日本の滝100選,今回のテーマは払沢の滝,東京都に存在する唯一の100選の滝である.日本100名城や日本の道100選と違って日本の滝100選は全都道府県から最低一つは選ばれるというわけではないので,やるなぁ〜という感じがする(現実には千葉,香川,福岡,長崎の各県には100選に選ばれた滝がない).
そんな払沢の滝があるのは東京都西多摩郡檜原村,実は離島をのぞく東京唯一の村である.人口は2300人ほどなので,規模としては北海道の猿払村と同程度の自治体ということになる(日本最大の村として知られる岩手県の滝沢村と比べると20分の1以下であるが).
払沢の滝は多摩川の支流,北秋川にかかる滝である.全体は4段にわたって落ちている滝で,総落差は60メートル,最下段(1段目)の落差は26メートルになる.深い淵を形成しているその滝壺には大蛇が住んでいるという伝説があるというが,確かに青く澄んだ水には神秘的な雰囲気が漂っているようだ.またこの滝は冬季には氷結することでも知られている.
東京にある100選の滝ということで人気が高く,シーズン中には大勢の観光客でにぎわうという話だったのだが,私が訪問した2013年4月27日はGWのはじまりであったにも関わらず,人影は少なくゆっくりと滝を堪能することができた.
(訪問日 2013年4月27日) |
払沢の滝 |
滝入口のバス停 |
遊歩道を歩いていきます |
水源として利用されるほどの清流です |
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