ビザンチン皇帝の部屋 本文へジャンプ

ホーム

海外旅行記録

国内旅行記録

非日常の世界

日常の世界

幕末・新選組の
小部屋

 ”100”の小部屋

学問の小部屋

掲示板

ビザンチン帝国
とは

アクセスカウンター
 SINCE 2011年9月25日
     

 日本三景

 数ある日本三大の中でも日本三景はその歴史の古さで群を抜いている.その起源は江戸時代初期,寛永年間に全国を行脚した儒学者,林春斎が著した「日本国事跡考」への記載とされており,それが陸奥の松島,丹後の天橋立,安芸の宮島である.この3つは現在でも著名な観光地として多くの観光客を集めている.  

その1 松島 (宮城県松島町)

 松島は宮城県松島町にある太平洋に面した湾内に浮かぶたくさんの小島群とその光景である.太古の昔は陸地であったものが地震などによる地盤沈下の結果,山頂部分のみが小島として残ったものとされている.静かな湾内に松の木を蓄えた小島が並ぶ光景は古くから景勝地として知られており,平安時代の歌人,源重之によって「松島や 雄島の磯に あさりせし あまの袖こそ かくは濡れしか」と歌われている.また江戸時代には有名な俳人松尾芭蕉もこの地を訪れており,「奥の細道」には芭蕉自身の句はないものの,弟子の曾良による「松島や 鶴に身をかれ ほととぎす」の句がある.
 松島の見どころとしては湾内に浮かぶたくさんの小島(波の浸食によってまるで仁王像の様な形になった仁王島や4つの洞門が並ぶ珍しい景勝の鐘島などがある)を眺める遊覧船の他,松島水族館や伊達政宗が再建したといわれる瑞巌寺などがある.またこの地は牡蠣の名産地であり,毎年2月にはかき祭りが開催されている(私も学生時代に行ったことがあるが,かき鍋やかき雑炊,焼きかきなどが食べられる).

湾内にたくさんの小島が浮かぶ松島

モニュメントも松島風です
 
 松島へのアクセスはJR東北本線松島駅またはJR仙石線松島海岸駅が便利である(仙台からいずれも20〜30分程度).
 (訪問日 2006年9月24日)

日本三景松島のサイト

 ※ 松島は2011年3月11日の東日本大震災によって大きな打撃を受け,復興の途上にあります.
 
 

瑞巌寺の五大堂

4つの洞門が並ぶ鐘島

松島を代表する景観仁王島
 


その2 天橋立 (京都府宮津市)

 天橋立は京都府の日本海岸,宮津市にある宮津湾と阿蘇海を隔てる幅20〜170メートル,全長3.6キロの砂洲である.そのほぼ全域にわたって総計8000本もの松林となっており,高所からの独特の景観から古くから名勝として知られている.天橋立はその名の通り天に架かる橋の意で,奈良時代に編纂された風土記によると,イザナギの命が天と地上を行き来するために橋を作ったものの,うっかり地上で眠っているうちに橋が倒れてしまい現在の形になったという伝説がある.地質学的には古来陸地だったものが氷河期が終わって海が広がる中で形成されてきたものとされている.
 現在では何か所かの展望地が知られているが,南側の文殊山の山頂から見た飛龍観(まるで龍が天に上るように見えるさまから),北岸の傘松公園からの斜め一文字(文字通り斜め上方に上って行くように見えるさまから)が特に有名である(特に傘松公園は股の間から景色を逆さまに覗くと天に架かる橋のように見える「股のぞき」の名所として知られる).

文殊山からの飛龍観

傘松公園からの斜め一文字
 
 周辺の観光地としては,文殊山のふもとにある知恩寺や,傘松公園よりもさらに高地にある西国二十八番札所の成相寺などがある.
 天橋立へのアクセスは,北近畿タンゴ鉄道天橋立駅が便利である(JR京都駅から直通特急「はしだて」号があります).
(訪問日 2013年10月13日)

日本三景天橋立のサイト
 
 

三人寄れば文殊の知恵で知られる知恩寺です

知恵の輪灯籠

西国二十八番札所である成相寺です
 


その3 宮島 (広島県廿日市市)

 日本三景の最後,宮島は広島県の瀬戸内海に浮かぶ面積30平方キロあまりの島である.正式名称は厳島であるが,一般には安芸の宮島の名で呼ばれている(宮島という名の島は各地にあるため).古くから信仰の地として知られており,島には厳島神社があったが,平安時代末期の平清盛の庇護のもと,海に浮かぶ社殿や大鳥居といった現在の姿が作られた.中世に入ると時の政情に変化によって盛衰はあったものの,神社そのものは存続し続けた.歴史上ここが脚光を浴びたのは戦国時代,毛利元就と主家である大内氏を乗っ取った陶晴賢との決戦がこの地で行われた時である(厳島の戦い).
 戦国時代が終わって太平の世になると,庶民の旅行も盛んとなり,この地は西国の人々にとって著名な観光地となった.以来現在に至るまで人気の景勝地であり,現在では年間300万人もの観光客が訪れるという.1996年厳島神社はユネスコの世界文化遺産に登録された.
 宮島の見どころはなんといっても厳島神社であり,海上の大鳥居や社殿の姿は海の青との色彩のコントラストも見事で見るものを感動させる(私が訪問した2006年10月7日は大潮のため,社殿が冠水してしまいしばらく参拝が中断されてしまいました 泣).また豊国神社の本殿や15世紀に建立された五重塔,島の最高峰弥山からの展望も見どころである.

厳島神社の大鳥居と私

冠水した社殿です

正面が右楽房です
 
 宮島へのアクセスはJR山陽本線宮島口駅または広島電鉄宮島駅から徒歩数分にある桟橋からフェリーとなります.
(訪問日 2006年10月7日)

日本三景宮島のサイト
 

日本三景の碑

五重塔

豊国神社本殿
 



 

 トップページに戻る   日本三大特集に戻る