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 日本100名城スタンプラリー


 9.久保田城


 2008年6月10日に能代に行く途中,懐かしの学生時代の学食(貧食)訪問を兼ねて仙台に途中下車した後,今度は秋田新幹線こまち号に乗って秋田まで繰り出した.ここから奥羽本線の電車に乗り換えて能代に向かうのだが,せっかくだからと1本列車を遅らせて秋田市内の久保田城に寄ることにした.
 秋田市は秋田県の県庁所在地だが,江戸時代には佐竹氏による久保田藩(秋田藩)の城下町であった.その佐竹氏の居城にして政庁が久保田城というわけである.
 城郭は仁別川の東岸にある標高45メートルほどの丘陵である新明山に本丸が,その東側に南北に細長い形で二の丸が築かれ,本丸と二ノ丸は内堀で囲まれた構造となっていた(さらに北側東側には三の丸があった).天守は築かれずに本丸の要所には隅櫓が置かれていた.また石垣がほとんどなく土塁と板塀主体であったのも久保田城の特徴である.
 久保田藩は江戸時代を通じて佐竹氏の支配地であった.幕末維新期の戊辰戦争では新政府側に付いたため,他の東北地方諸藩のように戦後城が破壊されることはなかった.しかし明治13年の大火によって当時の建物のほとんどがが失われてた.
 城跡は現在千秋公園となっており,県民会館や図書館などが入っているほか,春には桜の名所としても知られている.前述のように久保田城には盛岡城や仙台城のような石垣はないものの,大きな水堀や土塁が遺構として残っている.建物としては本丸の表門や隅櫓が再建されている他,当時からのものとして御物頭御番所がある.
 公園は南のお堀の方から入っていくと,北端の隅櫓まで登りとなる.途中には秋田名物(?)のババヘラアイスなどを見かけるのだった.
 (登城日 2008年6月10日)

久保田城跡

大きな濠です

二の丸跡

再建された表門
 

表門(二ノ丸側から)

再建された御隅櫓

市内の展望
 
 
久保田城へのアクセス: JR秋田駅西口から徒歩10分程度   

スタンプの設置場所 本丸御隅櫓の受付にあります(係員に声をかけると出してくれます)

登城のハード指数(★☆☆ ハードではありません) 南の入り口から本丸まで歩いても10分程度です.都市の公園の趣です.

 


 

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