寝室や王族が食事を行った食堂,国王の書斎などのプライベート空間などがある.また王族が使用していた装備品や,諸外国から贈られた宝物なども展示されていた.宮殿そのものが建設されたのは1909年でフランス領だった時期に当たり,建設にはフランスの援助もあったため,周辺にある寺院とは違いここは西洋風の造りになっている.
 王宮内部の見学の後は,裏のガレージにある,かつて国王が使用した自動車を見学,年代物のリンカーンなど見る人が見れば感動モノの車体が並んでいたが,自分が注目したのはそこではなく,向かい側の建物から顔を出していた巨大ニワトリ!,いったいこれは… ガイドさんに聞いてもよくわからないという謎の存在だった.
 

シーサワンウォン王の像

かつての王宮です

謎の巨大ニワトリ
 


16.ワット・マイ

 王宮博物館の見学の後はその西隣にあるワット・マイへ.ワットとはラオス語で寺,マイは新しいの意なので,日本語でいえば新寺という意味になる.実際このお寺の建立は18世紀末なので,午前中に見学したワット・シェントーンよりは200年以上新しい.ここも屋根は基本的にルアンパバーン様式だが,後代の王が改築を繰り返したためその他の様式も混在している.このお寺は外壁に見事な黄金の浮彫が描かれているのも特徴で,これはラーマーヤナの物語なのだそうだ.ラーマーヤナは古代インドの叙事詩で,元々ヒンズー教のものだが,東南アジアの仏教圏にも広く知られている物語となっている(カンボジアのアンコールワットにもある).本堂の中では,ちょうどこれから出家するらしい若者を囲んで一族(?)の人たちがイベントをやっていた.なお境内には本堂の他に卒塔婆なども並んでいる.

ワット・マイ

寺院の入り口
 

外壁に描かれたラーマーヤナの物語

仏塔

寺院からプーシーの丘を見上げます
 


17.プーシーの丘

 ワットマイ見学の後は一旦ホテルに戻っての休憩時間である(次は夕方からプーシーの丘で夕日見学).2時間ほどの自由時間だったので,せっかくだからとホテルのプールに繰り出した.海外旅行の際にはプール付きのホテルに宿泊する機会も多いんのだが,観光が忙しすぎて(笑)プールを利用する暇がないことが多い.今回は貴重な機会となった(気持ちよかった).
 夕方になり迎えがやってきて出発となる.今度の目的地は世界遺産ルアンパバーン市内を一望できるプーシーの丘,特にここから眺める夕日が素晴らしいということだ.さっき見学した王宮博物館そばのシーサワンウォン通りから階段を上っていくのだが,市内との標高差は150メートルで,なんと階段が328段!もあり息が上がる.それでも15分ほどで丘の上に到着,山頂は世界遺産の夕日を一目見ようという大勢の観光客でごった返していた.

ホテルのプール

気持ちいいです
 
まさに立錐の余地もないという感じ.3年前に行ったミャンマー・バガンのシュエサンド・パゴダも大混雑だったがここまでではなかったと思う(笑).ここからはほぼ360度のパノラマが堪能でき,市街地(自分が宿泊しているホテルも見えた)やメコン川,支流のナムカーン川が一望できるのだった(すさまじい人混みの隙間からなんとか写真を撮った).   

プーシーの丘への階段

凄い人だかり

ナムカーン川
 

メコン川と夕陽
 


18.ナイトマーケット

 日没後来た道を戻る.登りと違って下りは楽で,10分もかからないで下界に到着する.降りてみると,さっきまではただの道路だったシーサワンウォン通りにたくさんの露店が出現していた.これがルアンパバーン名物のナイトマーケットだ.もっぱら外国人観光客相手の露店なので,野菜などの食料品や日常雑貨はなく,売られているのはお土産物ばかりである(あとはファストフード的な屋台はある).キーホルダーなどの小物に加え,繊維製品を扱っている店が多い(ラオスの名産らしい).道路に整然と露店が並ぶさまを見て,店同士でけんかになったり,場所取りで揉めたりしないのか心配になったが,ガイドさんによると,どのスペースに誰が出店するかはあらかじめ決められているとのことだった(たしかにそうでもしないと大変なことになりそう.ナイトマーケット実行委員会とかがあるんだろうか 笑).

ナイトマーケットの始まり

カラフルな土産物
 

食べ物の屋台も

いい匂いがしてきます

開店準備中
 


19.ソン・パオレストラン

 そんなナイトマーケットの散策の後は夕食の時間,この夜はシーサワンウォン通りよりも一本メコン川側に入った通りにあるソン・パオレストランという郷土料理のお店である.ここは日本人が経営しているらしく,日本語表記のメニューもあった.この日のコースは最初に菜の花スープ(塩味あっさり系で美味しい),その後に各種料理の盛り合わせが登場,昨夜のラープは豚肉だったがこの日は鶏肉,やっぱりハーブ(というかパクチー)が効いている.その他ラオス風の春巻きや野菜炒めがあったが,ひときわ注目をひいたのがご飯である.実はラオスの主食はコメなのだがコメはコメでももち米なのだ.昨夜のレストランは普通のうるち米だったが,この日はついに!もち米が登場,赤米を使っているらしく,ぱっと見は赤飯に見える.食べてみると確かにもち米で,ごま塩をかけるとまさにお赤飯という感じだった.

菜の花スープ

ラオス料理盛り合わせ
 
 食事をしていると踊り子さんと楽器の人が登場,ここからはラオスの民族舞踊ショーの時間となる(この日はお客さんが少なくて貸し切り状態,お店のマスターは「いつもはこんなことはないんですが,今日に限って貸し切りなんですよ〜」とおっしゃっていた 笑).
 食事後はホテルに戻る.明日はルアンパバーン名物,早朝の僧侶の托鉢を見学するため,さっさと寝ることにしたのだった.
 

赤飯のよう

楽器の人

踊り子さんと
 



 

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