ビーチで午前中の時間をつぶし,ちょうど昼食の時間となった.この日の昼食は,ホテルのレストランのビュッフェである.私は食事の友として,やはり休日の気分を味わうためにビールをオーダーした.一方のKは,アルコールが入ると脱水症状が起こりそうでいやだということで,ジンジャーエールを頼んでいた(本当は炭酸入りミネラルウォーターの「ペリエ」が欲しかったらしいのだが,あいにく在庫がないとのことであった).Kは結構泳ぐので,このような日中の日差しが強いビーチリゾートでは,昼間はアルコールはなるべく摂らないようにしているらしい.私はKのようにガンガン泳ぐわけではないので,やはりビールを飲んでバカンス気分を満喫したかった.
食事の後は,またホテルの敷地内でのんびりと過ごすことにした.実はこのホテルには,敷地内の一角によく動物園で見られるような大きなケージがあり,そこではパラオに生息する鳥類や哺乳類が飼育されているのである(そんなに何匹もいたわけではないが). |
ビーチチェアに寝そべって本を読むのは南の島の休日のお約束です(読んでいるのはビザンチン帝国の本) |
外から見ても魚がウヨウヨいるのがわかります |
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ここにいたのは,パラオの国鳥に指定されているコロッとした体形のアオバト,主に果物を食べるパラオオオコウモリ,そして固有種ではないが,広くこのあたりに生息している白い羽のオウム,キバタンであった.さすがに我々は,野生下の彼らに出会うことはなかったが,これらの動物を,ケージの中ではあっても興味深く眺めることができた(なお,島嶼の常として,パラオには野生の大型哺乳類はいない.南端のアンガウル島にはカニクイザルが生息しているらしいが,彼らはもともとこの島に生息していたわけではなく,人間の手で(多分ドイツ人あたりだろう)持ち込まれたものである.現地では農産物を荒らしたりして,地元の人が結構困っているようだ). |
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PPRのビーチは1日ゴロゴロしていても飽きません |
ホテルの客室はコテージタイプが沢山集まった造りです |
PPRの構内はとても広く,歩いているだけで運動になります |
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