今回のテーマは埼玉県秩父郡小鹿野町にある丸神の滝,埼玉県内で唯一日本の滝100選に選定されている滝である.
丸神の滝は奥秩父の小森川の支流である滝越沢にかかり,全体が三段になって落ちている滝である.その全体の落差は76メートルに達する(一段目12メート ル,二段目14メートル,三段目50メートル).ただ滝の全貌が見渡せるスポットはなく,アプローチの途中にある展望台から一,二段目が,滝下から三段目 を見ることができるだけだ.
アプローチはバスもしくは自動車であるが,どちらの場合でも県道367号から遊歩道に入っていくことになる.遊歩道は県道の西側,東側それぞれにありこの2つの道は滝下で合流する(なのでどちらから入っても大丈夫だ).
滝下までの所要時間は東ルートが20分,西ルートが25分と東ルートの方が短くて勾配も緩やかなのだが,西ルートには途中に滝の一,二段目を眺められる展望台があるので,往路・復路のどちらかは西ルートを通ることをお勧めする(私は東から入って西に抜けるコースを選択した).ちなみにバス停および駐車場は東ルート入り口付近にあるが,両ルートの入り口は徒歩圏内なので問題はない(駐車場にはトイレもあるのでここで用を済ませるとよいだろう).
東ルート入り口の橋を渡りキャンプ場の中を通って歩いていく.勾配は徐々に大きくなっていくのだが,思ったほどではなく比較的歩きやすい道だ.結局20分かからずに滝下に到着,ここからは滝の三段目を見上げる構図になる.途中で二股に分かれて落下する50メートルの滝が見事であった. |
丸神の滝案内板 |
東ルートの入り口 |
西ルートの入り口 |
滝への遊歩道 |
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