福井県のほぼ中央に位置する池田町は町域の90%が山地という非常に山深い自治体である.今回のテーマである龍双ヶ滝はそんな池田町中心部からさらに北西の山中にある.福井県最大の河川である九頭竜川水系の足羽川の支流部子川に架かる滝だ.落差は60メートル,滝幅は20メートルで岩肌を滑るように広がって落ちていく,いわゆる分岐瀑である.
滝名は昔ここで修行をしていた龍双という僧の名前に由来すると言われている.またかつてここには深い滝壺があり,そこに住んでいた龍が天に上るために時々滝行をしたという伝説もあります.
訪問したのは2020年11月下旬,南越前町で越前ガニを食した翌日である.沿岸部から車で内陸に向かい,越前市を通って池田町の中心部へ.そこから国道476号線を北上し,松ケ谷三差路から県道34号線に右折する.当初は普通の2車線道路だが,やがて幅員3メートルの林道となる.対向車が来ないか恐る恐る走ること10分弱で龍双の滝第1駐車場に到着である.この日は自分以外誰もおらず貸し切り状態だった.駐車場からはさらに道なり(この辺から道がさらに狭くなりしかも石畳っぽい感じで一瞬歩道では?と見間違えるほど)に歩くこと数分で滝が目の前に広がった.尚,滝を挟んで第1駐車場と反対側に第2駐車場がある(万一第1駐車場が混んでいたらそちらへ).
(訪問日 2020年11月23日) |
龍双ヶ滝の石碑 |
こんなに狭い道! |
道路から見た滝 |
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