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 日本の滝100選


 87.栴檀轟の滝(熊本県八代市)

 
 九州山地の西部,球磨川の支流,川辺川の源流がある山間部に五家荘地区がある.今では平成の大合併によって八代市の一部になっているが,かつては隣接する五木村とともに平家の落人伝説で知られるなど人里離れた秘境地域などといわれていた.
 そんな五家荘地区にあるのが栴檀轟の滝である.球磨川水系の上流笹越川にかかる滝だ.名称に付く轟とは現地で滝を意味する言葉で「とどろ」と読み,かつてここに栴檀の大木があったことからこの名が付いたらしい.轟自身が滝の意なので,栴檀滝の滝ということになるだろうか.ちなみに付近には梅ノ木轟の滝というのもある.この地域の地形は古生代後半のベルム紀(二畳紀)に形成された石灰岩やチャートで非常に固い.栴檀轟の滝はこの固い滝崖から80メートルの落差を落ちる直瀑である.
 前述のようにこの滝は非常に山深いところにあるため訪問はなかなか大変である.出発地としては八代または人吉となるわけだが,どちらから向かうにしても途中県道52号線の狭くて急カーブの続く道を走らなければならない.本当にこの道で大丈夫なのかと不安になるのだが,途中で民宿や旅館の姿を見て少し安心する.しばらく走ると案内板があり,やがて滝の駐車場が見えてきた.駐車場は意外に広く,土産物屋やトイレも完備している.

案内板

遊歩道の入り口

滝の上の方が見える
 
 駐車場からはよく整備された遊歩道を歩いて10分ほどで滝に到着である.遠望ではなく,滝壺近くまで行くことができるので迫力ある姿を堪能することができた.
 (訪問日 2014年8月25日)
 

木々の間から見える滝

手前は展望所の東屋

笹越川
 
 
アクセス 自動車で県道52号を進むと駐車場,そこから徒歩10分です.公共交通機関利用なら産交バス泉線,五木椎原線でともに終点から徒歩となり,かなりの距離があります.   
観瀑のハード指数(★☆☆ ハードではありません) 駐車場からは気軽に散策できます.


 

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