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 SINCE 2011年9月25日
       

第22回ひの新選組まつり参戦!


1.第22回ひの新選組まつり
 毎年5月に行われるひの新選組まつり,私にとっても恒例のイベントで,2006年以来ほぼ毎年参加している.ほぼというのは,2011年の震災によって中止となり,その年の秋にひっそりと行われた(らしい 笑)幻の第14回に出ていないからだ.当初はコンテストから出場が基本だったが,震災を挟んだ心境の変化と,その間に着実に世代交代が進んでいて,特に2010年代に入ってからは,漫画やゲームから新選組に入ってきた若い参加者が増えてきたこともあり,自分のようなオールドスタイルの立ち位置が微妙になっていると感じたこともあって,2012年以降はコンテストには出ていなかった. 

今年のポスター
   
その間にも,かつて一緒に参加して遊んでいた面々の大半が卒業してしまい,気が付いたら自分だけが残っているという,函館の土方歳三を思わせる状態になっていたのも感慨深いことだった.
 そんな状況になっていながらも参加し続けていたのは,2010年に不本意な形になってしまったコンテストへの悔いがあったのは確かだが,それも昨年久しぶりに参加したコンテストで解決してしまった.そんなわけでますます自分が出る動機付けが薄くなっていたのだが,やっぱり参加して楽しいイベントなのは確かなので,もう少しで続けていようかななどと思ったからだ.
 そうこうしているうちに年が明け2019年になった.例年だと2月に入ったころに隊士の募集が始まるのだが,今年は元旦早々観光協会のHPに予告がであるなど,実行委員会側も気合が入っている様子がうかがえた(今年は土方歳三没後150年である).そして2月1日いよいよ隊士の募集が始まった.
   
   
   

2.どういう形で参加するか
 毎年のことであるが,ひの新選組まつりの参加方法は3種類ある.

① 衣装持ち込みでの隊士参加
② 衣装貸し出しでの隊士参加
③ 新選組と同時代の人々での参加


 このうち①と②が新選組本隊隊士としての参加であり,前日のコンテストにもエントリーできる.③は新選組と同時代の著名人に扮して参加するちょっと特殊な参加形態である.
 新選組まつりの肝は隊士としての参加であることは百も承知なのだが,昨年でコンテストを卒業したという気分なのと,同時代の人々枠というのが,新選組本隊とは違ったのんびり,ゆる~い雰囲気なのが自分に合っているようで近年はこちらでの参加が多くなっている.結局今年はこの③枠で申し込むことにした.
 で,役柄であるが,実は数年前からこの枠は応募に当たって希望の役を書くだけではなく,その役柄にかける思いを作文にして提出するという趣向が行われている.もちろんこれは任意で,出さずに応募もアリなのだが,そうした場合人気の高い役に選ばれる可能性はほぼゼロになる(こうして「特定の役の希望なし」で申し込んだら高杉晋作になったというのが2年前 笑).
 この同時代枠は以前は毎年いろんな役が入れ替わるのが妙味だったのだが,近年はほぼ固定メンバーになっている(募集要項によると,山南敬助・伊東甲子太郎・多摩の歳三・伊庭八郎・榎本武揚・勝海舟・西郷隆盛・坂本龍馬・桂小五郎・高杉晋作・山本八重・近藤つねの12名).この中で自分に合っていて,かつあまり競争率が高くなさそうなところを狙う.山南総長,伊東参謀,坂本龍馬は希望者多そうだし,榎本武揚は体型的に微妙(💦),薩長勢は競争率は低そうだが一昨年やってるしなぁ,というわけでクローズアップされたのが勝海舟! 幕臣でありながら西郷隆盛とも親交があり,坂本龍馬の師匠,幕末の最終段階ではすべてを投げ出したケイキさんに代わって江戸の無血開城に尽力した人物である.新選組との絡みもあり魅力は十分だ.ということで,今年は希望は勝海舟とし,苦手な作文もそれなりに書いて提出したのだった.
     

3.参加決定
 早い年だと締め切りの10日後くらいには参加通知が届くのだが,今年は3月中旬になっても連絡がない.実行委員会も忙しいのかなと思っていたら,「参加葉書が来たよ~」という声がSNSに流れてきた.ただこれは一般隊士で申し込んだ人たちで,同時代枠の方はなかなか来なかった.今年はそんなに審査が大変なのかなどと想像していたのだが,一般に遅れること一週間くらいで観光協会からのハガキが届いた.裏返してみたところ,無事に「勝海舟役をお願いします」的な文言が.今年も参加が決定した瞬間である.

参加通知はがき
   
その後速攻で参加費を振り込んだのは言うまでもない(今年は参加決定葉書が届くのが遅く,結果として振込可能期間が短かったので,もしかしたら振り込みそびれた人がいたかもしれない).
 振り込みが終わると間もなく年度が変わる.自分自身の転勤はないのだが,関係部門に異動になった人がいたので,その辺への対応であたふたしているうちにあっという間に4月も半ばを過ぎていた.そんなある日届いた一通の封書,そう日野市観光協会からの案内である.毎年恒例の注意事項や当日の流れなどが書いてあるのだが,集合時間が7時30分であること以外はほとんど見ていなかった(集合時間は過去に勝手に8時と決めつけて遅刻してしまったことがあるので,以来そこだけはチェックしている 汗).
 それからちょっとした4月23日水曜日の夜,ちょうど出かけていた私の携帯が鳴った.見ると”080”で始まる見たことのない番号,普段は知らない番号からの電話には出ないのだが,この時はなにか虫の知らせのようなものを感じたので出た.
 「夜分失礼します.こちら日野市観光協会のものです」.
電話は日野市観光協会の人で,用件はもちろん新選組まつりの件,なんでも持参すべき物品に関する記載に誤りがあったらしい.同時代枠の人たちは襦袢から着物から履物まですべて一式込みの料金を払っているので,ぶっちゃけ当日は手ぶらで来ても大丈夫なのだが,送られてきた書類には「草鞋,草履などの履物と中に着る着物,帯,紐等は持参してください」となっていたらかった.思うに衣装貸し出し隊士の場合こうした物品を持参しなくてはならないので,そちら向けの文章がそのまま流用されたらしかった.
   

4.パレードに向けての準備
 やがて時代は令和に移り,最大10日と言われたGW期間が過ぎていった(10連休など,もちろん自分には関係ない 笑).その間に今年のパレードでやりたいなと思うネタの構想を練る.なんといっても西郷隆盛との記念写真は外せないが,そのほかでは新選組幹部たちを甲府に送り出す図や坂本龍馬との師弟関係なんてもいいなと考えていた(あとは女に手を出すという構図も 笑).

今年のネタ
   
 そうしているうちに,いよいよ第22回ひの新選組まつりが開幕する5月11日を迎えた.この日はお昼に明日のパレードでの隊長を決める隊士コンテストが行われるのだが,自分は所用で都内各地を走り回っているため行くことできず,そのまま夕方からの合唱団の練習→宴会と流れ,そのあと立川のホテルに入ったのは日付が変わるころだった.    

5.パレードの朝
 普段は朝寝坊なくせに,こういうイベントの日は早起きになる自分,この日目が覚めたのは朝5時半だった.前夜のアルコールがアセトアルデヒドに変化していて具合が悪い.昨夜は部屋に入ると同時に爆睡したため,シャワーを浴びて身支度をする.そのまま7時ちょっと前にホテルを出た(ホテルの朝食が7時からなので食べられなかったのだが,仮に朝食が6時半だとしても具合が悪くて食べられなかっただろう).
 立川北駅からモノレールに乗って高幡不動に向かう.昨年は本隊だったので衣装一式引きずっていったのだが,今年はそれがないので楽だ.高幡不動駅でモノレールを降りる.改札を抜けたところにコインロッカーがあったので,パレード中に必要になる最低限のアイテム以外はすべて預け身軽になった.

モノレールの駅

高幡不動尊の土方歳三像
   
 そのまま駅の北口からロータリーに出て,不動尊への参道に入っていく.一昨年はここでヒジカタ君の姿を目撃したのだが,今年は見かけなかった.やがて参道を抜けると懐かしの五重塔が見えてくる.毎年のこととはいえ,いよいよパレードが始まるなと感慨深くなる瞬間である.境内に入るとたこ焼きなどの屋台が準備をしていて,これまたお祭りムードを盛り上げている.それらを横目で見ながら境内を進み,奥の信徒会館に到着した.ここで名前と役柄を言うと,靴を入れるビニール袋と記念品などが入った小袋が渡された(記念品は数年前までが土方歳三うどんだったのが,2年前は小さな旗の飾りみたいなのになり,昨年はクリアファイルになった).    

6.高幡不動尊にて
 そのまま会館の3階に上がり,いつもの大広間に入る.すでに多くの参加者や関係者で賑わっていた.畳の上に並べられた衣装を順番に探したら,勝海舟と書かれた自分用の衣装が目に入る.さっそく係員にお願いして着替えに取り掛かった.一通りの着付けが完了して次はメイクの番だ.例年ここが律速段階になるのだが,今年はタイミングが悪かったのか長い列になっていた(この辺は運不運で,タイミングがいいと待たずにやってもらえる年もある).自分のひとつ前には八重さん役の方が待っている.凛とした若い女性で,いくら女好きの勝海舟でも声を掛けられる雰囲気ではなかった(笑).そのひとつ前には高杉晋作衣装お方が,こちらはややリラックスした感じだったのでお声がけをした(聞いたところ,なんと!本物の長州人らしい!ひのパレもいよいよ長州から参加者が来る時代になったかと感慨深い).     
 だいたい15分くらい待ってようやく自分の時間が来た.係員が手慣れた感じでメイクをしていく.一昨年の高杉晋作は月代だったが,勝海舟は総髪だ.待っている時間は長かったが,始まるとさっくりと完成した.さっそく鏡を覗き込むと,う~ん,どこかで見たような感じ.第19回で清河八郎をやった時と全く同じイメージだな(羽織の色とか微妙に違うのだが,並べたら区別がつかないだろう 笑).

今年の幹部の皆さん(山南さん提供
   
準備が終わったところで周辺を見渡す.幹部隊士や関係者が続々と支度を済ませていた.所用で前日のコンテストは見学できなかったのだが,今年も女子率の高いこと!!,聞いたら今年の合格者は1名を除き全部女性らしい.元々女子率の高いお祭りなので,例年合格者の女子率も高いのだが,ここまで高いのは初めてではないだろうか.    

7.出陣式の片隅で
 準備が終わってしばらくまったりした後,さっそく外に出てみることにする.出口のところで,「お久しぶりです!」と声を掛けられた.見たら今年の永倉新八役の方,なんと過去何度も絡んだSさんじゃないですか(爆),15回に点滴イベントにお付き合いいただき,その後のパレードでも何度かお会いし,さらには他のお祭りでご一緒したり何かと縁がある人物である.今年久方ぶりにコンテストに出場し,見事合格したらしい(素晴らしい!).
 外に出るとまあまあのお天気,2年前はこのタイミングで桂小五郎,高杉晋作,勝海舟,坂本龍馬,榎本武揚の5人で境内を散策し,「倒幕ファイブ!」なんて言って遊んでいたのだが,今年は周囲に誰もいなかったので一人で散策することにした.

続々と集結する隊士(山南さん提供)
   
 天気は上々ですでに多くの観光客が歩いている.当然みんなの被写体になったことは言うまでもない(このお祭りに出ている以上肖像権は放棄している 笑).そうこうしているうちに参道の方から新選組隊士が陸続とやってきた.毎年恒例見知った方々の姿も見える.そろそろ戻った方がいいかなと隊列と一緒に戻る勝海舟だった.
 出陣式の行われる大日堂方向に進む隊士から外れて信徒会館前へ.いつもならここが集合場所になるはずだけど… と思いながら見渡したらそろそろナンバーが集まっていた.

信徒会館玄関にて(つねさん提供)
   
 数年前まではこの隊は年によって役柄の入れ替わりがあり,特に大河で幕末が取り上げられる年はそれにちなんだ役柄が配置されてきた(篤姫の年は薩摩関係多数,八重の桜の年は会津関係多数,花燃ゆの年は長州関係多数etc).しかしながらここ数年は役柄がほぼ固定されており,昨年は「西郷どん」の年だったにも関わらず,薩摩人は定番の西郷隆盛だけだった.これはおそらく予算の都合なんだろう(参加者に配られる記念品も2000年代は集合写真だったが,徐々に簡素なものに変わっていったし).
 ちなみに今年のメンバーはというと,

・山南総長 はまゆうさん.以前私のサイトに遊びに来てくださったことのある方で,他のイベントでもお会いしたことのある.
・伊東参謀 昨年は近藤つねさんで参加していた方.芯が強そうな感じ.
・多摩の歳三 この役を得るために十数枚のもPRを送ったらしい(!)方.去年は八重さんだったらしい.
・近藤つねさん かわいらしい感じだが,実は内部に凄いエネルギーを秘めていると(後でわかった 笑)方.
・山本八重さん 先ほどメイクの時間にいた女性,実は例年パレードで娘子隊を務めている実践女子大薙刀部の卒業生らしい(その流れで会津の英雄八重さんになったのかと納得).
・伊庭八郎さん イバハチ愛に燃えた方,実は昨年も同役だったもよう.
・榎本武揚総裁 イケメンの男性,他の役はともかく,この榎本総裁の役だけは写真審査があるんじゃないかと思った.
・坂本龍馬 18回以来久々の女性龍馬,実は恐ろしいほどフットワークが軽いことが後に判明.
・高杉晋作 本物の長州の人らしい.声のトーンが自分の合唱団の仲間に瓜二つだったのも印象深い.
・桂小五郎 若い女性,例年観察しているが桂小五郎って倒幕系の中では女子率が高い役だと思う.
・西郷隆盛 地元の男性,恰幅も良くて西郷さんのイメージがよく出ている方.

上記に自分(勝海舟)を加えた12名である.新選組幹部でありながら山南さんと伊東先生が入っているのは,この二人,組内においてやや立ち位置が微妙だからだろう.そしてここでも,女子率が高い! 新選組本隊の女子率の高さは昔からなのだが,この出会った隊は過去それほどでもなかった.が,今年は男性は自分の他,西郷さんと榎本総裁,山南さんの4人と少数派になっていた.そういえば一昨年は着物クイーンのお琴さんもこの隊に混じっていたが,今年はいなかったなぁ.ちなみに各隊には介添人と呼ばれる案内役(多くは地元の学生ボランティア)が付くのだが,カンペを見ながら一生懸命対応している姿が初々しい.
 さて,大日堂前では出陣式が行われているのだが,例年この同時代隊は呼ばれないので(笑),この信徒会館付近で待機する.ただ伊東参謀と山南総長は行きたいオーラ全開だったので結局出かけていった.その他のメンバーはここでまったりと過ごす(この辺のゆる~い空気がこの隊の魅力だ 笑).
 しばらくして,大日堂の方から勝鬨が聴こえてくる.どうやら出陣式が終わった模様,その後一番隊から順次土方歳三像前で行われる法要に向かうのも例年通りだ.我々も十番隊の後ろに滑り込むようについていく.
   

集合写真①(キジトラさん提供)

同②(キジトラさん提供)


同③(キジトラさん提供)

   

8.法要そして出発
 関係者一同五重塔そばの土方歳三像に整列する.ここからは法要の時間,高幡不動尊の杉田貫主による読経に続きミスター土方による献花と進んでいく.この時間帯は厳粛な空気が流れるので,さすがの私もかしこまっている.ちなみに今年のミスター土方は昨年のミスターの双子のお姉さん(だったか妹さんだったか)らしい.そういえば昨年のコンテストにも参加されていたなと思い出しつつ,平成最後と令和最初のミスターを姉妹でやるって,それはそれで凄いことだなと思った(この辺りからウチのKが登場し,写真を撮ってくれていた).
 法要の後はいよいよパレードの開始である.巨大な隊旗,高張提灯を先頭にミスター土方,近藤局長に続いて本隊が建制順に進んでいく.もちろん威勢よく勝どきを挙げていくわけだが,十番隊が終わり,さあ我々の順番である.本隊ならば「〇番隊行くぞ!」と気勢を上げるところだが,なにせ我々は倒幕佐幕,さらには奥方まで混じっている雑多部隊,まとまっているのも逆に違和感な隊である.結局午前中は一番新選組まつりにふさわしい(だろう)多摩の土方さんに先頭に決まった.先にも書いたが今年の多摩の土方さんは,参加申込書に沿える作文を十数枚にわたって書き連ねた剛の者である.実行委員会の担当者もさぞ感動と怖れを抱いたのではないか(笑).

法要の開始

ミスター土方の献花

パレードの開始
   

今年のミスター

今年の局長

沖田総司カワイイ!
   

二番組長永倉新八(Sさんカッコいい!)

三番組長斎藤一、ちょっとワイルドな感じ

四番組長松原忠治はたましんの方
   

五番組長武田観柳斎は日野自動車の方

六番組長井上源三郎は去年の局長

七番組長谷三十郎,りりしいですね
   

八番組長藤堂平助,こちらもカワイイ!

九番組長鈴木三樹三郎は富士電機の方

十番組長原田左之助,この方も隊長常連ですね
   

アッ!エルサブ発見

日野新選組同好会

幕末洋式調練隊
   

9.高幡パフォーマンス
 高幡不動尊の総門を出ると,目の前の横断歩道急いで渡る.運が悪いと隊の途中で分断されてしまい,渡った先で待機させられてしまうのだが,警察の人が青の点滅からやや赤になったタイミングでも「このまま急いで渡ってください!」と誘導してくれたおかげで全員渡り終えられた.
 そのまま右に折れて進む.この高幡地区のパレードもかつてはそれなりの距離を行進し,あちこちで抜刀し放題だったのは昔の話,近年は徐々に規制が厳しくなって最近は参道をちょっと歩くだけの,とてもパレードとは言えない状況になっている.このためか近年は高幡パフォーマンスという呼び方になっている(各種パフォーマンス隊がここでパフォーマンスをするため).この短い参道でパフォーマンスをするため当然流れは滞るため待機の時間が発生する.特に同時代隊は本隊の後ろなので必然的に待ち時間が長い.とはいえこの待ち時間の間に周囲の人といろんな話をして盛り上がる.今年の同時代の人々は愉快な人が多く話が弾む.特にみんなどうやって今回の役をゲットしたかというような話は面白かった(みんな強烈だなぁとひたすら感心した).話としては,今年の高杉さんが物凄く博学でいろんな珍しいお話が聞けて面白かった.一方で伊庭八郎役の方は鉄砲を持っていない,あれっ?八重さんと並ぶ鉄砲キャラだと思ってたのだが… が,本人に聞いたら「昨年持ってすごく重かったのでやめました!」とのこと.いざとなれば右腕1本で刀を振るうのだおう.この辺の自由さもお祭りならではだろうか.

パレード先頭は高張提灯と隊旗

騎乗のミスター

同じく局長

今年は沖田総司も騎乗!!
   
 そうこうしているうちに隊列が進み始める.本隊だと参道に入ると,
まず隊長が名乗りを受ける➡続いてその音頭で勝鬨を挙げる➡盛大な拍手
というパターンだが,同時代の人々は一人ずつ名乗りを受け,その後は勝手にしてくれという尻すぼみ的な感じで楽しい.こうして特に何かあるわけでもなくここでのイベントは終了となった. 
   

真打同時代の人々(笑).多摩歳さん顔が隠れちゃった

新選組に近い方々


新選組から遠い方々

   

娘子隊


会津新選組同好会


新選組玉造隊(芹沢さん相変わらずカッコイイ)
   

岡山新選組

本庄新選組同好会

神楽教授発見!
   
 なお,隊士らの行進が終了した後,色々なことが行われていた模様.    

何だろうこれ!

花魁の行列

ライブも
   

10.集合写真
 高幡不動の境内に戻るとこれまた恒例の早すぎる昼休みである.お弁当が配られて各自お昼… なのだが,その前に隊ごとの集合写真を撮影することになっている.会場となる五重塔前は長蛇の列! いったいいつになったらたどり着けるのかと心配になる一方で,浅葱色のだんだらがずらっと並ぶ様は壮観である(桜と併せるといいだろうな 笑).時間がたっぷりあるのでここでも雑談タイムとなるのだが, 

五重塔へ向かう列(ちなみに昨年のです💦)
   
「そういえば今年はミスター土方や局長ぜんぜん見かけないね」,「ほんと,各隊の記念写真に一緒に写った年もあったのに,今年は忙しいんだろうか」などと話していた.局長の妻のおつねさんは「旦那に会いたい…」としおらしいことを言っている.
 そしてこの頃から徐々に気温が上がり始め,暑くなってくる.和服で特に頭巾や鎖帷子を装備していない我々はまだいいのだが,洋装バッチリの榎本総裁はかなり暑いらしく,頻繁に上着を脱ぎ始め,このあたりから「今年の総裁は脱ぐ」というのが我々の一般認識になっていった.
 そんな感じで少しずつ前に進み,ようやく我々の撮影の順番がやって来た.いつもと同じおじさんの指図で2列に並ぶ.とはいっても元々人数が少ないのであっという間に整列,撮影と進んでいった.かつてはこの写真が記念品だった時代もあったのだが,財政事情から困難になり今は希望者は購入するスタイルになっている.係員が「欲しい人手を挙げてください」じゃなくて,「いらない方手を挙げてください」と言っているところに,日本人の感性を理解しているなと感慨深かった.
   

これが今年の公式写真
   

11.長い昼食
 写真撮影が終わると一同そのまま大日堂方面に流れていく.ここからが長いお昼休みとなるわけだ.介添人とともに有志がお弁当を取りに行く.以前は隊名を名乗ればそのまま貰えたのだが,昨年から引換券と交換のスタイルになっている.思うにどさくさに紛れて弁当を持ち去った悪い奴がいたのかもしれない(笑).弁当は本隊と同時代で異なるのは昨年のレポで紹介した通り,今年もセブンイレブン弁当だった(筍ご飯).以前は本隊の弁当よりもセブンイレブン弁当の方が断然安いと思ってたのだが,係員に聞いたところ決してそんなわけではないことがわかった(本隊に参加している方の中には,「筍ご飯の方がいい」という人もいたらしい.一方で一緒についてくるお茶の方は500mLサイズになっていた.例年500mLで余ると持ち運びには大きすぎるし,結局捨てるしかなくなって「もったいない」と思っていたところ,昨年は350mLサイズになって,これはいいと思ってたのに,また500mLに戻ってしまった.予算が潤沢になったのか,それとも世間では量が多い方を希望する声が大きかったのかは不明である。
 さて弁当を食べる場所であるが,基本早い者勝ちなので最初にここに戻ってくる1番隊が有利のように感じるが,実は近年の傾向として前半隊(1~3番隊)は弁当を持ってさっさと午後のスタート地点となる第一小学校に移動しているので,一番早いのは4番隊ということになる.我々はほぼ最後ということになるが,幸いというかこの時間帯には早く食べ始めたところはすでにお終いというところもあるため,空いたスペースに潜り込むことになった(結果として例年出会った隊が陣取っている場所に落ち着いた).

同時代の人々は今年もセブンイレブン弁当

ちなみに本隊のお弁当はこうだった模様(神楽教授より)

このまったりした雰囲気が好きです(山南さん提供)
   
この段階でまだ11時である.本来昼食には早い時間であるが,これも例年のことなので,自分の場合朝食をウィダーゼリーにしておなかを空かせる作戦を取っているのだった.
 食事後はしばし雑談タイムとなるが,ここでぜひやっておきたかった写真を撮るために西郷さんにお付き合い願って会館の中へ.そう,有名な田町の薩摩藩邸で行われた勝・西郷会談の写真である.朝のうちは人が大勢いてなかなか撮影が難しいのと,西郷さんのお姿を見つけられなかったためでもある.この時間帯は完全貸し切り状態だった(笑).
   

勝・西郷会談


背景はこっちの方が近いですが畳のヘリが異なります

これがオリジナル


   
 写真撮影後は境内をフラフラと散策して時間を潰す.そして午後のパレードの拠点となる第一小学校に向かうための集合時間となったので信徒会館前広場に集結である.周辺には娘子隊や岡山新選組の人たちも並んでいた.しばらく雑談していたのだが,ここでハプニングが発生,なんと!八重さんの銃から部品が取れ,壊れてしまったのである.周辺の話によると昨年も同様のことがあったらしいので小道具的に限界なのかもしれない.銃がない八重さんというのも悲しいなぁと思っていたが,結局本部に置いていった伊庭八郎の銃で代用することになった(これも一種の怪我の功名か!).    
 そうこうしているうちに出発となり一同高幡不動尊を後にする.バス乗り場は昨年はコンビニの向かいだったが今年は少し奥まった場所が指定されていた.そこに到着したが,もうだいぶ暑くなってきたので日陰に入っていたら「ああ,どうもこんにちは」という声が.見たら日野新選組ガイドの会のS川さんのお姿が,お元気な様子でなによりだった.
 待っていたらバスが到着,一同乗り込んで出発する.

午後の出発に向けて.この時に八重さんの鉄砲が壊れました(八重さん提供)
   

12.第一小学校にて
 例年のようにどこをどう通ったかわからないコースを進んでいるうちに,バスは見慣れたレンガの建物(日野市生活保健センター)のそばに到着した.下車してそのまま小学校に向かう.本隊を始めすでに大半の人々が到着しているハズであり,午後のパレードに向けた準備をしているだろうと思ってきたのだが,あんまり人がいない… どういうことだ? と思っていたら,体育館で今年の特別企画である「新選組の命名式」が行われているとのことだった.これは文久3年8月のいわゆる八・一八の政変における活躍から「新選組」の命名を受けたとする故事から,この日ゲストとして参加している会津松平家現当主の松平保久氏が今年のミスター土方らに新選組の命名を行うという式典である.非常に重要そうな式典であるが,もちろん我々同時代の人々はお呼びではない(笑).とはいえ興味はあるので恐る恐る体育館に忍び込んで様子をうかがった(壇上ではちょうど松平氏が何かを授与する場面,おおっ,ちょうどクライマックスらしかった).

予想外にガランとした小学校

隊士一同命名式に集まっています
   

みんなまったりしています

新選組アイドル?

こ,これは…
   
 命名式が終わると次々に隊士が体育館が出てくる.これからしばらくは出発までの待機時間である.めいめいパレードのパフォーマンスの打ち合わせなどをしている隊が多いようだ.パフォーマンスといえば我々も何か準備した方がいいのだろうかということになった.ただ同時代の人々は過去には準備だけやっていたものの,無慈悲にカットされることもあったりするなど先行きが不安なところもある.とりあえず何か準備しようということにはなった(多摩の土方さんが用意していた石田散薬を使って何かしようということになった).
 その一方でこの辺からみんな思い思いの行動をし始める.榎本総裁は冷たい飲み物に手を出して悦に入っていたし,つねさんは「旦那に会えない( ノД`)シクシク…」としおらしいことを語っていた(去年,一昨年はこの時間帯局長&副長が校庭真ん中のパネル前に陣取って観光客や一般隊士との記念写真ターイム!だったが,今年は全く見かけなかった).記念写真といえば,参加者はパレード中のカメラやスマホの使用は禁止されているので,この時間帯がねらい目になる.みんなそれぞれお好みのポーズで写真を撮っていた.で,このタイミングで先程の命名式に参加されていた会津松平家当主様が登場,みんな一緒に写真に納まっていた.私もいろんな写真を撮って遊んでいたのだが,突然「勝先生!」という声が.振り向くとひのパレを代表する著名人,神楽教授じゃありませんか! 実は教授と毎年ツーショット写真を撮ると勝手に決めているので,本当はこっちから出向かなきゃならないのだが,わざわざ来ていただくとは… 大変申し訳なく思ったのだった.その後岡山新選組のHさんと再会,近況をお話しした後,「ところで長倉さんは今年もいらしてますか?」と訊いたところ,ご家族の心配をよそに今年もいらしているとのこと,そうこうしていたら向こうからいらっしゃいました.お元気そうな様子で安心した.
 そんな感じで過ごしているうちにパレード開始の時間が近づいてきたのでなんとなく各隊ごとに整列する.このタイミングでようやく局長&副長が馬に乗って登場,結局ここでの記念写真はお預けとなった.
   

冷たいのが好きな総裁

幕臣と会津松平家当主

笑顔が素敵な長倉さん
   

毎年恒例,神楽教授とのツーショット

午後に向けての会議


坂本龍馬との師弟写真
   

午後のミスター

こちらは局長

松平公も騎乗に
   

13.日野地区パレード1周目
 一同整列していよいよ午後のパレードの開始である.日野地区のパレードはかつては甲州街道から日野駅まで行って最後は市役所前で締めるコースだったが,震災を挟んだ第16回頃からは甲州街道を完全閉鎖して同じコースを2周するスタイルが定着している.そして1週目は数か所のポイントでの勝鬨のみで行進がメイン,2周目が各隊ごとのパフォーマンスという建前になっている.この辺の流れは介添人から説明されるのだが,そうはいっても始まってみるとそうではなかった!というのがひのパレの定番でもあるので,なるべく事前情報は信用せず(笑),あくまでもその時の流れで行こうと決意している皇帝だった.     

甲州街道ではすでにパフォーマンスが!

山車が登場


コンサートでしょうか?

   
隊列は副長,局長を先頭に本隊が建制順にスタート,我々同時代は十番隊の後になる.小学校の裏門のようなところから出て小道を右に曲がるとまもなく佐藤彦五郎資料館が見えてくる.見ると館長さんが外に出て手を振って下さっていた(毎年ありがとうございます).小道から川崎街道に左折し下り坂を進んでいくと甲州街道に出る.パレードのメイン舞台だ.ここからは所々に設置されているポイントで足を止め勝鬨を挙げることになっている.一同ゆっくり進んでいく.前を進む隊が抜刀,勝鬨パフォーマンスをやっているのが聴こえる.一週目は抜刀なしというウワサもあったが,そうでもないようだ.結局前を行く十番隊の様子を見て決めることにし,最初のポイントは勝鬨のみ,続いての日野宿本陣前では抜刀+勝鬨となった.高幡地区では多摩の土方さんに活躍してもらったが,午後は参謀・総長とい新選組のツートップを前面に出し2列目に多摩の土方とつねさん,以下八重さんとイバハチ,榎本総裁と勝海舟,坂本龍馬ときて,最後に薩長の倒幕3人衆という構成になった.行進していると沿道から盛んに声がかかる.「つねさ~ん�」,「八重さ~ん!」と女性陣の人気は高い,また「榎本さ~ん💖」とイケメン総裁の人気もやっぱりスゴイ.その他龍馬や山南総長,伊東参謀も盛んに声がかかっていた.

ポニー隊

ポニーです

こちらは少年剣士
   
 本陣前を過ぎてそのまま八坂神社に入っていく.過去にはここで休憩の年もあったが,近年はここは通過でそのまま小学校に戻るのがパターン,皆足早に通り過ぎていく.境内を抜けたところに係員が立っていてお茶(永谷園のおーいお茶)を配っている.このお茶の有難みは当日の天気によってだいぶ違うのだが,今年はまあまあの陽気なので,ほどほどにありがたかった(笑).一同お茶をいただきながら歩いていく.この辺りは観光客もいないためみんなリラックスモードだ.暑いので榎本総裁がさっそく上着を脱いでいたのは言うまでもない(笑).細い道を歩いていくとまもなく第一小学校が見えてきた.    

国際交流隊の方々


ひの散策組のみなさん


紛れ込んだ不貞浪士を追い詰める
   

西洋流火術鉄砲隊保存会

台湾からの皆さん

楽しんでいただけたでしょうか
   

日野しんせん野菜隊

大人気です!

こちらも常連のグループ
   

14.日野地区パレード2周目

 第一小学校の裏門(?)から校庭に戻ると校庭ではポカリスエットやカロリーメイトが配られていた(大塚製薬がスポンサーになっているため).いいお天気ではあるが,この日は意外に気温が高くなかったので,ポカリスエットをがぶ飲みする必要もなかった.
 しばしの休憩の後2周目のパレードに出発である.再び小学校を出て川崎街道から甲州街道に入る.事前の通達ではここから各隊のパフォーマンスが始まることになっている.

パレードの先頭です
   
各隊それぞれパフォーマンスを行い,その後新政府軍の銃撃があってそれに対して返しを行うというパターンである.本隊に所属している場合はそれぞれ事前に段取りを決めて臨むのだが,同時代隊の場合はパフォーマンスそのものが無くなったり,銃撃も省略されるのが頻回にあるため,「本当に我々のパフォーマンスはあるのか?」と疑心暗鬼になっているメンバーが多かった.それでも前方から勝鬨の声や,「パパパパーン」という銃声が聞こえてくると,「おおっ,やってるやってる」と気分はいやが上にも盛り上がる.そのまま進んでいくと司会者による,「新選組と同時代の人々!・・・・(ここに各人の紹介が入る)」と紹介され,さあいよいよパフォーマンスだ!とまずは勝鬨を挙げる.そしてさあ銃撃かと思いその方向を見ると,新政府の方々すでにあと片付けモード・・ 今年もっさりと省略された同時代の人々だった.
 が,このとき突然前方の行進が滞りなんとなく空き時間が発生,こ,これはなにかやった方がいいのか? と皆で緊急会議を開催,結果99%アドリブで討幕派と佐幕派の諍いが発生,それをどっちにもコネがある勝海舟が納めるという寸劇が出来上がったのだった(司会者も「いかにも急ごしらえだったがご苦労さんでした」みたいなことを言っていた 笑).
   

五番隊のパフォーマンス

シャボン玉を使った六番隊

綺麗ですね
   

七番隊のパフォーマンス

同左

こちらは十番隊
   
   
               
私たちのパフォーマンスを記録してくださった素敵な動画があります
   

結構暑いんですよ

みんな楽しそう

見知った方々
   
渋滞の合間を縫っての緊急パフォーマンスが終わり,ようやく隊列が動き始める.と思ったらそのまま再停止・・ なにが起こったのか,と思っていたらどうやら閉会式のようなものが行われるらしい.最後尾にいる我々からはよく見えなかったが,実行委員長さんや関係者の挨拶が行われ,最後はミスター土方の勝鬨で締められた.    


15.パレードが終わって

 閉会式(のようなもの)が終わり,一同小学校に戻る.この段階で3時ちょい過ぎだった.ここから一同高幡不動尊にバスで戻ることになる(後で聞いたら1~3番隊は土方歳三資料館に行くらしい).とはいえバスの台数は限られており,しかも本隊から建制順に乗っていくので我々が乗るまでは相当時間がかかると思われた(例年のパターンとして同時代組は一番最後になる).中には帰陣式に間に合うだろうかと心配している人もいたが,「まああまり期待しない方がいいんじゃないか」と話していた(つねさんは本当に旦那に会えるのかと嘆いていた).
 時間はたっぷりあるのでいろいろ写真を撮って遊ぶ一同だった.当初はたくさんいた観光客も本隊が続々帰っていくのに合わせて減っていき気が付いたらほぼ我々だけになっている.周辺のパネルの撤去も始まりいやが上にもお祭りが終わっていくのが感じられた.そうこうしているうちにそろそろ順番だということでバスへ,帰路もどこをどう通ったかわからないルートで不動尊に戻ったのだった.

勝と西郷は元治元年以来の付き合いです.

こんな写真も
   

榎本総裁と


旦那のパネルの前で,その妻に手を出す

介添人の方と一緒に記念撮影
   

 行きは境内から離れたところからの出発だったが,帰りは不動尊の駐車場まで入ってくれるのがありがたい.バスを降りてお昼に撮った記念写真を購入し境内に入った.中ではちょうど隊士たちが土方歳三像の前で焼香をしているタイミングだった(帰陣式は終わったのか,そもそも存在しなかったのかは不明).我々も隊士に交じって焼香をする.と,みたらちょうど局長や副長をはじめとした幹部の方がいるじゃないですか!もちろんみんなで写真を撮りに行ったことはいうまでもない.つねさんは「ついに旦那に会えた!」と感慨深そうだったが,私はといえばこの日のために準備していた甲府行きの片道切符を近藤&土方に手渡したのだった(笑).その後は信徒会館に戻ってメイクを落として着替え,あっという間にいつもの皇帝に戻ったのだった.
 それにしても今年も楽しい一日だった.思えば初参加の頃から一緒に遊んでいたメンバーがほとんど卒業してしまい,昔馴染みといえば神楽教授とそのお仲間くらいになってしまった.それでも一人で参加し続けているのは,とにかくこのお祭りが楽しいからであるのはいうまでもない.特に新選組と出会った人々は,扱いはヒドイ(笑)ものの,テンションが高い本隊とは違って,雰囲気がとてもゆるく,ある意味傍観者的な立ち位置で参加できるの点が,ほぼ単独参加になっている自分にあっているなと思う.

焼香をする隊士たち

新選組に甲府行きを命じる勝海舟(むらよしたかのり様提供)

とうとう旦那に会えたつねさん💛(つねさん提供)
   
機会があればまたこの枠で参加したいなと思ったのだが,近年は登場する役がほぼ固定化されつつあり,競争率との兼ね合いからも自分がやれる役が限られてきているのも複雑に思う(以前あった岡田以蔵があれば絶対申し込むのに… 実行委員会さんお願いします!
 そんなことを考えているうちに京王線高幡不動駅に到着,明日からの日常にやや鬱になりながら日野を後にしたのだった.
   

 
今年もご覧いただきありがとうございました.
また来年どこかでお会いしましょう.

         完
 



 

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