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 SINCE 2011年9月25日
       

 第12回ひの新選組まつり参戦!!


第2部 パレード編

13.パレードの朝

 普段は朝寝坊のくせに,こういう時だけは妙に早起きになる私だが,前夜2〜3時間しか寝られなかった影響もあってこの日はぎりぎりまで寝ていた.起きて身支度を整え,ロビーで副チョウさんと待ち合わせて外に出る.副チョウさんはすでにあらかた着替え終わっており気合いが入っている.ちなみに彼の相方の松原チュウ殿は昨日のコンテストで武田観柳斎役になったため集合場所が異なり,今朝は別行動になる.天気は上々まだ朝8時前だというのに早くも日差しが暑い.こりゃ午後には大変なことになりそうだ.
 一般隊士の着替え場所である潤徳小学校は高幡不動駅をはさんで反対側にあるため必然的に駅構内を通らなければならない.駅に入ると大きなカバンを持った人たちが大勢同じ方向にゾロゾロと歩いている.明らかに同じ目的の人たちである.流れに乗って歩いているうちにあっという間に小学校に到着した.
 


14.潤徳小学校にて

 潤徳小学校は校門と玄関がちょうど校庭をはさんで対角線の位置にある.昨年は雨で校庭がぐちゃぐちゃにぬかるんでいたため,足もとに気をつけながら校庭の端をぐるっと遠回りして玄関に行ったのだが,今年はそのまま最短距離で校庭を突っ切った.
 玄関の受付で名乗ると記念品の入った袋とパレードの注意事項が書かれた軍中法度が手渡され,所属する隊が告げられる.なんと
一番隊であった.沖田総司の隊である.こういうシチュエーションは全く想像していなかったので非常にワクワクした(自分が沖田総司になる可能性は限りなくゼロに近いので,こういう形でしか一番隊には入れない).ちなみに同行した副チョウさんは九番隊で,残念ながら同じ隊にはなれなかった.
 受付を済ませて校内に入り,着替え場所の家庭科室に行く.すでに中では多くの人たちが着替えをしていた.慣れない方の着付けのお手伝いをしてくださる地元の方々も何人かいて,忙しそうにしていた.私は過去の経験からなんとなく着付けの真似ごとくらいはできるようになっていたため自分で着替えた.昨年は襦袢,長衣を着てその上に羽織だったが,今年は事前の予報でかなり暑くなりそうだったので思い切って浴衣1枚にした.袴は昨日デビューのニュー袴である.
 着替えをして貴重品を入れた巾着袋を提げてさあ出発,と外に出ると土方歳三の洋装を着た男性が立っている.見ると我が盟友
コシゾウさんだ.今回諸事情で初日のコンテスト等には参加できなかったが,今日のパレードには歴代ミスター土方隊の一員としてはせ参じたのである(なんでもほとんど睡眠がとれない状態で宇都宮から駆け付けたらしい).この辺にこのお祭りに寄せる彼の意気込みを感じた.ここで新しく仲間となった副チョウさんを紹介したのだが,「いい男じゃない」と声をかけられて副チョウさんはちょっと照れていた(笑).その後次々と玄関から出てくる隊士の中に,一昨年以来2年ぶりの参加となるそうさんの姿を見たのだが,彼女は五番隊とのことでこちらも残念ながら同じ隊とはいかなかった(ただ五番隊は前夜祭でご一緒した松原チュウさんの隊なので寂しくはないであろう).またここで着替えをするのは新選組ばかりではなく,倒幕派の諸隊もおり,昨年のしながわでご一緒させていただいた相楽総三さんの姿もお見かけした. 
 
 そしてその後一同玄関前に集合し,例年祭りを裏から支えてくださっている日野新選組同好会(日野新)の名誉局長Mさんから注意事項の説明を受ける.特に今年は暑いので熱中症には注意して水分をマメに摂ることが徹底された.続いて恒例の抜刀・納刀の練習へと進む.日野新の方の指導のもと,校庭に広がって練習するのだが,背の高くない女性を中心に大刀を抜くのに苦戦している人もいた.

潤徳小学校にて日野新の名誉局長,Mさんから説明を受けます.
 
 その後副チョウさん,コシゾウさんと連れだってメイン会場である高幡不動尊へと向かったのだが,大勢のダンダラ隊士に交じった洋装土方歳三というわけで早くも沿道の注目を浴びる.中にはコシゾウさんを今年のミスターと勘違いしている人もいたようだ(確かに貫禄は十分だもんな 笑).  


15.高幡不動尊にて

 メイン会場となった高幡不動尊の境内にはすでにたくさんの隊士が集まっていた.青空と新緑,その中に並ぶ多数の浅黄色のダンダラが日の光を受けて輝いていた.傍らでは露店が立ち並び,お祭りの雰囲気をいっそう盛り上げている.まずは境内奥にある客殿(というらしい.参加4年目にして初めてその名を知った)前に三々五々集まっていく.すでに大勢の隊士ですごい熱気だ.ここでは常連の野島姓さんや前夜祭でご一緒させていただいた,昨年の三樹三郎の姿を見かけた.さらにはひげの伍長たけるさんたちが今年も不逞浪士の人相書きを配っていた(昨年大好評だったもの.今年は2パターン用意したらしい).今年の桂小五郎は仲間のフミヲさんなので,「どうせなら桂はフミヲさんの似顔絵にしたら良かったのに」と聞くと,「ちょっと考えたんですが,シャレにならないかもしれないので」と答えていた(笑).
 そのうちに各隊の隊長が客殿から出てきた.旗も登場し各隊隊長を中心に集まっていく… のだが,我が隊長沖田総司の姿が見えない.今年の沖田総司は昨日のコンテストで見事な居合を見せた凛々しい女性なのだが,メイクに手間取っているのだなと想像はついた(例年特に女性のメイクが準備の律速段階になってしまう).そこへ係員の方が一番隊の旗を持って「一番隊どこですか?」とやってきたので,「ここで〜す」と私が答えると,
「この旗は絶対に離さないで下さいね」と言って手渡す.

爽やかな朝の高幡不動尊

土方歳三像が見守る

日野太鼓が祭りの始まりを告げます.
 
私が旗を掲げながら「一番隊ここで〜す」と声を上げると三々五々隊士が集まってきた.「誰か旗持ちやりたい人いますか」と聞くと,そばにいた若い女性が興味を示したので,「これは絶対に離さないで下さいね」とさっきの係員の受け売りで旗を手渡した.  

コシゾウさん,副チョウさんとの記念撮影

左から高杉晋作,相楽総三,桂小五郎です.

今年も倒幕派志士の手配書が出回っています.
 

 さて一番隊と大書きされた旗の周囲に集まった隊士の面々を見ると,あれっ見知った顔が… なんと毎年このお祭りで遊んでもらっている同郷の
まーうささんとそのお友達のmomiさん,風雅さん,ちゅうすけさんたちだ.どうやら今年はプチグループ参加らしい.偶然とはいえ同じ隊になって感激だった.特にプチ新選組組長のまーうささん(笑)はダンダラを着せた鉛筆削りのロボット(ニセオカ君)を用意して楽しそうに写真を撮っていた.しかし再会はうれしいのだが,こうして改めて見渡してみても…,
 女子ばっかり
 結局この段階で一番隊の男は私ともう一人だけだった(最終的には3人になったが).ハーレム状態といえば聞こえはいいが,二本差しのダンダラだからとてもそんなメンタリティーにはなれない.さらに今年の一番隊は基本的に衣装貸出の隊らしく,みんなお揃いのひのパレ仕様の羽織・袴である.そんな中にただ一人色の違う衣装の私,目立つのなんの,まるでショッカーの赤戦闘員状態だ(笑).

今年はなんと一番隊です

多くの隊士で賑わう境内です.
 
 ところで例年新選組本隊には,必ずガイド役の方が付いてお世話くださる.日野新選組ガイドの会の方々だ.今回も実行委員会用の法被を着た皆さんが各隊につき注意事項の説明をしていた.我が一番隊の担当はガイドの会の重鎮Sさんだった(壬生浪士組の筆頭局長に似たお名前で,ご本人も盛んに「違いますからね」とおっしゃっていた 笑).ただSさんは全体も見なければならない立場ゆえ,「私は時々抜けますから,そうですね… あなた」といって私を指名し(おそらく一番ベテランぽくて,しかも衣装が目立っていたからだろう),「その際はよろしくお願いします」となった.一番隊ガイド代行ビザンチン皇帝の誕生である.   


16.出陣式

 この時,「出陣式を行いますので各隊は大日堂前に移動してください」との声がかかる.この段階になっても沖田総司の姿が見えなかったので,件のSさんが「じゃあ沖田が来るまであなたが仕切って」とまた私を指名する.ガイド代行から一番隊伍長兼任になった瞬間である.とはいえ,いきなり「行くぞ!」という号令もどうかと思い,「じゃあ,一番隊のみなさん二列縦隊で行きますよ」と観光ガイドのような号令と相成ったのだった.
 一番隊を先頭に次々と大日堂前に隊士が入っていく.まずは記念撮影である.この辺の段取りは勝手知ったるものなので,旗は最後尾であること,大日堂を背にして二列で前を向くこと等指示を出した.隣にいた二番隊の永倉新八に「さすが,経験されてますから的確ですね.」などと言われて照れる私だった. 
 
 この時例のSさんが「これを配ってください」,と袖章の束を手にしてやって来た.ひのパレの醍醐味の一つとして隊士名が書かれた袖章の存在があり,これをつけて行進することで,さもその人物になった気分に浸れるのである.もちろん土方歳三をはじめ隊長クラスはコンテストで決まっているのだが,監察クラスの隊士(山崎蒸,吉村貫一郎,篠原秦之進,尾形俊太郎ら)はコンテスト選出ではないため,ランダムに配られる袖章の中に混ざっているのである.私はこれを当たりと呼んでいる.当たりは隊士名の上に監察とか勘定方とか書かれているのがミソなのだが,伍長の特権とばかりに手渡された袖章を確認したのだが… 残念ながら当たりが一枚も入っていないのであった.仕方ないので,「一人一枚好きなのを取ってください,これは最後に回収しますからね」と袖章の束を後ろに回した(結局最後に余ったのが自分の袖章となった.今年の役柄は加藤定吉である).

出陣式の開始です

土方副長と近藤局長(かずやさん)の間にお琴さんが
 
 ふと,その時向こう側から,「三番隊整列!」とよく通る大きな声が.見るとたけるさんが号令をかけており,傍らには隊長の斎藤一(そうさんの友人のへこみ隊長さん)が満足そうに腕組みをして見守っている.なんか絵になる格好いい構図,さすがと感心した.
 結局各隊が整列した段階になっても沖田総司は現れず,心配し始める隊士も.メイクのせいだろうと予想は付いていたので,「沖田隊長は池田屋で無理をされて入院し,良順先生の治療を受けているのかも知れん.最悪の場合は卒業式のアルバムの欠席した生徒みたいに右上に顔だけ載せるから」などと勝手なことを言っていたのだった.
 とはいえこの段階で姿が見えなかったのは沖田総司だけではなく,局長近藤勇と何よりもミスター土方自身の姿もなかったので,記念撮影が始まるはずもなく心配は無用であった.その後高幡不動尊の貫主さんに続いて近藤局長,ミスター土方そして最後に我が隊長沖田総司が現れ無事記念撮影と相成った.第9回以来ミスター土方は洋装であったが,今年は久方ぶりの和装のいでたちである.北海道から駆け付けた,昨日のコンテストでは自前の洋装だった女性だ.そのきりりと引き締まった表情は副長にふさわしいものであった.
 その後出陣式に入る.貫主さんの挨拶,注意事項の説明に続きミスター土方の勝鬨で,さあいよいよパレードの始まりである.一番隊を先頭に隊列を組んで大日堂の階段を下っていった(この瞬間もっとも気分が高揚するという人もいた).
 
 
 


17.隊士パレード(高幡地区)

 大日堂から行進してきた各隊は五重塔隣にある土方歳三像前で一旦停止した.例年同様にここで法要が行なわれるためである.歳三像に向かって左から一番,二番と各隊隊士が整列し,その間から貫主さんらが入場しての読経,続いてミスター土方による献花が厳かに行われた.
 そして馬が登場し,ミスター土方は馬上の人となる.さあいよいよ高幡地区パレードの始まりだ.
 横断幕を先頭に提灯,誠の隊旗,騎乗のミスター土方と続く.その後ろから近藤局長とお琴さんが続き,その後が我が一番隊である.私の位置からは局長・お琴さんはもちろん,ミスター土方の姿もよく見える(一番隊の特権といえよう).今年のお琴さんは昨日のコンテストでステージ上餞別代わりに民謡を歌っていた方である.一応町娘なのでお姫様のような絢爛豪華な衣装というわけにはいかないが,桃色の質素ながらも華のある着物姿が素敵だった.一方の近藤局長はコンテストで自前土方洋装を用意してPRしていた方である.近年幹部隊士の衣装は大河衣装なのだが,今年の局長の羽織は,白地に黒のダンダラという東映の新選組モノを彷彿させる造りだった.局長は土方歳三の後ろを歩いていた.毎年書いていることだが,この副長が騎乗で局長が徒歩というのがひのパレのツボである(笑).例年だと小姓の市村鉄之助もミスター土方の傍に付いているハズである.今年の鉄之助は昨日お会いした渋谷系歴女の
おりんさん,その姿はいずこと探してみたのだが…… い,いない(寂).
 後からわかったのだが今年の鉄之助は最後尾の蝦夷新選組に編入されていたらしい.洋装ならともかく京都時代の和装の土方歳三では仕方ないともいえたが,一方で今年は準主役としてのお琴さんの存在があり,もし可愛い鉄之助が側にいたりすると,本命のお琴さんが嫉妬してしまうのではという実行委員会側の配慮があったのかもしれない(真偽不明 笑).
 さて我が一番隊は高幡不動尊前の横断歩道を渡って颯爽と行進していく.初参加だった第9回の頃はあちこちで抜刀,勝鬨のパフォーマンスを繰り広げて華やかだったのだが,近年は規制が厳しくなったらしく,抜刀ポイントも少なくなりちょっとさびしいパレードになっている.とはいえ,晴天の中,見守る大勢の観衆を前に抜刀なしでの勝鬨をあげたりしてそれなりのパフォーマンスを繰り広げた.

法要が行われています(写真 日野宿本陣文書検討会様)

いよいよパレードの開始です

颯爽と行進する一番隊

ミスター土方の音頭で抜刀!

行進する近藤局長とお琴さん
 
 そして高幡不動尊に向かう参道ではいよいよ最初の抜刀ポイントとなる.「抜刀!」の掛声のもと,「エイ,エイ,オー」と勝鬨を上げる.沿道の観衆にとっては今年初の抜刀シーンであり,一番隊隊士が一斉に抜刀した瞬間の「おおっ」という反応が気持よかった.ちなみにこの時抜刀・勝鬨の段取りをつけるために,なんと!局長自らが伝令のように走り回り,最後の帰陣の際に姿が見えず,あわや「局長脱走か?」という噂が一番隊の一部に走っていた(笑).
 そんなこんなで高幡地区のパレードはサクッと終了し,一同最初の高幡不動尊に戻ったのであった.
 

斎藤一と伍長

五番隊の行進です


M名誉局長とお姫様(お似合いです 笑)
 
 


18.各隊総覧

 今年のパレードは総勢600人以上とこれまでの最大規模である.我々一番隊が帰着した後も後続の部隊が次々と戻ってくる.しばらくは境内で待機となった.このころから太陽の光はより強烈となり容赦なく頭の上に照りつける.私は巾着袋に隠していたペットボトルを取り出して飲んだ.
 暑いなぁ〜と思って少しだらけていると,「ビザさん」という声がする.ふと見ると見知った顔が.ひのパレ常連で第8回・第9回近藤局長の雨之丞さんだ.腕には四番隊隊長松原忠司の袖章,そうか四番隊のグループは彼らだったのかと納得した皇帝だった(確かに雨之丞さんなら経験豊富,隊をまとめて盛り上げるのには最適だ).
 せっかくだからほかの隊の様子も見てみようと各隊を眺めてみることにする.お隣の二番隊は永倉新八隊.隊長は昨年も永倉役をなさった男性である.沖田の一番隊と並ぶ精鋭部隊であるが,ここも一般参加の女性隊士が非常に多かった.
 オリンピック日本代表などでも昨今は金メダルを取るのは女子が多く,そんな世相を反映しているのかとも思った.三番隊は斎藤一の隊,隊長は例の
へこみ隊長さんである.声がよく通るきびきびした隊長さんであった.またこの部隊には例年パレードを盛り上げてくださっているグループが参加しており,リーダー格のひげの伍長たけるさんが隊を引き締めるべく目を光らせていた.ここも精鋭部隊といえよう.

一番隊(写真 まーうささん)


二番隊(写真 さや母様)


三番隊(写真 伍長様方)
 
 さてそのうちに五番隊の到着となった.ここの隊長は一昨年私もやった武田観柳斎,今年の隊長は松原チュウさんだ.私の時は大河の八嶋智人さんバリのあやしくインチキくさい観柳斎だったのだが,チュウさんのそれは全く違う,武士(もののふ)の雰囲気を醸し出した観柳斎だ.これなら斎藤一に簡単に斬られそうにはない.衣装は同じはずなのだが,ここまでイメージが違うとは… やっぱり衣装よりも中身の人間が重要なのだと再認識した.松原観柳斎(変な表現)の背後には昨年の三樹三郎が伍長としてビシッと控えており,今年の五番隊は戦闘集団としても一流の様相を示している.またこの隊にはお仲間のそうさんも入っており,華やかな彩りを添えていた.  
 次の六番隊はひのパレのもう一人の英雄井上源三郎の隊だ.今年の源さんは女性である.隊士は劇団エルプロダクツの方々.隊の結束は固いし,隊長を盛りたててくれる気配りなど,隊長としての居心地が最も良い隊だと思う.私は第9回に初参加したのだが,雨は降るし知り合いは全くいないしで,半ばブルーになりかけていたのだが,偶然にも井上源三郎役を頂きエルプロの方々に大変良くしていただいたことが,今も参加し続けている大きな理由になっていると感じる(そうでなければ,元々シャイな私はそのままパレードを終わって寂しく帰り,もう二度と参加しなかったかもしれない).それゆえ初参加の方々が楽しんでもらえるように,古参者が色々とアドバイスや協力をすることがとても大切だと思うのだった.
 続く七番隊は谷三十郎隊である.ここもグループの隊で隊長の谷は女性が扮していた.八番隊の藤堂平助は昨年の
キッチン左之助さん.温和な表情の方で,魁先生というよりは後方で指揮をとっていそうな雰囲気の平助であった(油小路で死んでいなければ10年後にこうなっていたかも,という感じ).九番隊は本来私が狙っていた鈴木三樹三郎隊である.ここも基本グループ参加隊で,隊長の三樹三郎は男性だった.ここには同志の副チョウさんも配属されていた.
 本隊最後,十番隊は原田左之助の隊である.今年の十番隊はグループ参加隊で左之助もそこから出ているはずである.第8回以来左之助は大河衣装であり,今年もそうかと探してみたのだが… いない.結局どれが左之助なのか最後までわからなかった.

四番隊(写真 神楽教授)

五番隊(写真 松原チュウ殿)

六番隊(写真 時田様)

七番隊(写真 さや母様)
 

八番隊(写真 KAORU様)

九番隊(写真 副チョウさん)

十番隊(写真 さや母様)
 

新選組と出会った人々 (写真 日野宿本陣文書検討会様)

蝦夷新選組(写真 おりんさん)

会津新選組同好会(写真 日野宿本陣文書検討会様)
 

会津藩奴隊(写真 日野宿本陣文書検討会様)

新選組玉造隊(写真 日野宿本陣文書検討会様)

新選組流山隊(写真 日野宿本陣文書検討会様)
 


19.長〜い昼休み

 こうしてすべての部隊が到着,ここからしばらく自由時間となる.我が一番隊はガイドのSさんとともに境内奥の大日堂入口の山門付近に陣取った.ここで隊ごとに弁当とお茶が配られるのだが,去年と一昨年は幕の内弁当だったのだが今年はおにぎり主体の助六弁当(おそらく第9回と同様)となっていた(ちなみに倒幕派は幕の内だったらしい.財政力の差か?).私ともう一人の男性隊士とで弁当・お茶を運んで配って回る.さあ昼食だとなるが,近くにいた隊士が「あれ,沖田隊長は?」と隊長の不在をいぶかっている.実は近年このお昼時にミスター土方,近藤局長,沖田総司&井上源三郎は別行動を取って,土方歳三の墓所がある石田寺などを訪問することになっており,沖田総司は不在になってしまうのだ(今年はお琴さんも).他の一番隊隊士にその旨を説明したのがやっぱりみんなちょっと残念そうだった(自分の隊を持たない局長と副長,隊士がエルプロの井上源三郎はともかく沖田総司の場合こういう問題がでてくる).
 とはいえ,いないものは仕方がない.午後はバスで日野第一小学校に移動する.どうせ一番隊は最初の出発になることが予想されたので,「それじゃ出発の10分前までに境内の入り口に集合してください」と告げ,ひとまず解散とした.
 その後は大日堂の門の前で九番隊所属となっていた副チョウさんと合流,一緒に昼食にする.今年はこじんまりとした弁当なのであっという間に完食,その後は「さあ巡察に行こう」と一番隊の隊旗を掲げて二人で繰り出したのだった.境内では道行く人々と談笑したりしながら不逞の輩を探していたのだが,精鋭一番隊の旗に恐れをなしたのか,指名手配中の桂小五郎や高杉晋作,坂本龍馬らの姿はどこにもなかった(笑).ただ,一部で倒幕派の重鎮(?)として知られている爺!!さんにお会いした(今回もパリッと着物を着こなしていた).私が一番隊の旗を持って歩いていたためか,観光客の方からも「沖田総司はどこですか?」と聞かれたが,「沖田隊長は歳三忌に行っているので,午後のパレード開始まで帰ってきませんよ」と答えたのだった.

今年のパレードの呼びのひとつ,歴代ミスター土方勢ぞろいです.

今年のパレードは綺麗どころも登場です.

おおっ,今年の大河天地人と誠の旗が(なんか違う気が… 写真 おりんさん)

巡察中に台湾から参戦の吸さんと(写真 吸さん).
 
 また途中で他の隊士の方々とも写真を撮ったのだが,その中には同じ一番隊でなんと! 台湾から参加した藤堂平助を崇拝する吸さんもいた(新選組もいよいよ国際的になってきたなと実感した).
 さて,一通り境内を回って,「そうだパフォーマンスコンテストが行われているはずだ」と思い,会場を探したのだがよくわからない(軍中法度に書いてあったらしいが昼食場所に忘れてきてしまった).仕方なくウロウロしていると,パフォーマンスを終えたらしい方々がやってきたので,どこでやっているのかと聞くと,不動尊に向かう参道だという.あわてて行ってみると,すでにパフォーマンスはお終いの方だった(エルプロや会津藩奴隊の皆さん演武が観たかっただけに残念 涙).
 パフォーマンスが終了し,境内に戻った後は露店をひやかしたりして過ごした.今回は新選組ゆかりの地域からの出展もあり,私は会津コーナーに並んでいた喜多方ラーメンが欲しかったのだが,今買うと荷物になってしまうので,お店の人には夕方きますと約束した.そして再び大日堂付近に戻ると一番隊士がたむろしている.そろそろ行くかということで土方歳三像付近に移動する.そのうちに他の隊も三々五々やって来て自然と朝の法要時のような隊形となった.そして一番隊から順に移動開始,これから午後のパレードに向かうのである.
  
 
 


20.間者深町登場

 境内を出て乗り場に移動,ほとんど待つことなくバスに乗り込んだ(一番隊の特権といえよう 笑).ここから10分ほどで日野第一小学校に到着である.ちなみに昨年は雨で午前中のパレードが中止になってしまったため,実質ここが出陣式の場だった.
 さて一番隊は出発が早く,バスを待つ必要はないのだが,目的地への到着も早いため逆に現地で後続部隊をひたすら待つ羽目になる(まさか一番隊だけ,早く出発してあちこち観光し,ゆっくり到着なんて許されないだろうし).時は昼過ぎ,季節外れの夏の太陽はさらに勢いを増して我々の頭上に照りつける.ガイドのSさんに「みんな揃うまでまだまだかかるから,日陰に避難していましょう」と促され一同日陰へ.一気に涼しく感じる.この日は気温は高かったのだが,湿度は低く,汗びっしょりというワケではなかった.ふと何かの拍子に顔面を舐めたら無茶苦茶に塩辛い,塩が吹くとはこのことだ.油断しているとどんどん脱水になってしまう.水分・塩分補給には十分気をつけねばと思ったのだった.
 そうこうしているうちに続々と隊士が到着する.新選組本隊に加えて,会津,流山等各地のゆかり隊,出会った人々隊,歴代ミスター土方隊,さらには地元の子供たちによるひのっこ新選組隊など総勢600人の大集団である.これらが一同に集結したさまはかなり壮観であった.
 その後は幕末刀義会と会津藩奴隊のパフォーマンスが披露された.例年パレードに参加しているとこれらのパフォーマンスはなかなか見られないので,これは良い試みと感じた.
 新しいといえば,今年は新選組と出会った人々一人一人がスピーチするという趣向があった.出会った人々は土佐の坂本龍馬,中岡慎太郎,長州の桂小五郎,高杉晋作など新選組と反対側の人物をはじめ,佐藤彦五郎や井上松太郎ら多摩の人々,それになぜか今年は新選組参謀の伊東甲子太郎と総長山南敬助らである.後から聞いたら突然のことだったようでみんなビビっていたらしかったがとてもそうは思えなかった.

現代の新選組は満員のバスで移動します.

ミスター土方を乗せる馬,お疲れ様です.

一番隊間者「深町新作」誕生の瞬間です.

見事一番隊に食い込んだ深町.沖田総司は彼が間者だとは知る由もない….
 
特に倒幕派のドン桂小五郎は,パレード中に指名手配書が出回っているのをあざ笑うかのように,「新選組の諸君,僕を捕まえてみたまえ!」などと隊士の戦闘意欲をあおる発言をしていた(笑).
 私はというと,午後のパレードに向けての準備をしていた.それは… 
長州の間者になること(笑).
 実はパレードで使われる袖章は,何らかの記録に残っている隊士であり,小説などに出てくる架空の隊士はもちろんない.しかし,新選組を扱った作品には面白い人物も数多くいて,その中でも司馬遼太郎の新選組血風録の一遍「長州の間者」に登場する
深町新作という隊士が魅力的なのである.今回同志の副チョウさんが深町新作の自家製袖章を用意してきたため,それを拝借して遊ぼうという魂胆である.小説によると深町新作は小間物屋を営む女と恋におち,その生活のために長州の間者に引き込まれてしまうのだ.彼が所属したのは沖田総司の一番隊,設定は完璧だ.私は深町新作と書かれた袖章を付けて,沖田総司の帰りを待っていた.
 と,そこへ石田寺の歳三忌からミスター土方一行が帰還,沖田総司も我が一番隊の元に戻ってきた.まわりの隊士が口々に「沖田さんお疲れ様でした.」と隊長をねぎらう.そこに私が出ていって
「沖田先生,このたび一番隊に配属になった深町と申します」と(袖章を見せながら)あいさつした.すると沖田隊長は「ハイ」と小さく答えていた(イマイチ理解してもらえなかったようだ 笑).一番隊に間者が潜入した瞬間である.
 さあいよいよ,日野地区パレードの開始だ.
 

出会った人々の集合写真
 


21.隊士パレード(日野地区)

 午後のパレードはまず地元の子供たちによるひのっこ新選組隊が先導する.青と赤の可愛らしいダンダラ法被を着ての行進である.傍には保育士や保護者の方々が付き添っている(この暑さで体調を崩す子供が出るんじゃないかとちょっと心配したが,結局大丈夫だった模様.さすが新選組の里の子供である).続いて横断幕,隊旗,提灯,そして騎乗のミスター土方,局長,お琴さんと続いていく.その後から新選組本隊となって我が一番隊から行進を始めた.この段階からすでに観客の方々から大きな声援が送られていた.私も行進していると,「ドクター!」と声が… 私に対してこういう声掛けをする方は一人しかいない,と思って声の方向を見ると,やっぱり毎年ひのパレを観に来てくださっている武州レディース局長のラブさんである.今年も大きなカメラを抱えてたくさん写真を撮って下さっていた(今年も写真をいただきありがとうございます).
 第一小学校を出たパレードは最初ローカルな道路を静々と進んでいたが,やがて大きな通りに出る.甲州街道だ.ここから一気に観客が増え気分も舞い上がる.ここは道路の半分を通行止めにして行進していく.昨年は規制時間を短縮するため四列縦隊だったのだが,今年は以前の二列に戻っていた.昨年は四列のおかげて行進がスムーズに行ったのだが,やっぱり四列だと内側に入った場合沿道の方々との交流が図りにくいので個人的には今年のような二列がいいなと思ったのだった(その代り隊列が長くなるので,あちこちで待ち時間が発生してしまうのだが).
 さてまずは日野宿本陣前での抜刀・勝ち鬨のパフォーマンス,沿道のお客さんも各自のカメラで盛んに写真を撮っていた.また,ウチのKをはじめ,まりもさん,トロさんといった前夜祭でご一緒させていただいた方々も盛んにカメラのシャッターを切っていた.

ひのっこ新選組隊出発です

日野地区を行進する一番隊

坂本龍馬と勝海舟の師弟コンビです

午後も騎乗の土方歳三
 
 この頃にはアスファルトの照り返しで道路上の気温はかなり上がっている.私は周囲の隊士に「大丈夫ですか」と声掛けしながら歩いていた(ガイド代行の責務である).幸い少なくとも一番隊からは落伍者は出なかった.
 パレードはさらに進み八坂神社の前を通過して,JR日野駅前を左折する.今年もここが給水スポットとなっていた.二列縦隊で行進していくと道の両側に飲み物を携えた係員が立っている.
 
行進する隊士それぞれ飲み物を頂いていくのだが,どうやら今年は緑茶とウーロン茶の2種類があったらしく,「あたしそっちの方が良かった」と言っている隊士もいた.ここの給水スポットはマラソンの給水所のようなもので,受け取るとそのまま歩きながら飲み,100メートル先にある回収ポイントで空き缶を捨てるシステムだ.一昨年の五番隊などは隊長の音頭でみんなで一斉に飲んだのだが,さすがに沖田総司はそんな野暮なことはしなかった.
 給水スポットを通過すると,井上源三郎のお墓がある宝泉寺を右手に見ながら進んでいく.ここが最後のパフォーマンススポットとなるスーパーいなげや前である.ここでは道路を完全に閉鎖してのパフォーマンスコンテスト,各団体が次々に自慢のパフォーマンスを披露していた.例年だとはるか前方で繰り広げられているパフォーマンスなど見えるはずもないのだが,今年は一番隊の特権としてある程度は見ることができた.
 さてパフォーマンスも終了し,さあ出発かと思ったら


西郷隆盛と松本良順が一緒にいます.

坂本龍馬・中岡慎太郎・岡田以蔵の土佐三人衆.
 
 「ただいまからふれあいタイムを始めます」
 
 なんだそれは(笑),と噴き出す私.動物園のウサギと触れ合うコーナーみたいだ.観客の方々に囲まれる新選組隊士,やっぱり人気はミスター土方(今年のはもちろん歴代のミスターも)と綺麗どころ.たちまち大勢の人たちに囲まれている.私はというと出会った人々のところに飛んで行って,本来の仕事(笑)をしたり,恋人おその(笑)のところに行ったりして遊んでいた.
 しばしの交流の後,ミスター土方の音頭による勝鬨で午後のパレードも終了となったのである.その後は一番隊からいなげや前を後にして,昨年までの日野地区パレード終盤の地獄坂をちょっとだけ歩いてバスに乗り込み,退陣式が行われる高幡不動尊に戻ったのだった.
 

間者として新選組の機密を漏らす深町(写真 風雅さん)

恋人おそのの所に忍(女優 トロさん 写真 風雅さん)

長州藩の両巨頭,桂・高杉の捕縛の瞬間
 

そういえば佐藤彦五郎資料館はすぐ近くだ(写真 おりんさん)

今年の山南(サンナン)さんと(歴代観柳斎というウワサも)


なぜかあさっての方向を向いてるそうさん.

 


22.退陣式

 例年なら高幡不動尊に戻ると後は着替えてお終いになるのだが,今年は違う.まだこれから退陣式があるのだ.
 例によって一番隊は最初に到着なので境内には誰も戻ってきていない.というわけで,
チャ〜ンスとばかりに土方歳三像の前で一番隊のみの記念撮影となった.昨年と一昨年は隊ごとの公式記念写真があったのが,今年は無くなってしまったからである.
 そうこうしているうちに続々と後続部隊も帰還して,境内は朝と同じように多数の浅黄色のダンダラであふれかえった.日中強かった日差しも和らぎ,いつの間にか周囲はオレンジ色の夕方の光が混じり始めている.隊士の顔にはわずかに疲労の色も見えるが,多くは今日一日の充実感に満ち晴々としている.全体が到着すると再び隊列を組んで整列し退陣式に臨む.まずは表彰式,前日の恋人コンテストの表彰とパフォーマンスコンテストの表彰が行われた.今年の最優秀賞は会津藩奴隊のみなさんである.その後高幡不動尊の貫主,実行委員会のあいさつに続いて,ミスター土方による最後の勝鬨にて今年のひの新選組まつりはフィナーレを迎えたのだった.

 その後は交流タイム,旧知の方々や今年知り合った方々としばしの交流を図る.ミスター土方には昨日コンテスト会場で写真を撮ってもらったお礼を述べたりしていた…  のだったが…,向こうからまーうささんたちがやって来て,

退陣式の様子です(写真 日野宿本陣文書検討会様)

神楽教授とカキ氷で打ち上げ(笑)

最後は観客も一緒にそろって勝ち鬨です.
 
「皇帝さん何やってんの,いなくなっちゃったからあたしたちだけで一番隊の解散式やっちゃったよ!」と怒られたのだった.すみません(汗 さすがプチ新選組組長だ).その後はお昼に約束した露店に行ってラーメンを購入したりした.
  そうこうしているうちに会場では露店の店じまいも始まっていく.非常に名残惜しい時間であるが仕方がない.私は不動尊を後にして着替え場所の潤徳小学校に戻った.
 

歴代ミスター土方隊の記念写真,壮観です.

今年の幹部隊士勢ぞろいです.

ついに桂・高杉も年貢の納め時(写真 おりんさん)
 


23.祭りを終えて

 小学校の入り口で昨日コンテストであったOZEさんに出会い,再会を誓った.校内に入り朝着替えをした家庭科室に向かう.すでにみんな着替え始めている人も多い.私も羽織,袴,浴衣を脱いで私服に戻った.すごく暑かったはずだが湿度が低かったせいか,衣装は思ったほど濡れていなかった(ニュー袴は多少汚れてしまったが).ふと近くを見ると,あれっ,副チョウさんとコシゾウさんの姿がある.副チョウさんはこの後すぐの新幹線に乗るとのことで一足先に帰っていった.
 人気の少なくなった校庭にたたずみながら私は今回のお祭りを振り返っていた.金曜の夜高幡入りしてひげを造ったこと(笑),土曜の朝の美容室,そしてコンテスト.自分自身は合格できなかったものの,それなりに喜んでくださった方が多くいたことは満足すべきことである.交流館での記念写真やその夜の前夜祭,思えばあれは倒幕派の密会だったのだろうか?
 そして今日のパレード,絶好の天気の下行進することができた.図らずも一番隊に配属になり,衣装が目立っていたせいか(笑)ガイド代行にも任命された.そして思ったこと,それは…

  「カリスマが欲しい」
 沖田総司はひのパレでも重要な役どころであり,局長・副長・源さんとともに隊を留守にすることが多くなる.それはそれで仕方ないのだが,自分の隊を持たない局長,副長,そして隊士がプロ集団エルプロである六番隊井上源三郎とは違って,烏合の衆である一番隊は隊長がいないとどうしてもまとまりにくいのである.誰かが代わりを務めればいいのだが,一般隊士の立場としては限界がある.そこで考えたのが山南総長の存在だ.昨年のパレードでは神楽教授扮する山南敬助が沖田総司不在の一番隊をまとめていた.たとえ隊長でなくとも,総長山南のネームバリューは大きい.山南敬助が「集合!」と号令をかければ,みんなも違和感なく従うに違いない.それだけカリスマは重要なのである.史実でも沖田と山南は仲が良かったそうなので,同じ隊に居候させてもいいんじゃないだろうか.この一番隊問題は来年への課題と感じた.
 「先生,お疲れ様」と声をかけられ私は我にかえった.声の主はコシゾウさんである.「用があるので先に帰ります」とのこと.ほとんど寝ないで駆けつけ帰っていくコシゾウさんの後姿を見守りながら帰路の無事を願った.
 私は再び思った.いろいろ考えるところはあるけれど,全国からこれほど多くの新選組愛好家が集まり交流を深められるお祭りは他にはない.やっぱりひの新選組まつりは日本一のお祭りだ.そういう結論に達して,私は夕陽のさす校庭を後にした.


 
 
 
最後までご覧いただきありがとうございます.

また来年会いましょう (写真提供 日野宿本陣文書検討会様)
 
   


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