箕面滝は大阪府にある唯一の100選に選ばれた滝である.場所は大阪府の北部の箕面市,摂北山系の石堂ヶ岡を源流とする淀川水系の箕面川にかかっており,幅5メートル,高さ33メートルの規模を誇っている.滝の上流には箕面川ダムがあって水量調整を行っているので,極端な豪雨にでもならない限り滝の水量は比較的一定である(2014年8月にこの地域を襲った集中豪雨では箕面川の水量が著増し,一時滝訪問が不可能になったとのこと).箕面滝という名称は,滝が木々の間を落ちる姿が農具の箕に似ているからといわれている.
現在箕面滝を中心としたエリアは箕面公園として整備されており,滝のほかに箕面公園昆虫館などの文化施設もある.またここは秋の紅葉は素晴らしいとのことで,その時期には大勢の行楽客でにぎわうとのことである.
滝へは阪急箕面駅から徒歩45分ほどであるが,歩き始めて間もなくするとどんどん自然色が強くなり,滝周囲はここが大阪の中心部からさほど離れていないとは信じがたいような環境である(途中の一ノ橋付近はタイムスリップしたかのような風情).私の訪問したのは紅葉シーズンではなかったものの,6月の快晴の休日だったため滝に向かう遊歩道および滝周囲は大勢の人でにぎわっており,大阪の人が手軽に自然に触れられるスポットして人気があるのだと改めて感じた.
(訪問日 2014年6月8日) |
多くの行楽客でにぎわう箕面滝 |
水遊びをする人々 |
古風な遊歩道 |
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