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 第17回しながわ宿場まつり


1.大老井伊直弼

 2007年のひのパレでご一緒させていただいたフミヲさんからお誘いがあり,”しながわ宿場まつり”の江戸風俗行列に参加いたしました.このお祭りは,東海道五十三次の最初の宿場である品川で,当時の宿場の雰囲気を盛り上げようと行われている扮装パレードです.参加者はそれぞれ,希望の役柄(一応江戸時代の扮装)に扮して,商店街をパレードし,その後は自由に宿場を探索できるという企画です.毎年9月最終土日に行われており,今年は9月29〜30日の日程でした.メインのパレードは30日です.

幕末の大老,井伊直弼
 
 幕末愛好家の私ですが,今回扮するのはズバリ,井伊直弼にしました.譜代筆頭の近江彦根藩第13代藩主で大老を務めた,あの井伊直弼です.安政の大獄で吉田松陰や橋本左内,来三樹三郎らを死に至らしめたことから,圧制者としてネガティブなイメージの強かった直弼ですが,近年は無謀な攘夷論を抑えこみ,開国への流れを作った改革者としての面や,自身の暗殺計画を知りながら逃げることなく運命に身を委ねた潔さなどから再評価の声も上がっています.特に今年(2007年)は彦根城築城400年なので余計注目を浴びているようです.
 9月29日は地元で別件の用事があったため,それが終わった後新幹線で東京へ,品川のホテルに入ったのは夜遅くだった.部屋に入りテレビを付けると天気予報をやっている.東北・北海道は概ね晴れの予報,しかし首都圏は…… なんと雨,せっかく600kmも移動してやってきたのだから,「頼む,天気予報よ外れてくれ」と祈るようにして就寝した. 
 


2.パレードの朝

 翌朝目を覚まして外を見ると,予報的中!雨だった(泣).普段晴れ男を自負している自分が参加する行事が雨なんて,と信じられない気分でホテルを出て集合場所の京急線新馬場駅へ(こりゃ,相当つわものの雨男 or 雨女がいるに違いない).ここでフミヲさんたちと合流して着替えの会場へと向かう.どこをどう歩いたか全くわからなかったが,無事にたどり着いた.入り口で名前と役柄を言って中に入る.午前8時から着付け開始と聞き,ほぼ定刻に着いたのだが,すでに来ていた人たちもいた.
 着付けの部屋は民家の広間という感じで,お世辞にも広いとは言えない.時間と共に入りきれない人々で外は長蛇の列(だったらしい).会場ではひのパレでもお世話になった風雅さんや,神楽教授,野島姓さんなども来ていて旧交を温めた.

近江彦根藩第13代藩主,大老井伊直弼の完成です(オオ!)
 
 私は早い段階で会場入りしたためか,着替えからメイクまで比較的スムーズに進んだ(特にこういうイベントでは,メイクが必ず律速段階になる).かつらを着けるのは2006年のひのパレで井上源三郎役をやって以来,月代は初めての経験である.橘紋(井伊家の紋)の裃を着けて,井伊直弼の誕生と相成ったが,会場には鏡がなく自分がどうなっているのか全くわからないのが気になった.しかし,狭い会場ゆえ「用が済んだやつはさっさと外に出るように」という雰囲気があり,私は外に出た.時刻はまだ午前9時ごろ,これからパレード開始の12時まで時間をつぶさねばならない.気のせいか雨脚がさっきより強くなっている.晴れていればその辺を散策するなどいくらでも時間をつぶせるのだが,この天気ではどうにもならない.仕方がないので茶店でコーヒーをすすったり,異様に早い昼食の弁当を食べたり(まだ10時半,今年のひのパレを思い出す)してなんとか時間をつぶした.    
 

茶店で寛ぐ井伊直弼

全身像です.すでにびし
ょ濡れです(泣).

こちらは後姿.背中の
紋は実はシールです.
 


3.雨のパレード

 さてその後も雨は強くなったり弱くなったりを繰り返して一向にやむ気配はない.本当にパレードができるのかと凄く不安になってくるが,周囲の係員は一向に気にしていない様子である(まるで雨で中止という概念などないかのように).そうこうしているうちに,「パレードを始めるから所定の位置に着け」というアナウンスが,どうやら雨天決行らしい.我々は着付け場所のある新馬場駅付近から隣の北品川駅方面に歩き始めた(新馬場はパレード全コースのほぼ中間に位置する).降りしきる雨で足袋がびしょ濡れで,足が重いことこの上ない.足取り重く黙々と歩いていく一団はどう見てもお祭りらしくない.武者姿の中にお公家さんの姿もチラホラ見られる光景は,八・一八の政変に敗れた長州と七卿落ちみたいだ.なんとなくそんなことを考えているうちにどうやら行列は所定の位置に着いたらしい.
 すぐに始まるのかと思っていたら,今度は偉い人の挨拶や我々扮装パレードの前方に展開していた(らしい)交通安全パレードの品川警察署一日署長を務める”アイドリング!!!”というアイドル団体(?)の紹介などが行われていた(後で聞いた話では彼女らの周辺は大勢のファンで凄いことになっていたらしい).雨の中を歩くのも辛いが,雨の中を黙って立っているのはもっと辛い.「早く始まってくれ〜」と祈る一同であった.

写真の彼女らが”アイドリング”らしいです.

雨の中を足取りも重くなります(まさに七卿落ち).

やっぱり桃太郎は人気があります.
 
 そんな思いが通じたのか,ようやくパレードが動き出す.相変わらず雨脚は強いが,少なくとも幕末の大老”井伊直弼”に扮する身としては,しょんぼりと疲れたように歩くわけには行かないと,胸を張って偉そうに歩いていた.沿道には雨天にもかかわらず多くの見物客が来ていた.観客の中には当HPにいらしたこともある,武州レディース局長の”ラブさん”や今年のひのパレで五番隊隊士だった”そうさん”の姿も見られた.私の周囲には二宮尊徳や桃太郎などがいて,観客にウケていた.チョットだけ気分が盛り上がってくる.
 雨が降りしきる中を歩き続け,ようやく終着地点の品川寺に到着する.ここでは飲み物が用意されているとのことで,上がりこんでペットボトルのお茶類をいただいた. 
 

綺麗どころと小坊主たちの一団です.

これは…,宣教師と赤影(これも江戸時代?)

なんか国際色豊かな感じがします.
 
 


4.大撮影大会のハズが…

 品川寺で疲れた体を休めていると,実行委員会の方のお話しが,本来ならパレード後も夕方5時まで扮装のままで宿場を盛り上げて欲しいのだが,このような天候のためさっさと着替えても構わないということだった.しか〜し,お楽しみはこれからと張り切っている私はまだ着替える気など毛頭ない.というわけで街に繰り出したのだが…,相変わらず雨降りでやっぱりテンションが上がらない.結局他の人たちと記念写真を撮ったりしながら過ごしたのでした(晴れていれば宿場を縦横無尽に走って,そこらの尊攘派浪士をなぎ倒すものを… 泣).

今回私がこのお祭りに参加するきっかけを作っていただいたフミヲ龍馬さん.
 
 かくして私にとって初参加だった「しながわ宿場まつり」,残念な天気でしたが,考えてみれば今年こんな経験をすれば来年以降怖いものなどないわけで,大いに楽しみになってくる次第でした.   

長州藩士山田顕義(吉田松陰の弟子)と大老井伊直弼のありえない組み合わせ.

神楽教授と4ヶ月ぶりの再会(「居眠り磐音 江戸双紙」の主人公,坂崎磐音です).

ひのパレでもご一緒させていただいた方々と(斎藤一,近藤勇,武田観柳斎です 笑)
 


おまけ 大河ドラマ「花の生涯(異聞)」

別に私もただ記念写真ばかり撮っていたわけじゃありません 笑

 じゃじゃーん,大河ドラマ「花の生涯」(異聞)!!
 @ 大老に就任した井伊直弼は悩んでいた.
 A まずは敵を知ることから始まる.彼はパスタに挑戦した.
 B こんな旨いものがあったのかと,目からウロコの大老であった.
 C 西洋料理が気に入った大老は開国を決意
 D かくして日米修好通商条約が締結された.
   E すっかり西洋にかぶれた井伊直弼に尊攘派の兇刃が迫る.危うし大老! 

かくして,万延元年3月3日 桜田門外の変勃発!
    〜 coming soon 〜

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