イベントセンターを出ると,外は一段と冷えていた.ステージの温度計を見ると,なんと!マイナス20℃,ついに大台に乗った.周辺を見渡すと何とな く大気に靄がかかったように見える.この後は寒さと戦って朝までいかにして過ごすかという時間である.我々はバルーンマンション広場でコンロを焚くことにした.コンロに帯広のホームセンターで購入した着火剤と炭をセットしてチャッカマンで着火,と意気込んだのだが…
チャッカマンが云とも寸ともいわない (;゚Д゚)
凍り付いたのか火花すら出ない! これではどうにもならないので隣の団体さんから火種を拝借し何とか着火にこぎつけたのだった(感謝).で,食材等を保冷バッグから出すのだが
もちろん凍っていました(笑).
|
ついにマイナス20℃の大台に! |
煙と人々の吐く息が白い |
|
|
肉類は当然としてミネラルウォーターのペットボトルもカッチンカッチンである(さすがにワインや焼酎は大丈夫だった).まずは豚鍋をセット,ミネラルウォーターは凍り付いて使い物にならないため,朝ホテルを出る際に沸かしておいた象印の魔法瓶のお湯を使う.こんな寒環境に放置していたにも関わらず,中のお湯は熱いままだった(70℃はあった.さすがは象印!
(^。^)).
鍋が煮えるまでただ待ってるのも寂しいので,魔法瓶のお湯を使って焼酎のお湯割りをやることに.お湯は熱いのだが,焼酎が冷え切っているために割った段階で既にお風呂のお湯くらいの感じ,しかも外気のために一口飲むごとにどんどん冷たくなり,数分後には水割りになってしまった(さらに20分くらい放置すればオンザロックになりそう).そんな環境でも炭火の火力はすごく,豚鍋さらにはガーリックステーキとスタミナの付きそうな夜食をいただいた(ステーキは網で直接焼くと後の掃除が大変なので豚鍋の使用後のアルミ鍋を流用). |
|
ミネラルウォーターも凍っています |
ステーキ用肉もこの通り凍っていました |
やっぱり火は暖かい
|
|
|
ちなみにウチのKはしばれフェスティバルでお茶やアイスクリーム造りに挑戦したいと張り切っていたが,お茶立ての方はあまりの寒さに茶巾は凍るわ,お茶はシャーベットになりそうだわで散々な結果だった(笑).一方でアイスクリームの方は原材料をコンロで溶かして,出来上がったものをタッパーにいれてその辺に放置していたら勝手にアイスクリームに変化していたのだった(笑).
その後も焼酎のお湯割りをチビチビやって時間をつぶす(お湯が不足してきたため会場内の水場で調達した水をコンロで沸かした.ちなみに炭が余ってもしょうがないので全部くべたため火力はかなりあった).そうこうしているうちにも気温はどんどん下がり周囲では,「今マイナス23℃になった」,「ついに24℃だ」と盛り上がっている.時計を見ると3時半過ぎ,さすがにこの頃になるとコンロの炭も勢いがなくなってきた. |
|
氷点下のお茶立て |
アイスクリーム作り |
勝手に出来上がります |
|
|