中央に四国山地を控える四国は山がちで川が多く滝も豊富な土地である.100選滝としても愛媛2瀑,徳島3瀑,高知3瀑を抱えている.このうち高知県を代表する名瀑とされているのが今回のテーマ轟の滝である.剣山地の東端白髪山の東面に源流を持ち,高知県内を南西方向に流れて土佐湾に至る物部川の支流日比原川にかかる滝である.滝幅は5メートルとそれほどでないが,落差は83メートルあり3段に渡って落ちる段瀑である(なので遠望が基本となる).
アクセスは高知市内から国道195号線を北東に向かう.途中アンパンマンミュージアム(故やなせたかし氏の父方の実家が香美市であり自身も幼少時に高知で暮らしたことから)を横目で見ながらしばらく進み,物部川の右岸に渡って県道217号線に入って日比原川に沿ってしばらく行くと轟の滝第1駐車場に到着となる(ここにはトイレもある).
駐車場からは舗装された道を300メートルほど行くと遊歩道入口となる.ここから入ってすぐに展望所があり,ここから見事な3段の滝を眺めることができる.遊歩道をさらに下っていくと滝の下側に出て,日比原川を対岸に渡って登っていくと轟神社にでる.
轟の滝には「玉織姫伝説」があり,現地の案内板によると以下の通りである.
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日本の滝100選の碑 |
滝の上段 |
滝の下段 |
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