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 日本の滝100選


 36.苗名滝(新潟県妙高市)

 
 新潟県には3か所の百選滝があるが,そのうち2つを有するのが県南西部,長野県との県境に位置する妙高市である.同市はかつて新井市だったが,周辺の町村を合併して2005年に今の名称となった.その名の通り妙高山をいただく自治体である.この妙高山を挟んで北側に位置するのが惣滝で,南側にあるのが今回のテーマ苗名滝である.
 苗名滝は頚城三山のひとつ新潟焼山を源流に持つ一級河川,関川の中流域に架かる滝である.ここの南にある黒姫山が噴火し,流れ出た溶岩が関川をせき止めた結果滝が形成されたといわれている.ちょうど新潟県妙高市と長野県信濃町の境に位置するのだが,アプローチが容易なのは妙高市側からとなる.
 国道18号線から県道39号線に入り西に向かう.杉野沢集落をすぎてしばらくして左に折れた.大型車のすれ違いが困難な道であるが対向車は多い.この道の終点が苗名滝の駐車場である.今でも工事が行われており,駐車場は非常に広い.付近にはレストハウスや釣り堀もあって賑やかだ(流しそうめんが名物らしい).
 レストハウスそばに遊歩道の入り口があり,ここから滝に向かう.遊歩道はよく整備されており特別な装備は必要ない感じだ.途中にはダムっぽい施設があり,昔仮面ライダーがショッカーの怪人と戦った雰囲気のスポットもあった(ヒトデンジャーか?).

人気の観光地らしくレストハウスもある

仮面ライダーとショッカーが戦ってそうなスポット

関川の流れ
 
 15分ほどで苗名滝に到着である.この辺りは玄武岩の地層だが,その一部が削れて柱状節理を形成している.その岸壁を55メートルに渡って巨大な水流が滑り落ちるさまは迫力十分であった.滝に近づいていくと轟音が響いてくる.ちなみにこの滝名の由来は,地震を意味する「なゐ」からくる「なゐの滝」が変化して「ないの滝」→「なえな滝(苗名滝)」となったそうである(滝の轟音が地震を思わせるかららしい).滝壺に近づくこともできそうだったが,観光客の数が多いことと,水流が多くて危険そうなので断念した.
 (訪問日 2015年8月2日)
 

滝が見えてきた

滝見のつり橋

苗名滝
 
 
アクセス 公共交通機関利用の場合,えちごトキめき鉄道・しなの鉄道妙高高原駅から頸南バス妙高山麓周遊バスにて20分.季節運航,本数が少ないので注意(妙高山麓周遊バス    
観瀑のハード指数(★☆☆ ハードではありません) 遊歩道が整備されており,気軽に散策できます.


 

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