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 妖怪の街境港


1.妖怪ワールド境港

 鳥取県境港市は,県の西部米子市の北にある人口36,000人余りの市である.弓ヶ浜半島の北端に位置し,三方を海(日本海,中海,境水道)に囲まれた水産都市である.1990年代には水揚げ量5年連続日本一を記録しており,現在もカニの水揚げでは日本一である.
 一方この街はゲゲゲの鬼太郎で知られる,漫画家水木しげるさんの出身地としても知られ,市では水木氏の妖怪の世界をモチーフに街興しを行っている.すなわち市内には水木しげる記念館があり,街のメインストリートは水木しげるロードと名付けられ,水木氏原案の妖怪のブロンズ像が立ち並んでいるこれらの像は企業や個人の寄付で製作されており,2006年4月現在121体のブロンズ像があるらしい.また妖怪ビールや妖怪汁(清涼飲料水のこと)などの妖怪グッズも市内のお土産物屋など至るところで売られているし,市役所で発行される住民票の写しには,水木氏デザインの妖怪の透かしが入っているのだそうだ.そして極めつけは,2006年秋に行われた「第1回境港妖怪検定」であろう.これは今,全国各地で行われているご当地検定のひとつで,妖怪に関する知識を認定する検定試験である.私自身もこの試験に出かけ,晴れて妖怪博士初級に認定されたのであった.
 現在境港市では妖怪と水産業を観光の二本柱に据えており,「鬼太郎にあえる街」,「おいしい魚ときれいな海がある街」は同市のキャッチフレーズとなっている.

境港駅では妖怪看板のお出迎え.

駅近くにある妖怪倉庫です.

水木しげるロード
 

ねずみ男の像です

妖怪神社です

水木しげる記念館
 

記念館内部の記念写真コーナーです.

ここが有名な「妖怪ショップゲゲゲ」です.

日本海のお刺身が盛りだくさんの定食です.
 
 
 
 
 
 


2.妖怪鉄道境線

 そんな妖怪の街境港へのアクセスに使われる鉄道が,JR境線である.山陰本線の米子駅から北西にほぼまっすぐに伸びて,弓ヶ浜半島の先端,境港駅に達する路線である.境港から先には鉄道はなく,いわゆる盲腸線である.平坦な弓ヶ浜半島をまっすぐに走る路線であり,トンネルや急カーブ,急勾配などは全くない.しかし全線約20kmの間になんと!駅が16ヶ所もあり,走っては停まりを繰り返すため,20kmの行程に40分もかかってしまうのだった.
 
この境線の16全ての駅には,現在正式名とは別に,妖怪名の愛称が付けられている.また走っている気動車にも鬼太郎やねずみ男,ねこ娘などの絵柄がペイントされているのだった.

平坦な弓ヶ浜半島を走る境線には合計16の駅があります.
 
    @ 米子駅(ねずみ男駅) → A 博労町駅(コロポックル駅)
 
→  B 富士見町駅(座敷童駅) → C 後藤駅(泥田坊駅)
 → D 三本松口駅(袖引き小僧駅) → E 河崎口駅(傘化け駅)
 → F 弓ヶ浜駅(あずき洗い駅) → G 和田浜駅(土転び駅)
 → H 御崎口駅(砂かけばばあ駅) → I 大篠津駅(べとべとさん駅)

 → J 中浜駅(牛鬼駅) → K 高松町駅(すねこすり駅)
 → L 余子駅(こなき爺駅) → M 上道駅(一反木綿駅)
 → N 馬場崎町駅(キジムナー駅) → O 境港駅(鬼太郎駅)

  現在境港は鳥取県でもっとも観光客を集めている街なのだだそうです.
 

境線は米子駅0番ホーム(霊番?)にあります.

日本各地の妖怪を紹介した看板がかかってます.

米子駅の売店です.ねずみ男売店だそうです.

やって来た汽車.ねこ娘バージョンでした.

 

@ ねずみ男駅

@ ねずみ男駅

B ざしきわらし駅

C どろたぼう駅
 

D そでひき小僧駅

E 傘化け駅

F あずきあらい駅

G つちころび駅
 

H 砂かけばばあ駅

I べとべとさん駅

J 牛鬼駅

K すねこすり駅
 

L こなきじじい駅

M 一反木綿駅

N キジムナー駅

O 鬼太郎駅
 
 
 
 
 

 (訪問日 2006年10月8日,2008年10月26日,2009年10月25日))

 

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