滑走路を飛び立ったセスナは一路南へ向かう.右手にはKBブリッジがその雄姿を見せている.コロールの市街地を過ぎるとその南方の内海にマッシュルームのような島々が見えてきた(私はここをパラオ松島と呼んでいる).その反対側にある大きな島の海岸に佇むのがミルキーウェイと呼ばれるスポット,ここは海底にたまった白い泥のためにそこだけミルクを溶かしたかのように見えることからその名がある.ここで行われる泥パックは美肌効果があると有名らしい.
さらに南下すると,タツノオトシゴのような形をしたウルクターブル島にさしかかる.ここはロックアイランド最大の島であるが現在は無人島らしい.その先にあるのがマカラカル島でその手前にユーイデルコール島がある.
マカラカル島は内陸部にいくつかの小さな湖がある.これらは太古の昔,海だったところで現在は外界と隔絶された塩水湖となっている.これらの湖の中でもジェリーフィッシュ・レイクは非常に有名な場所である.ここにはタコクラゲの一種である無毒化したクラゲがたくさん生息していて,彼らと戯れることができるからだ(我々も2005年秋の訪問時に訪れた).この日も上空からは湖で遊んでいる人らしき影がたくさん見えた.
ジェリーフィッシュレイクを後にしてマカラカル島の南西へ,間もなく見えてくるのがオモカン島,ここは干潮になると白い砂の道が出現することで知られている(ロングビーチ).この時ちょうど白砂が出現していた.付近には鯨の姿そっくりの通称クジラ島もある.
ここからさらに南にあるのがカープ島とガムリス島である.どちらの島もダイビングスポットとして有名な場所で,カープ島は宿泊施設のあるリゾート島として知られている(島名の由来は島のオーナーが広島カープのファンだからという噂があったが真偽のほどはわからない 笑).一方のガムリス島付近にはマンタの通り道として知られるジャーマンチャネルがある.その南に位置するのが戦跡として知られるペリリュー島だ.2005年冬に訪問したこの島を今度は上空から見ることができたのは非常に感慨深かった.
ペリリュー島から反転して北上,いよいよセブンティ・アイランドである.しばらくしてガイドブックでも有名な島影が見えてきた.ワクワクする瞬間である.セスナはこのセブンティ・アイランドの上空を何度か旋回,素晴らしい景色を堪能したひと時だった.
この後は戻る時間となる.帰路はロックアイランドの西側を飛び,無事飛行場に着陸した. |
はるか向こうにKBブリッジが見える |
コロール南に広がるパラオ松島 |
ミルキーウェイ |
ミルクを溶かしたような色です |
ユーイデルコール島 |
|
|
ジェリーフィッシュレイク |
マカラカル島北方も松島です |
クジラの形をしたクジラ島 |
|
|
|
|
ガムリス島
|
有名なダイビングスポット,ニュードロップオフ |
ここも有名なスポット,ブルーコーナー |
|
|
ペリリュー島の滑走路が見える |
ペリリューの市街地
|
いよいよセブンティ・アイランドが |
|
|
セブンティ・アイランドA
|
セブンティ・アイランドB
|
パラオ・パシフィック・リゾートが見えます |
|
|
コロールとアラカベサンw結ぶ日本橋 |
コロールの市街地
|
KBブリッジの雄姿
|
|
|