多摩時代の土方歳三の恋人としてお琴さんが知られており,例年新選組と出会った人々の中に編入されていたのだが,なんと今年はその恋人役もコンテストで決めることになっていたのだ.
隊士コンテストの司会者は女性であったが,ここからは男性司会者に変わる.今回は第1回ということもあって,エントリーは5人と少なめだった.審査は自分の思いを語る第1部と,北に去る土方歳三との別れのシーンを演じる第2部から構成されていた(土方役は洋装の男性が担当).特に第2部の掛け合いは隊士コンテストのようにあらかじめセリフが決まっているわけではなく,歳三のセリフ以外はすべてアドリブとなっており難易度が高いものだった. |
今年のコンテスト合格者の集合写真.中央の黄色い着物の女性が恋人コンテスト優勝者です(写真提供 日野宿本陣文書検討会様). |
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実際にコンテストが始まったが,みんなすごいのなんの.「俺は北に行く」という歳三のセリフに対して,「行かないで」というのはお約束としても,餞別代わりに民謡を歌い始める人,「あたしを殺して」と迫る人,さらには「それならいっそ,あなたの子供が欲しい」と抱きつく人など,女性ならではの熱いパフォーマンスが繰り広げられたのだった.
結局審査の結果,初代土方歳三の恋人にはステージで民謡を歌った女性が選ばれたのでした.
その後は再び隊士コンテストの合格者がステージに上がり,結果発表となった.毎年書いているが,これは慶応元年七月(伊東甲子太郎とその仲間が入隊し,山南敬助が切腹した後)の編成表によるものである.
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一番隊 沖田総司 |
昨年谷三十郎だった小柄な女性. |
二番隊 永倉新八 |
侍の風格が漂う岡山の男性,去年も同じ役だった.
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三番隊 斎藤 一 |
左之助役を希望していた方.ブログ仲間のそうさんのお友達.
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五番隊 武田観柳斎 |
本来は松原志望だった松原チュウさん(副チョウさんの相棒). |
六番隊 井上源三郎 |
去年もいたような気がする女性. |
八番隊 藤堂平助 |
キッチン左之助さん. |
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局長近藤勇には自前洋装土方の男性が,そして今年のミスター土方には北海道から来た自前洋装土方の女性が選ばれたのだった.
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コンテスト終了後は合格者の方々の記念撮影,抜刀・納刀の練習と進むのだが,私は副チョウさんとともに日野宿本陣の向かいにある交流館に行った.ここは元々信用金庫だったところで,ブログ&扮装仲間のフミヲさんのお友達がいるところである.今回新選組まつりということで,コンテスト後扮装のまま駆けつけて界隈を盛り上げて欲しいというお話があったためである.ここでは参加者みんなでダンダラを羽織って歩いたりした. |
新八爺さんと新選組装束の孫たち(写真提供 フミヲさん) |
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その後私は参加している合唱団の練習があるため電車で杉並へ(もちろん永倉新八のまま 笑).練習参加後友人主催の前夜祭に繰り出したのだった.明日はいよいよパレード,予報は上々である.一昨年の灼熱パレードを思い出しつつ眠りに着いた. |
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日野宿本陣前で(写真提供 風雅さん) |
新八爺さんとベーゴマ(写真提供 フミヲさん) |
京王線のシルバーシート |
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