として丸亀城を築いた.山上の本丸に天守が置かれ,その周囲に二の丸と三の丸が配置されている輪郭式の城である.加えてそれらの曲輪が非常に高い石垣の上に乗っているため,遠くから見ると高い石垣の上にそびえ立つ城郭であることがわかる(ギアナ高地ではないが,テーブルマウンテンに乗った城という感じ).城の周囲には堀(当時は内堀)が廻らされている.
丸亀城は北側に大手,南が搦手になっていて,真正面の大手一の門,二の門は国の重要文化財に指定されている.ここから三の丸に向かって長い坂道が続く.ここが見返り坂と呼ばれる道で,ここをひたすらに登っていくと,ようやく三の丸に到着である.ここからさらに一段高いところに二の丸,本丸があり天守が聳えている.
丸亀城の天守は,17世紀後半に京極氏の時代に作られたものである.全国現存12天守のひとつで,規模は決して大きくないものの,高石垣の上に建つその姿は見る者に感動を与えるのだった.
明治以後廃城となったものの,幸い天守を含むいくつかの建物が残され今に至っている.現在は亀山公園として市民の憩いの場になっている.
(登城日 2009年1月11日) |
大手二の門(重文) |
大手一の門(重文) |
丸亀城の堀と天守 |
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