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日本100名城スタンプラリー
35.金沢城
北陸の城下町金沢の中心が
金沢城
である.江戸時代には大名家としては最大の石高を誇った加賀藩の藩庁がおかれていた場所でもある.そんな加賀藩の始祖が有名な
前田利家
あった.古くから織田信長に仕え,信長の死後は秀吉に臣従した利家は加賀・能登・越中に100万石を越える領国を与えられたのである.
秀吉の死後わずか8ヶ月で利家も死去したため,以後時代は徳川家康の天下となり,前田家もまた幕藩体制の中に組み込まれていくことになった.しかし,その実力から江戸時代を通じてほぼ100万石の領地を維持している.
そんな加賀藩の中心金沢城,城の立っている小立野台地には戦国時代,加賀の一向一揆で有名な本願寺金沢御堂が置かれていた.信長による一向一揆の制圧後,この地は
柴田勝家
の勢力下となったが,賤ヶ岳の戦いによって勝家が滅びると,代わって利家がこの地に入り,彼によって今の金沢城が築かれた.城に隣接している有名な大名庭園である
兼六園
が造営されたのは彼のひ孫の4代藩主前田綱紀の時代である.
明治維新後,金沢城は陸軍の管轄に入り,第七連隊や第九師団司令部などが置かれていた.第二次大戦後は金沢大学のキャンパスとして使われていたが,大学の移転後平成13年から金沢城公園として整備され現在に至っている.
遺構としては石川門や三十間長屋(ともに重文)などがあり,公園として整備されてからは櫓や門などの復元も行われている.私が初めてこの地を訪れた昭和60年代初頭 は,ちょうど金沢大学の移転準備が行われていて,構内もかなり雑然とした印象だったが,今回約20年
石川門(重文)
三十間長屋(重文)
鶴丸倉庫(重文)
五十間長屋
ぶりに訪問し,綺麗に整備されたその姿に大いに感動した次第である.いまでは隣の兼六園とともに,多くの観光客でにぎわう名所になっている.
(登城日 2009年4月18日)
橋爪門と続櫓
大手門跡
戌亥櫓跡
金沢城へのアクセス: JR金沢駅からバスで15分ほどのバス停兼六園下で下車し徒歩5分程度です
スタンプの設置場所 二の丸案内所や石川門入口案内所にあります
登城のハード指数(★☆☆ ハードではありません) 普通の都市公園です.誰でも気軽に散策できます.
スタンプ
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