三平峠からはひたすらな下りとなる.とはいえ,壊れかかった木道,石がごろごろする道,沢水があふれた個所などお世辞にも歩きやすいとは言えない個所も多く,油断するとケガをする恐れがあり慎重に下っていく.だいたい1時間ほど歩いて前方に建物が見えてきて,足元の路面が普通の砂利道になった.尾瀬を去った寂しさよりも,なんか人里に戻ってきた安心感が上回る感じだ.やがて砂利道が舗装道路になってまもなく,一ノ瀬の休憩所に到着となる.
一ノ瀬休憩所は現在休止中だが,休憩スペースとしての利用は可能,さっそく荷物を置いて休憩である(長い悪路の下りで結構へばっていた).ストレッチをして外に出ると,大清水行きと書かれたマイクロバスが停まっているではないか.もしかしてこれは… と思い近くにいた運転手っぽい人に,「これ,大清水に行くんですか?」と聞いたところ,「そうです,今日から運行なんです」との答えが.一ノ瀬−大清水間は自動車が通れる道だが,基本的に許可車以外は通行禁止,夏季のみシャトルバス運行となっている.事前に調べた限りでは2021年のバス運行のスケジュールは発表されておらず,今回は大清水までは徒歩で行かなくてはならないと覚悟していた.が,バスが運行されているとなれば話は別! 聞いたら5分後に出発するということで急いで乗ったのは言うまでもない.
一ノ瀬−大清水間は徒歩だと1時間かかる(我々の体力だともう少しかかるかも).そこをバスで10分ちょっとで移動できるわけだからこの先の行程が楽になる.結局11時15分ごろに大清水の休憩所に到着できた(当初の予定では12時過ぎに着く予定だった).当初予定よりも早く着いたことから1本前のバスで下山できるんじゃないかということで,ここでお土産品購入&昼食タイム.この日は定番の山菜そばをいただいた.そして11時50分の関越交通バスで車を停めてある戸倉温泉の駐車場に戻ったのである. |
ひたすらな下り |
下界に降りてきました |
山菜そば |
3日ぶりの尾瀬第1駐車場 |
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