本州最西端の地「毘沙ノ鼻」は山口県の下関市にある.下関市の中心部から20キロほど北西に行ったところであり,JR山陰本線や並行している国道191号線からさほど離れておらず,そんなに辺鄙な場所というわけではない(少なくとも最東端のとどヶ埼よりは).しかしこの毘沙ノ鼻,四端の中では最も観光地度が低く,潮岬,大間崎はもちろん,とどヶ埼と比べても観光資源に乏しい.このため公共交通機関を使ってのアクセスは本州四端で最も不便である(最寄駅であるJR山陰本線梅ヶ峠駅から5キロほどあるが路線バスは走っていない).だが道路はきちんと整備されているため,自動車やバイクでの到達は容易である(下関でレンタカーを借りるのが最もリーズナブルだろう).
下関市内から国道191号線を北上してしばらく走ると本州最西端を示す案内標識が出現,これに従って左折する.以後は案内板を頼りに十数分走るとなにやらゴミ処分場のような施設が,それを横目で見ながら少し行くと目指す毘沙ノ鼻に到着である.
毘沙ノ鼻には立派な駐車場があり,ジュースの自販機やトイレまで完備している.そこから案内板に従って1〜2分歩くと目指す展望台に到着である.そこには最西端のプレートの他に,灯台型のモニュメントも立っていた.展望台からは天気がいい日には素晴らしい夕日が眺められるに違いない.
追記: 本当の最西端はここではなく,隣のゴミ処分場の敷地を通った先の海岸の岩場にあるという.ただ非常に危険な場所であり(海に転落する危険性大),観光客が安易に近づかないようにこの地に展望台を作ったようである.
(訪問日 2008年2月9日) |
このような案内板に従って車を走らせます. |
毘沙ノ鼻の駐車場にあるトイレと自販機.おそらくは本州最西のトイレと自販機でしょう. |
毘沙ノ鼻の看板です.ここが四端の中では最もカラフルな感じがします. |
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