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 SINCE 2011年9月25日
       

JR奥羽本線 のぞき駅

 のぞき(及位)駅はJR奥羽本線の駅である.奥羽本線は福島県福島市を起点とし,奥羽山脈の西側内陸部を経て秋田市に抜け,さらに北上して最終的に青森市に至る,東北地方日本海側の幹線である.福島から新庄までは山形新幹線のルートともなっている.目指すのぞき駅は,その山形新幹線の終点”新庄駅”から,普通電車でさらに35分程,北に行ったところにある.
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 新庄から秋田行きの普通列車(2両編成の東北地方の都市近郊でよく見られるタイプ701系?)に乗り込み出発する.新庄から5つ目の大滝駅を過ぎると,いよいよ次が目指すのぞき駅である.車内放送に耳を済ませる.「間もなく,のぞきのぞきです.降り口は進行方向左側です…」.ワクワクするような(笑)車内放送が終わると電車はのぞき駅に着いた.早速途中下車してみる.

何かを覗いています(笑).



”のぞき”縦に書かれた看板が見たかったのですが,なぜか見当たりません.

のぞき駅の看板です.隣のいんない(院内)駅はもう秋田県になります.
 
 のぞき駅のある,山形県真室川町は山形県北部に位置する人口約10,000人の町で,真室川音頭で有名である.のぞき駅周辺は,典型的な中山間地域といった感じで,田んぼや畑もちらほらと見られる.この駅はいわゆる”秘境駅”ではないため,それなりに立派な駅舎が存在するが,基本的には無人駅である.駅を探索すると,”のぞき(及位)”の名前の由来を書いたプレートが貼ってあった.それによると,その昔,この地域で修行していたとある修行者が,山の断崖の端から宙吊りになり,崖の横穴を覗き込むという荒行(想像しただけで凄い修行である)をやって,後に位の高い山伏になったことに由来するのだという(今でも奈良辺りでは,この修行をやる人がいるそうです!).我々一般人が想像するのとは全く違った由来があったのである.

恐る恐る近づいて見ましたが,ハチの巣は発見できませんでした.

ホームから見たのぞき駅の駅舎です.結構立派ですが,無人駅です.

のぞき駅の由来が書かれています.立派な由来があったのです.
 
 のぞき駅から更に北上すると,間もなく雄勝トンネルという長い県境のトンネルに入る.そのトンネルを抜けた先は秋田県湯沢市になるのです(旧雄勝町といって,平安時代の歌人小野小町の出身地といわれるところです).

新庄行きの電車が静かに出発して行きました.

外から見た”のぞき”駅です.バス停の名ものぞき駅です.

駅周辺はのんびりとした山村の雰囲気を醸し出しています.
 

 
”のぞき”駅到着直前の車内放送です


 

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